テニスをしている時に手首に痛みを感じたり、ランニングをしている時に関節が痛む、、、このような経験ってありますよね。
スポーツの繰り返しが原因で、体に過度な負担がかかり、それによって起きる症状のことをスポーツ障害といい、怪我とはまた別の症状が出るものですが、ちょっとした痛みがあるだけだから、と放置しておくとスポーツができなくなるだけでなく、手術が必要な事態にまで悪化してしまうことがあります。
そこで今回は、スポーツ障害の原因や症状、さらに対策法も併せてお伝えします。
スポーツ障害は大人も要注意?気になる症状と改善するための方法
1 スポーツ障害はスポーツ外傷とは違う?その違いとは
スポーツ障害とスポーツ外傷、この2つをスポーツ傷害と呼んで治療を行いますが、この2つには違いがあります。
スポーツ外傷は発生してすぐに治療を受けることができますが、スポーツ障害は患者が自発的に治療を受けないと症状が分からないため、悪化することも多い疾患です。
2 スポーツ障害はどんな症状がある?放置しているとどんなことが?
スポーツ障害は「使いすぎ症候群」とも呼ばれ、運動中や運動をした後に痛みがあり、治っても繰り返すため慢性化し、日常生活に支障をきたすほど悪化することもあります。
スポーツ障害は首や肩、肘、膝などの関節だけでなく、筋肉や靱帯の炎症、脳や頭などにも障害が起きることもあり、行うスポーツによって起こりやすい疾患は異なります。
ただ初期の状態は痛みは軽いため、なかなか病院での診察を受けることなく放置してしまうために、後になって悪化してしまうのです。
3 スポーツ障害はスポーツによってどんな痛みがある?すぐ病院に行くべき?
スポーツ障害は、行っているスポーツの種目によっても、症状が出る部位に違いがあります。
バレーボール
肩や膝の関節、腕や足の骨
初めは運動中に各部位に痛みを感じる程度ですが、悪化すると運動後だけではなく、運動をしていない時にも痛みが感じるようになります。
治療せずに放置しておくと、最悪の場合には傷みその部位が動かなくなる可能性もありますので注意が必要です。
4 スポーツ障害の症状が出た時はどんな治療をするの?
整骨院などスポーツ障害に対応した治療を行っている施術院に行く方法もありますが、スポーツ障害の症状の進行状態によっては、骨折やひび、変形、損傷といった外科的な処置が必要となる症状が起きていることがあります。
まず一般病院で、スポーツ障害に対応している所で診察を受け、レントゲンなどの検査をお願いしましょう。
関節の障害の場合は整体院、首や腰の障害の場合は、整骨院や整骨院でも対応しています。
スポーツ障害が起きても、運動を全くしない方がいいというわけではなく、症状が出ている所に負担をかけなければ、他の運動をしても問題はありません。
軽度であればテーピングなどで対応できることもありますので、病院や整骨院、整体院で指導を行っている所で対処してもらいましょう。
痛みや炎症がひどい場合、手術を行う可能性もありますので、「痛みが続く」「いつもと違う痛みがある」などの場合は、即診察を受けるようにしましょう。
5 悪化する前に!スポーツ障害の予防法
スポーツ障害は慢性化してしまうため、予防することが最善ですので、怪我を防ぐためにも次にお伝えする予防法を実践しましょう。
運動をした時に筋肉痛が起きるのは、筋肉がしっかり動いているからですが、激しい痛みがある時には運動を切り上げて、筋肉を休ませてあげましょう。
また筋肉痛だと思っていたら、関節などから起きる痛みが原因のこともありますので、何日も痛みが続く場合は自己判断で対応せず病院に行きましょう。
スポーツで繰り返しかかる負荷によって起きる、スポーツ障害の症状や対処についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
スポーツ外傷とスポーツ障害は、別々のものではありますが、普段から予防を心がけることで、回避できる疾患です。
特にスポーツ障害は、自発的に診察や治療を受けないと、スポーツ外傷で診察を受けて始めて分かり、その時には重篤な状態になっていることもあります。
自分の体をよく知り、また正しいフォームでスポーツを行うこともスポーツ障害を予防することになります。
加齢で体が硬くなることもまた、無理な動きをすることにつながりますので、無理をせず少しずつ体を鍛えていくようにしましょう!
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