舌のできものって、小さい割に思った以上に痛くてつらいですよね。
舌にできものがあるだけで上手く食事や話をすることもできませんし、唾を飲み込んだだけでも痛いと気分もが落ち込んでしまいます。
実は舌は内臓の鏡とも呼ばれ、舌が炎症を起こすのは、体からの何らかのサインであることが多いのです。
そうなると、舌のできものも正体と原因を突き止めて治すことが重要です!
そこで今回は、気になる舌のできものの原因と治す方法をご紹介します。
舌にできものが!気になる原因と一刻も早く治す5つの方法
1 舌のできものの代表格!アフタ性口内炎の対処法
舌のできものと言えば、口内炎がまず筆頭に挙げられますよね。
口内炎には、ウイルス性や細菌が原因できるものもありますが、舌にできる口内炎は、白い腫瘍のようなできものが特徴のアフタ性口内炎です。
舌に違和感を感じて、染みるように痛い場合は、アフタ性口内炎を疑いましょう。
アフタ性口内炎は、舌以外にも口内の歯茎や頬の内側などにも発症します。
アフタ性口内炎は前触れなく突然できるようですが、実は免疫力の低下の原因が積み重なって発症するのです。
アフタ性口内炎は他にも、口の中を誤って噛んでしまうことでも発症することがあります。
ストレスはできるだけ溜めないように発散すること、胃や肝臓の疲れや栄養の偏りは、規則正しい食生活やサプリメントの活用などで改善していくことができます。
舌のできものができてから対処するのではなく、できものができない習慣を整えることが重要です。
2 外部刺激により舌にできものができている場合の対処法
歯の噛み合わせが悪いために舌を噛んでしまう、入れ歯や差し歯が刺激となって舌に傷ができることがあります。
するとアフタ性口内炎の特徴の白い腫瘍とは反対の、赤い腫れものが舌にできます。
これをカタル性口内炎といいます。
カタル性口内炎は、歯の噛み合わせの改善が解決方法なので、かかりつけの歯科医院や口腔外科で一度診察を受けるようにしましょう。
3 カビ菌が原因で発症する舌のできるものの対処法
「舌にカビができる?」と思われる方もいるかもしれませんが、口腔カンジダ症は身近で起こりうる病気なのです。
舌にできる口腔カンジダ症は、舌の粘膜に白っぽいコケ状のものや、赤い腫瘍のようなものができ、アフタ性口内炎とは違うピリピリした痛みが特徴です。
口腔カンジダ症は加齢で唾液量が減少して、口の中が渇くドライマウスの方に発症が多いのが特徴で、免疫力が低下すると発症頻度が上がります。
アフタ性口内炎とは、見た目でも痛みでも違うことがわかりますので、舌の違和感を感じたらすぐに歯科医院で診断をしてもらいましょう。
4 口内の不衛生が原因で舌にできものができる場合の対処法
口内を不衛生にしていることが原因で、舌のできものができることがあります。
白いコケのようなものが舌の上にできる口腔扁平苔癬は、舌に触れると少し痛みがあること、そして周囲が少し赤みがかっているのが特徴です。
口腔扁平苔癬が発症するのは、歯磨きをあまりしない方、喫煙する方などの口内環境が良くない方です。
ゴシゴシ歯ブラシを強く動かす歯磨きは、口内の歯茎や粘膜を傷つけるだけでなく、歯の表面を少しずつ削っているようなものなので、心当たりのある方は改めるようにしましょう。
さて、『舌にできものが!気になる原因と一刻も早く治す5つの方法』はいかがでしたか?
舌のできものは、口内炎から口腔カンジダ症、口腔扁平苔癬など、さまざまな病気が原因で起こるものです。
『舌のできるもの=口内炎』という単純な考えでは、後で大変なことになることもあるので、今回紹介した内容を参考に適切な対処をするようにしましょう。
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