飲み過ぎで下痢になるメカニズムと症状を抑える6つの対策

飲み過ぎで下痢になるメカニズムと症状を抑える6つの対策

飲み過ぎによる下痢は誰にでも起きる症状で、なるべく早くスッキリさせたいですよね。

特にお酒を飲んで下痢になるという方は、アルコールが腸を刺激していることが原因なので、飲み過ぎには注意が必要です。

というのも、アルコールには下痢を慢性化させる作用もあるので 、症状を抑えるための対策をすることが大切になります。

また、普段お酒を飲まないという方も、水分を摂りすぎると下痢の症状が現れます。

このとき、間違った対策法をしてしまうと悪化させてしまうので、下痢になったときの対処法をよく確認する必要があります。

そこで今回は、下痢になるメカニズムと症状を抑えるための対策をご紹介します!


飲み過ぎで下痢になるメカニズムと症状を抑える6つの対策


1 飲み過ぎが原因の下痢のメカニズム


飲み過ぎが原因で起こる下痢は、水分かアルコールの飲み過ぎかによって若干異なります。

水分とアルコールの飲み過ぎによって起きる下痢のメカニズム

水分を摂り過ぎた場合

通常の便は排出される前に、腸である程度水分を吸収します。
しかし、水分を大量に摂り過ぎた場合、吸収される前に腸を通り過ぎてしまいます。
水分が吸収されないまま肛門にまで行くと下痢になるので、一度に大量の水分は控えることが大切です。

アルコールを飲み過ぎた場合

アルコールは水分の吸収を妨げ、更に腸を刺激してしまうので、下痢になる確率が非常に高いです。
そして、アルコールの摂取によって酔いが回るとつい何杯でも飲んでしまい、普段以上の量の水分を体内に入れることになります。
こうなると、体内の水分量が大幅に上がり、便が柔らかくなって下痢になってしまうので気をつけましょう。

水分の摂り過ぎによる下痢は排出させることで治りますが、アルコールが原因の場合慢性的に続いてしまう可能性があります。

この場合、アルコールを控えることで症状を抑えることができますが、それでも治らなかったら病院に行くことが大切なので、長期間下痢が続いていたら診察を受けてくださいね。


2 水分の過剰摂取による下痢の対処法


水分による下痢は、体を冷やさないことが大切です。

カイロや毛布などでお腹を重点的に温めて、体全体も温かくすると下痢の症状を緩和されます。

そして、どうしても水分を摂りたいときはキンキンに冷えた飲み物は避けましょう。

最低でも室温と同じぐらいの温度にしないと、お腹を冷やしてしまって症状が悪化します。

下痢の症状が軽かった場合は、ある程度普通の生活を送れますが、完全に治るまではジュースやアルコールを含むものは飲まないようにすると早めに治すことができます。

また、カフェインも腸に刺激を与えてしまうので、水分を摂りたいときはできるだけお湯を飲んで、これ以上負担をかけないようにしましょう。

下痢になったときは、悪化させないための対策をすると数日後には治るので、腸に負担をかけないような生活を心がけてくださいね。


3 アルコールを飲み過ぎた場合は水分補給


アルコールを飲み過ぎたときは、翌日に下痢の症状が現れることが多いです。

これは体内に残ったアルコールが原因で引き起こされているので、早めに分解させることが重要になります。

そのために一番大切なのは水分補給で、体内に水分がないとアルコールの分解が遅くなる上に、脱水症状まで起きます。

水分補給をするときは、吸収速度がかなり早いスポーツドリンクがおすすめで、下痢の症状を悪化させないためにも常温で飲みましょう。

そして、症状を抑えるためには一気に飲むのではなく、時間をおいてこまめに飲むことが改善のコツです。

アルコールには利尿作用もあるので、体内の水分が枯渇しがちになります。

脱水症状を予防するという意味でも水分補給は大切なので、アルコールが原因の下痢になったときは少しずつ摂るようにしてくださいね!


4 消化に良い食べ物を食べる


下痢に悩んでいるときでも食事をすることは大切で、消化に良いものを食べると下痢の症状を緩和させることができます。

そして、食事をするときは食物繊維がたくさん含まれているものは、便が緩くなってしまうのでできるだけ控えましょう。

消化に良い食べ物5つ

  • おかゆ
  • 豆腐
  • かぼちゃ
  • にんじん
  • じゃがいも

この5の中でもおかゆがベストですが、野菜も柔らかくなるまで煮込めば効果が期待できます。

ただし、食べ過ぎは肥満の原因なので、症状が軽くなったからと言ってたくさん食べるのは避けましょう。

そして、食事を取るときは消化に悪いものも知ることも大切になります。

消化に悪い食べ物

  • こんにゃく
  • きのこ
  • たこ
  • ごぼう
  • さつまいも

これらの食べ物は、消化が遅いので腸を守るためにも避けましょう。

アルコールによってダメージを負った腸の機能が回復すると、下痢の緩和につながるので消化に悪いものは食べないようにしましょう。


5 腸のぜんどう運動を活性化させる


ぜんどう運動は便を排出させるための腸の動きで、これが活性化されると飲み過ぎによる下痢が改善します。

この運動を制御しているのが自律神経で、これが乱れると腸の働きが悪くなるので、下痢の改善にはこれを整えることが重要になります。

自律神経が乱れる3つの主な原因

  • ストレス
  • 極度の緊張状態
  • 不規則な生活

一つでも心当たりがある場合、自律神経が乱れている可能性が非常に高いので、規則正しい生活をしてリラックスする必要があります。

ぜんどう運動の活性化はお腹のマッサージでも効果があるので、動くことが難しいときは軽くマッサージをして症状を和らげましょう。

そして、体をリラックスさせることが一番重要なので、症状を抑えるためにも力みすぎないように意識してみてください。


6 近くにトイレがない場合の対処法


飲み過ぎによる下痢の症状が現れたとき、近くにトイレがない場合があります。

そんなときは、一時的にでも症状を抑えることが大切です。

トイレが近くにない場合の一時的な対処法

お腹を半時計周りにさする

下痢を排出させようと腸が動いているときは、この動きを抑える必要があり、それを可能とするのがお腹を半時計周りにゆっくりさすることです。

お腹を圧迫させているものを外す

下痢になったとき、同時に腹痛もあることがほとんどで、これを和らげるためにはお腹を圧迫させているものを外しましょう。
特に、ベルトや締め付けが強い服を着ているときは、緩めると症状が緩和されることがあるので試してみてください。

意識を反らす

下痢によるお腹の痛みに集中しすぎていると、かえってつらくなってしまいます。
気を紛らわすためにも外の景色を見たり、体をつねって別の場所に痛みを発生させたりすることをおすすめします。

横になれる場所があったら楽な姿勢を取る

もし、横になれる場所があったら自分が楽な体勢にしましょう。
そして、体を冷やさないように温めれば症状が和らぐので、トイレに行ける状態になるまで休むことが大切です。

以上の4つは、下痢の症状を一時的にではありますが、抑えることができるのでトイレに行けない状況のときに試してみてください。

もちろん、完全に治すためには体から排出させなければならないので、トイレを見つけたらすぐに駆け込んでくださいね!


飲み過ぎによる下痢は、便に含まれる水分が全く吸収されないまま肛門に到達することで発生します。

下痢になったときは、まずは体を冷やさないことが重要になるので、冷たいものを食べないで温かくて消化に良いものを食べるようにしましょう。

そして、アルコールの飲み過ぎによる下痢は水分の過剰摂取の他に、アルコールの刺激でも引き起こされます。

この場合、アルコールの分解を促すことが症状の緩和につながるので、こまめな水分補給が重要になります。

また、どうしても治らなかったり症状が悪化したりした場合は、病院に行くことも大切なので無理をしないようにしましょう 。

トイレが近くにない場合は、一時的にでも症状を抑えることが大切になるので、飲み過ぎたときはここで紹介した対策をぜひ行ってみてくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

飲み過ぎで下痢になるメカニズムと症状を抑える6つの対策

1 飲み過ぎが原因の下痢のメカニズム
2 水分の過剰摂取による下痢の対処法
3 アルコールを飲み過ぎた場合は水分補給
4 消化に良い食べ物を食べる
5 腸のぜんどう運動を活性化させる
6 近くにトイレがない場合の対処法


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