胃もたれを起こしてしまう原因と解消法5選

胃もたれを起こしてしまう原因と解消法5選

胃もたれは主に、胃の中に入れた食べ物がうまく消化されず体内に残ってしまうことで引き起こされますが、日々のストレスや加齢、運動不足などでも症状が出てきます。

胃もたれになると、胃が重くなったりむかむかしたりしてかなりの不快感を伴う上に、吐き気も出てくることがあります。

この症状を解消させるためには胃もたれが起こっている原因を把握して、早めに治すことが大切になりますが、慢性的に胃がもたれていると病気にかかっている可能性もあるので注意が必要です。

そこで今回は、胃もたれを起こしてしまう原因と、一刻も早く早めに治すための具体的な解消法をご紹介します!


胃もたれを起こしてしまう原因と解消法5選


1 胃もたれを起こす原因とは?


胃もたれによる不快感の多くは食事内容にありますが、これだけが原因ではないので、しっかり把握することが大切です。

胃もたれの3つの原因

食事内容

脂っこい食事やたくさんの食べ物を早食いをしていると、その度に胃に負担がかかって消化機能が低下します。
そのため、普段から暴飲暴食を繰り返している人は、胃もたれになりやすいので注意しましょう。

ストレス

胃の働きは自律神経によって管理されていますが、そこにストレスがかかるとバランスが崩れて機能の低下を招いてしまいます。
また、ストレスだけでなく疲労も胃に負担をかけるので、体を休ませることが重要になります。

胃の機能の低下

年を取ると体の各機能が低下しますが、もちろん胃も例外ではありません。
更に、運動不足でも胃もたれを引き起こすので、若くても体を動かして改善してくださいね。

以上の3つが胃もたれの主な原因で、加齢以外は見直すことが可能なので、できるところから直しましょう。

そして、年を取っていても運動や食事内容などを変えると、大幅な機能低下は防ぐことができるので、解消法を試してみてください!


2 食事による胃もたれを改善する方法


食事によって引き起こされる胃もたれは、食べるものと食べ方を変えることで解消することができます。

胃もたれ解消のための方法

消化に良い食事

胃もたれになっている状態のときは、ほとんど何も食べたくないという気持ちになりますが、本当に何も食べないでいると健康に影響してしまいます。
そのため、胃に負担をかけない豆腐や消化をサポートする山芋など、消化に良いものを食べることで健康を維持しましょう。
このとき、油を使うものや食物繊維がたくさん含まれているものを食べてしまうと、悪化する恐れがあるので気をつけてください。

大量に食べ過ぎない

いくら消化に良いものを食べても、暴飲暴食は大きく負担をかけてしまいます。
更に、暴飲暴食という行為は胃もたれの原因でもあるので、普段から大量に食べている方は量を抑えるようにしましょう。

脂っこいものは避ける

肉類に含まれる脂質は、消化を終えるまでの時間が長いのでその分胃に負担をかけます。
胃もたれで苦しんでいる状態のときに食べると、症状を悪化させてしまうので脂っこいものは食べないことが大切です。

ゆっくり食べる

早食いという行為はあまり噛まずに飲み込んでしまうので、消化に時間がかかって胃の負担になります。
消化に良いものを食べても、早食いをしてしまうと更に胃の機能を低下させるので、ゆっくり噛みましょう。

就寝前は何も食べない

症状が落ち着いたからと言って、就寝前に食べてしまっては翌朝にまた胃もたれになってしまいます。
寝ている間は胃の機能が働いていないので、消化されずに残っている状態です。
せっかく治ってもこれでは意味がないので、就寝前は寝ることだけに集中して何も食べないようにしましょう。

食べ物によって胃もたれが起きた場合、食事内容を見直すことで改善につながるので、心当たりがある行為をしていたら行わないことで解消できます。

食べ物が原因で症状が現れたら、この5つの解消法を意識してこれ以上悪化せないようにしてくださいね!


3 ストレスや疲労が原因の場合はリラックスをする


食事内容が普通であっても、ストレスや疲労が溜まっていると自律神経が乱れて胃もたれを起こしやすくなります。

これを治すためには、体をリラックスさせて心を落ち着かせることで改善できます。

体や心の疲れを取る2つのリラックス方法

お風呂にゆっくり浸かる

リラックスをする方法の中でハッキリと効果を感じられるものといえば、ぬるめのお風呂に入ることです。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かると、胃の機能を調節する副交感神経が働くので、胃もたれを解消させることができます。

しっかり睡眠を取る

体と心を休ませるためには、しっかり睡眠を取ることがとても重要になります。
睡眠不足は胃もたれの症状を悪化させるだけでなく、ストレスも大きく溜まってしまいます。
そのため、普段から夜更かしをしているという人は、一刻も早く寝て規則正しい生活を送りましょう。

気をつける点として、熱いお風呂に入らないことです。

お湯の温度が熱すぎると、かえって体が興奮してしまうのでリラックスできないため、胃もたれを治すためにも、温度はぬるくしてゆっくり浸かりましょう。

そして寝るときには、右側を下にして横になると、胃の負担を軽減できて胃もたれが解消されるので、ぜひ試してみてください。


4 胃の機能を維持するためには健康を意識する


運動不足は、どんな年齢の人でも体を不健康にして胃に負担をかけます。

そして、加齢に運動不足がプラスされると、胃の機能が著しく低下して消化不良になってしまいます。

胃の機能を維持するためには、軽い運動を始めることが大切になります。

そして、胃もたれを解消するための運動は注意点があります。

胃もたれを改善するための運動の注意点

食後すぐに動かない

胃もたれになっている状態での運動は、負担をかけてしまい症状が悪化します。
そのため、最低でも食後30分は休んでから、ウォーキングやストレッチなどの運動を行いましょう。

運動時の水分補給

運動をすると冷たい飲み物が飲みたくなりますが、キンキンに冷えたものは胃を冷やしてしまいます。
胃もたれになっている状態はただでさえ機能が低下しているのに、冷えているものを飲んでしまうと更に負担をかけて悪化させてしまいます。

激しい運動は厳禁

胃もたれになっているときに激しい運動をすると、体の疲労感が増すだけでなく症状を更に悪化させてしまいます。
胃もたれの解消は、機能の回復が重要なカギになるので、負担がかかるような動きは禁物です。

体が不健康な状態だと、胃もたれの回復が遅くなるので、運動不足だと感じている方は軽く体を動かすことが解消の近道です。

また、運動を続けると年を取っても胃の機能を維持できるので、ぜひこの解消法を実践してみてください。


5 慢性的に続いていたら機能性ディスペプシアという病気の可能性がある


胃もたれが治らなくてずっと続いている方はいますか?

一時的にでも解消されずに、慢性的に続いている場合機能性ディスペプシアという病気にかかっている可能性があります。

この病気の特徴は、検査をしても胃に異常が見られないことです。

胃もたれや吐き気、お腹の膨満感を感じていたら機能性ディスペプシアを疑ってください。

原因はハッキリとわかっていませんがストレスや不規則な生活、胃酸に刺激されることで起きると考えられています。

そのため、病院へ行ってこの病気だと診断されたら、薬を服用しつつ生活習慣を改善することが、この胃もたれの解消法になります。


さて、『胃もたれを起こしてしまう原因と解消法5選』はいかがでしたか?

胃もたれになる主な原因は、脂っこいものや暴飲暴食などですが、日々のストレスや運動不足などでも引き起こされます。

また、加齢も胃もたれの原因になるので、改善するためには生活習慣を見直すことが重要になります。

そして、胃もたれを防ぐためにも睡眠不足やストレスの溜めこみはしないようにし、適度に発散して健康的な体作りを目指しましょう。

もし、胃もたれが全く治らず慢性的に続いている場合、機能性ディスペプシアという病気になっている可能性があるので、無理せず病院へ行くことが大事です。

この病気も不規則な生活習慣が原因であると考えられているので、ここで紹介した解消法を実践して胃もたれを改善してくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

胃もたれを起こしてしまう原因と解消法5選

1 胃もたれを起こす原因とは?
2 食事による胃もたれを改善する方法
3 ストレスや疲労が原因の場合はリラックスをする
4 胃の機能を維持するためには健康を意識する
5 慢性的に続いていたら機能性ディスペプシアという病気の可能性がある


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