息切れや動悸がするとき疑うべき病気と対処法

息切れや動悸がするとき疑うべき病気と対処法6つ

運動不足の方が急にジョギングをして息が切れる、人前でのスピーチで緊張のあまりに動悸がする、、、などというのは珍しいことではなく、誰にでも経験がありますよね。

これらについては特に心配する必要はないのですが、何もしていないのに呼吸が苦しかったり、胸がドキドキするのを感じる場合は、何かしらの病気が隠れているのかもしれません。

そこで今回は、安静にしているのに息切れや動悸がするとき疑うべき病気と対処法をご紹介します。


息切れや動悸がするとき疑うべき病気と対処法


1 動悸がするのは鉄分不足?鉄欠乏性貧血とその対処法


息切れや動悸がする主な原因の一つが、鉄欠乏性貧血です。

では、なぜ鉄欠乏性貧血によって、息切れや動悸がするといった症状が現れるのでしょうか?

そもそも女性は、月経や妊娠出産で血液が不足しがちな上、ダイエットや偏食で鉄分が摂取できないと、酸素を運ぶ働きのあるヘモグロビンを十分に作ることができなくなります。

このヘモグロビンが不足することによって、全身に酸素が行き渡らず、脳が酸欠状態になるとめまいや立ちくらみが起きたり、息切れや動悸がする、脱力感が現れるなどの症状が現れるのです。

一般的に貧血の方は、顔色が悪く肌に艶もない、髪がパサパサで抜け毛が多い、爪が白っぽかったり割れやすかったりするため、自分が貧血かどうかの判断材料になりますよね。

そこで、女性に多い鉄欠乏性貧血の対処法をご紹介します。

食生活の見直しで改善!鉄欠乏性貧血対策

鉄分を含む食材を摂取する

その中でも、ヘム鉄と呼ばれる成分を含む食材(レバー、赤身肉、マグロなど)がオススメです。
一方、ほうれん草、小松菜、ひじきなどに含まれる非ヘム鉄は吸収率が低いため、ビタミンCやタンパク質を一緒に摂り、吸収率を高めるのが効果的です。
また、緑茶や紅茶に含まれるダイエットに効果的なタンニンは、非ヘム鉄の吸収を妨げるため注意が必要です。

鉄製の調理器具を使う

鉄製の調理器具を使用することで、器具自体から鉄分が出るため、自然と摂取することができます。
鉄製フライパンや急須から取り入れてみましょう。

息切れや動悸がすることでお悩みの方は日頃から鉄分をはじめ、バランスの良い食事を心がけるのが大切です。

女性は特に鉄欠乏症になりやすいので、息切れや動悸がすると感じたら、まずは食生活を見直しましょう。


2 動悸がするのは女性ホルモン不足?更年期障害とその対処法


閉経前に心身の不調をもたらす更年期障害は、女性なら避けては通れない道ですよね。

動悸や息切れの原因は、女性ホルモンの減少で起こる、更年期障害かもしれません。

ではなぜ、更年期障害が起こると動悸がするのでしょうか?

そもそも更年期障害は、40歳頃から女性ホルモンの分泌が低下しはじめ、50歳前後で急降下することが原因ですが、その女性ホルモンの減少により、心拍や呼吸など全身をコントロールする自律神経が乱れます。

すると、更年期障害の典型的な例であるホットフラッシュ、イライラや鬱状態、息切れ、動悸がするなどの様々な不定愁訴が現れ、これらが原因でストレスを感じやすくなり、症状が悪化する場合もしばしば。

もし安静にしているのに息切れや動悸がするなら更年期を疑うべき!そこで、女性ホルモンの減少を穏やかにする対処法をご紹介します。

不定愁訴を軽減!更年期障害の3つの対策

女性ホルモンの材料となる栄養を摂る

コレステロール、大豆イソフラボン、ビタミンE、タンパク質などは女性ホルモンの素となる栄養素です。
一定の年齢になるとコレステロールの摂りすぎを気にしたり、健康のためにと肉や卵を極端に避ける方がいますが、コレステロールが必ずしも悪いわけではありませんので、適度に摂取しましょう。

無理のない範囲で身体を動かす

息切れ、動悸がするからと何もしないのはNG!症状がない時は、無理のない範囲で身体を動かしましょう。身体に負担をかけない有酸素運動(ヨガやウォーキング)などがおススメです。
有酸素運動を習慣的に行うことで、自律神経のバランスが整い、寝つきも良くなります。

過剰に気にしない

更年期障害の症状や程度は人によって様々ですが、女性なら何かしらの不快症状はあります。
決して自分だけではない、一生続くわけではないと割り切って、前向きに毎日を過ごすことが大切です。

セルフケアとして上記の3点を徹底し、女性ホルモンを急激に減らさないような生活習慣を心がけ、どうしても辛い場合は、婦人科に相談しましょう。


3 動悸がするのは血糖値の影響?低血糖症とその対処法


動悸がする原因が、血糖値の低下による低血糖症の場合も存在します。

主に食事で変動する血糖値については、正常な変動幅を上回った高血糖の状態は糖尿病のリスクになるなど、よくないという認識を持っている人は多いと思います。

その一方で、逆に正常域を下回った低血糖症については、あまり知られていないのではないでしょうか?

何らかの原因で血糖値が急激に下がる低血糖症は、異常な空腹感、発汗、震え、不安感、動悸がするといった自律神経系の症状が現れるのです。

そこで、低血糖症の予防、改善するための対処法をご紹介します。

食事が薬となる?低血糖症の3つの対策

一度の食事で食べ過ぎない

食べ過ぎは、血糖値を急上昇させてしまい、その後血糖値が反動で大きく下降することで低血糖症の原因にもなります。
よく噛んで食べて、腹八分目で切り上げるようにしましょう。

食間を長くしすぎない

食間を長く開けすぎる事で、血糖値の低下を招きます。
食事量を減らしてその分回数を増やすか、食間にナッツ類やヨーグルト、煮干しなど、糖質が少ないものを軽く口にするようにしましょう。

食べる順番に気をつける

血糖値の急激な変化を避ける為には、野菜や海藻類など食物繊維を含むものから食べ始め、肉や魚の主菜、最後にご飯など炭水化物を摂ることが絶対的ルールです。
また精製された白い食品より、茶色の未精製食品を食べるようにしましょう。

低血糖症を治す薬はありませんので、日常の食生活が何よりも重要になってきます。

また低血糖症や、それによる動悸に心当たりのある人は、動悸がしたらまず飴やチョコなど甘い物を口にしてみて、もしも症状が改善されるようなら、低血糖症の疑いがあるかもしれません。


4 動悸がするのはストレス?不整脈とその対処法


不整脈はその名の通り、脈を打つ回数やリズムが乱れた状態のことを言いますが、では不整脈が原因で動悸がするのはとなぜなのでしょうか?

実際に不整脈があると、心臓に何かしらの問題があるのでは?と不安になるものです。

もちろん不整脈には重大な疾患が隠れている場合もありますが、加齢によるものや、過労、睡眠不足、ストレスで神経が高ぶっていることが原因であるケースも多いのが事実です。

人はストレスを感じると、自律神経の交感神経が優位になり、それが度を超えると心臓が激しくバクバク、、、頻脈で動悸がするのですが、ストレスの対象がなくなると、何事もなかったかのように元に戻ります。

ストレスによる不整脈の4つの対策

・首や肩、腕を回して強張った筋肉をほぐす
・ストレッチをする
・睡眠をしっかり
・水を飲んで深呼吸をする

ストレスで動悸がする場合は、まずは慌てず落ち着くことが大切です。

心因性不整脈による動悸なら、特に心配する必要はなく、もし起こったとしても、気持ちを落ち着かせることで、症状がすぐに改善されるでしょう。

何度も過度なストレスで動悸がする場合は、医療機関を受診すると動悸を抑える薬を出してもらえることがありますので、不安な方は一度受診してみて下さい。

ただし、不整脈で動悸がする他に、めまい、冷や汗、吐き気などの症状が同時に現れた場合はストレス以外の可能性がありますので、早急に医療機関を受診しましょう。



5 動悸がするのは自律神経の乱れが原因?自律神経失調症とその症状


自律神経失調症は、自律神経のバランスが崩れてしまい様々な症状が現れる病気です。

その症状の中に、動悸がする、めまい、立ちくらみ、息苦しいなど人によって症状はいくつかあります。

原因が特定されないため、特に体の悪いところは見当たらないのが自律神経失調症です。

動悸がするのに何も悪いところが無かった場合は、自律神経失調症の疑いがありますので、その場合は神経科か心療内科に行くのがおすすめです。

自律神経失調症の原因は、複雑で様々な要因で起こると言われていますので、生活習慣の見直し、睡眠をしっかりとる、ストレスを溜めないようにするのが一番です。


6 動悸がするのは心機能の低下が原因?心不全とその症状


動悸がする原因の一つに、心不全という事も考えられます。

心不全は、心臓が血液を送り出す機能が低下して、血液の流れが滞った状態のことで、実は病気の名前ではありません。

また、心不全というと中高年の方がなるイメージが強いですが、生活習慣や食生活によっては若い年代の方にでも発症の可能性はありますので他人事ではありません!

心不全の症状として血液が滞ると(うっ滞)、息切れや動悸がする他に、呼吸困難やむくみ、また、強い疲労感や脱力感、唇や手足が紫になる、、、といった症状が見られます。

そういった場合は早急に医師の診察を受けて治療を受けましょう。

呼吸困難が起こると、横になった方がいいのかな?と思われがちですが、上半身を起こして安静にする方が、楽になりますので覚えておきましょう。

心臓への負担を減らすために、日頃から肥満や高血圧には注意が必要です!


7 その場で実践!息切れや動悸がするときの対処法


原因が分からずに息切れや動悸がすると、びっくりして動揺しますが、症状をより悪化させない為には、適切な対処をとることが大切です。

そこで、覚えておいたら絶対に役に立つ息切れ&動悸の対処法をご紹介します。

焦らず実践!息切れ&動悸がするときの3つの対処法

落ち着いて深呼吸する

焦って息をたくさん吸おうとすると逆効果。ゆっくりと息を吐き出してから、ゆっくりと息を吸い込む、、、を繰り返しましょう。
吐く:吸う=2:1が目安です。

体を安静にしてリラックスする

衣服を緩めたり、横になって楽と感じる姿勢を取りましょう(呼吸困難の際は、上半身を起こすこと!)。

嗜好品、刺激物を止める

コーヒーなどのカフェインや、アルコール、タバコは動悸の原因にもなりますので、直ちに止めて、日頃からほどほどを心がけましょう。

焦りは禁物!動悸がしてもすぐに落ち着くと信じて、冷静な対処をしてくださいね。


ご紹介したもの以外で、女性に多い甲状腺疾患である甲状腺機能亢進症(バセドウ病)も、動悸がする病気の一つです。

甲状腺に問題があるかどうかは、甲状腺専門の医療機関で血液検査を受けることで分かります。

息切れや動悸は、とてもありふれた症状で心配する必要がない場合が多いのですが、もしも頻繁に起こるようでしたら、一度、医療機関を受診するのが確実です。

1分程度、手首の脈に触れてみて、安静時とそうでないときの脈の状態を確認し、また動悸がするときの状況や他の気になる点をメモにしておくと、医師に正しい症状を伝えやすくなりますよ。

まとめ

息切れや動悸がするとき疑うべき病気と対処法

1 動悸がするのは鉄分不足?鉄欠乏性貧血とその対処法
2 動悸がするのは女性ホルモン不足?更年期障害とその対処法
3 動悸がするのは血糖値の影響?低血糖症とその対処法
4 動悸がするのはストレス?不整脈とその対処法
5 動悸がするのは自律神経の乱れが原因?自律神経失調症とその症状
6 動悸がするのは心機能の低下が原因?心不全とその症状
7 その場で実践!息切れや動悸がするときの対処法


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