健康美容のための紅花油の選び方と活用法5つ

健康美容のための紅花油の選び方と活用法5つ

キク科の植物である紅花の種子から作られる紅花油は、古風な響きの名前と、植物性であることから、なんとなく健康に良さそうなイメージがありますよね。

ただ、そもそも紅花油にはどのような効果があるのか、どのように使えば美容や健康の効果が上がるのか、、、意外に分かっていないまま使っていたりしていませんか?

そこで今回は、紅花油の優れた健康・美容効果と、活用法を分かりやすくご紹介します!


健康美容のための紅花油の選び方と活用法5つ


1 紅花油で期待できる6つの効果効能


紅花油は、含まれる脂肪酸の約8割がリノール酸なので、他の食用油と比較してもリノール酸の含有量が非常に多いのが特徴です。

リノール酸は、血中の悪玉コレステロールを減少させる効果、そして動脈硬化の予防改善効果が期待できるとして、リノール酸が豊富な紅花油は、健康オイルとして支持されていました。

しかし、リノール酸の過剰摂取が動脈硬化やアレルギー、認知症などの疾患を引き起こすことが指摘されたことをきっかけに、紅花油のイメージがダウンしてしまいました。

その後、オリーブオイルのような、オレイン酸の含有量が多い食用油のニーズの高まりを受けて、紅花油の人気は低迷します。

しかし、リノール酸を大幅に減らし、オレイン酸の含有量を増やしたハイオレイックタイプの紅花油が開発されたことをきっかけに、再び紅花油の健康効果が見直されてきています。

ハイオレイックタイプの紅花油に豊富に含まれるオレイン酸にも、悪玉コレステロールを減少させる効果があります。

さらに、オレイン酸は他の脂質と異なり、腸で吸収されず腸内を刺激するため、腸の働きを活発にし、便秘予防にも効果的です。

紅花油で期待できる6つの効果効能

  • 心臓病の予防
  • 動脈硬化の予防や改善
  • コレステロール値の減少
  • 高血圧の予防や改善
  • 皮膚の老化防止
  • しみの改善

オレイン酸は善玉コレステロールはそのままに、悪玉コレステロールのみを減少させ、コレステロールのバランスを整えてくれます。

コレステロール値が正常になるため、生活習慣病の原因である高血圧や動脈硬化を予防・改善することができるのです。

さらにオレイン酸は酸化しにくい性質があるため、健康効果だけではなく、アンチエイジングなど美容効果も期待できます。

紅花油を購入する際には、商品パッケージの表示を見て、各脂肪酸の含有量をチェックしてから購入するようにしましょう。


2 紅花油で血行促進と冷え性を撃退する


紅花油には、オレイン酸だけではなく、ビタミンEも豊富に含まれています。

ビタミンEには血行促進作用があるため、紅花油を摂取することで冷え性の改善に効果があります!

クセがなくあっさりとした紅花油は加熱しなくても美味しく摂取できるので、様々な料理で活躍します。

マリネや手作りドレッシングに、揚げ物に、炒め物に紅花油を活用しましょう!

ただ、油は摂り方を間違えると、かえって血流が悪くなり、冷えが引き起こされることがあります。

摂り過ぎに注意し、複数の脂肪酸をバランス良く摂取するようにしましょう!


3 紅花油でアンチエイジング対策をする方法


紅花油に含まれるビタミンEには、血行促進に効果に加えて、うれしいアンチエイジング効果もあります!

それは抗酸化作用!体の酸化を防いで、老化を防止する作用です!

ビタミンEのアンチエイジング作用

  • 血流が良くなる
  • 肌トラブルの予防ができる
  • コレステロール値が下がる
  • 血管を強くできる

さらにビタミンEには、動脈硬化の原因である悪玉コレステロールを下げる効果もあります。

一方、紅花油の原料である紅花は、薬膳では婦人科系のトラブルに効く生薬として活用されています。

綺麗な赤い色が特徴の乾燥させた紅花は、入浴剤や健康茶としても人気です。

アンチエイジング対策は肌だけではなく、体の内側もしっかり行うことが大切ですので、紅花油でキレイで健康な体をキープするようにしましょう!


4 胃腸の不快な症状をカルコンで撃退する方法


便秘は、、、本当につらいですよね。

野菜を多めに摂ったり、薬に頼ったりとあれこれ対策はしてみるものの、根本的な便秘撃退には至っていない方も多いのではないでしょうか?

実は、紅花油に含まれるオレイン酸、そして紅花の色素成分に含まれるカルコンが、便秘に効果を発揮してくれるのです!!

そもそも便秘は、便には水分がなく滑りが悪い状態のことです。

それが油によって便の滑りが良くなり、大腸を滑るように移動するので、便秘解消になるのです!

さらにオレイン酸には、胃酸の分泌をコントロールして、胃酸過多や胃潰瘍を防ぐ効果もあります。

脂質は消化吸収に時間がかかるため、胃や腸をはじめとする消化器官に負担がかかります。

しかし、紅花油は消化吸収が速いため胃腸への負担が軽く、油もので胃もたれしやすい方にもおすすめです。

ぜひ薬を飲むのも良いですが、天が与えた紅花油を、便秘や胃腸の不快感を治すために活用してみてくださいね!


5 紅花油で肌の乾燥を防ぐ方法


オレイン酸は皮膚にもともと含まれている成分の一つなので、直接皮膚に塗ることで、肌を保湿し乾燥を防いでくれる効果があります。

そのため、紅花油は口から体の中に摂り入れるだけではなく、直接肌に塗っても美容効果が期待できるのです。

紅花油は、意外にサラサラとした油で、使用後はベタつかないのが特徴です!

さらに、皮膚も柔らかくしてくれる効果もあるので、紅花油の美容効果をさらにアップさせたい方は、普段のスキンケアに取り入れてみてください。

今日からでもできる、普段使っているスキンケア化粧品と紅花油を混ぜて、乾燥肌対策をする方法をご紹介します!

紅花油を混ぜてOKなスキンケア化粧品

  • 乳液
  • 美容液
  • ヘアクリーム

乳液や美容液に、ほんの少しだけ紅花油を混ぜてみてください!

肌触りがさらに良くなり、肌の潤いが増しますよ!

そしてさらにおススメなのが、ヘアクリームに紅花油を混ぜて使う方法です。

紅花油のオレイン酸は、切れ毛や枝毛などで痛んだ髪のキューティクルをコーティングしてくれ、髪に潤いとツヤを与える効果があります!

ただし、紅花油は酸化しやすいのが弱点なので、紅花油を混ぜた化粧品はすぐに使い切るようにしましょう。

使用する分だけ手などに取り分け、使う直前に混ぜて使うようにしてくださいね!


さて、『健康美容のための紅花油の選び方と活用法5つ』はいかがでしたか?

健康美容に良い油の代表というとオリーブオイルがありますが、紅花油も負けないくらい健康美容効果があります!

特に乾燥肌や髪のダメージの保湿効果は抜群ですので、季節を問わず肌の乾燥が気になる方は、紅花油を口からの摂取、肌へ付けるの二刀流で試すと良いですよ!

ただ、体に良いからと紅花油を過剰摂取するのはNGですから、通常の油のように適量と使うようにしてくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

健康美容のための紅花油の選び方と活用法5つ

1 紅花油で期待できる6つの効果効能
2 紅花油で血行促進と冷え性を撃退する
3 紅花油でアンチエイジング対策をする方法
4 胃腸の不快な症状をカルコンで撃退する方法
5 紅花油で肌の乾燥を防ぐ方法


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