手首の捻挫の症状と治療するための方法5つ

手首の捻挫の症状と治療するための方法5つ

そもそも捻挫は、骨折と違い軽いものと考えてしまい、そのまま放置してしまうということはないでしょうか?

実は捻挫は自然になることもありますが、一度なると癖になりやすいため、何かの拍子に再び捻挫しやすくなるなど、意外に厄介だったりします。

さらに手首の捻挫は関節を痛めているということもあり、完治してからも注意が必要ですし、無理のし過ぎで重症化してしまう可能性もある怪我ですから、気づいたときに即治療が一番です!

そこで今回は、捻挫をしたときに覚えておきたい骨折などの違いの見分け方、そして自宅でできる捻挫の治療をする方法をご紹介します。


手首の捻挫の症状と治療するための方法5つ


1 捻挫と骨折の違いとは


捻挫だと感じるときはどんなときでしょうか?

痛みの度合いや、熱の感じで判断している方が多いものですが、重度の捻挫であると骨折とは区別がつかないため、自己判断は注意が必要です。

そこで、捻挫と骨折を見分ける具体的な方法をご紹介します!

骨折と捻挫を見分ける3つの方法

変なところで手首が曲がっていないか

捻挫であれば、まず骨が繋がっているため手首が変な方向に曲がることはありません。
変なところで曲がってしまう場合は骨折ですが、わかり難いときに触り過ぎてしまうことはなりません。
少し触ってわからない場合には応急処置をして痛みが緩やかになってから再度確認してください。

異常な腫れと痛み

捻挫でももちろん腫れますが、それ以上に骨折は腫れ、ピンポイントに痛みが起こります。
捻挫であれば、基本的には継続しての痛みがあり、骨折は安静にすると痛みが引くという特徴からも見分けが付きやすいです。

骨が擦れる音

捻挫は関節を痛めることによる怪我のため、痛みの確認をする際に骨が擦れる音はしませが、骨折であれば特徴的な骨同士が擦れる音がすることから判断ができます。

捻挫か骨折の判断をしにくいときに確認したいポイントですが、手首を確認しすぎて悪化させないように試してみてくださいね!


2 手首を捻挫したときの応急処置


捻挫だとわかったら、正しい処置を行わないと、捻挫が治る期間が長引くだけではなく、重症化してしまう恐れがあります。

痛みや症状を緩和させるためにも、捻挫治療の基本を押さえておくことが重要です。

捻挫治療の応急処置と基本

まず休むこと

まず捻挫をしたらすぐに休める場所を探すことです。
無理をして運動などを続けると捻挫の悪化に繋がります。

すぐ冷やす

捻挫に痛みは患部の炎症によるものですから、手首を10分ほど冷やしていると痛みが引きます。
これより痛みが長引くときには注意しましょう。

手首を固定する

冷やした手首を固定すると、痛みを感じにくくできます。
捻挫の経験がありテーピングの仕方がわかるときにはテープを使うのも手ですし、近くに薬局などがある場合に、慣れていない方は捻挫用のサポーターも売っているため、利用すると良いです。
痛みを感じなくなったからといって重い物を持つことや、運動を再開してはいけません。

腕を心臓よりも高い位置へ持って行く

血流を抑えると手首の炎症が引きやすくなりますので、心臓よりも高い位置に手首を持って行くようにしましょう。
もちろん常にと、というわけにはいきませんので、痛みが強い場合など、できる範囲でとなります。

ご紹介したものを、捻挫を発症してから3日間は続けて様子を見るようにしましょう。

これで痛みが引かないときには受診の目安となりますから、時間を見つけて整形外科などを受診しましょう。


3 手首の捻挫が完治するまでの目安期間


捻挫は骨折のように目に見える固定をしないことが多いため、痛みが引くと治ったと感じる方が多いですが、完治には最大で1か月も時間を要することもあるため、可能限り安静にすることが大切です。

症状ごとの治療期間の目安

押すと痛みがある軽度

怪我をした日から14日ほど

動かすと痛みがでる中度

14~30日ほど

動かせないくらいの重度

30日以上

あくまでも日数は目安ですが、痛みが消えてからも最低2週間は様子を見るようにしましょう。


4 手首の捻挫の症状がある間に注意したいこと


手首の捻挫をしたからといって、常に横になるような姿勢で安静にすることは難しいですよね。

そこでスポーツ、仕事や家事、育児など、どうしても手首を休ませることができないときに、注意したいポイントをご紹介します。

手首の捻挫の症状がある間に注意したいこと

サポーターやテーピングなどで手首を固定する

手首の捻挫のときには、固定をすることが一番の治療です。
サポーターやテーピングなどは、ドラッグストアで販売されているますので、自分の手首に合ったものを購入するようにしましょう。
そして洗い物など、水仕事をするときにはゴム手袋を使うと、サポーターやテーピングが濡れずに済みます。

無理な運動を控える

無理な運動を控える理由は、手首の捻挫をかばうあまり、他の部分を怪我してしまうためでもあります。
もちろん手首の捻挫を放置して無理な運動を行うことは、骨折や靭帯断裂など大怪我の元でもありますから注意してくださいね。

軽い捻挫でも放置しない

痛みが少ない捻挫のときに注意したいことが放置してしまうことです。
強い痛みのときには応急処置をするものですが、軽く痛めた程度だとそのままにしておく方が多く、手首の捻挫を悪化させるというケースがあります。
冷やして安静にするということだけでも徹底しましょう。


5 手首の捻挫でも整形外科を受診すべき症状とは


手首の捻挫は重症化すると骨折との区別がつきにくくなりますから、やはり整形外科の受診が必要になります。

ただ、整形外科を受診する場合でも、どの程度の痛みや症状であれば良いのか、判断に迷うことがありますよね。

そこで受診するための目安をご紹介しです。

整形外科の受診を考えるべき状況

  • 冷やしているのに痛みが強くなる
  • 明らかに腫れあがり、頭がくらくらっとするとき
  • 手首が熱を持ったまま引かない

手首の捻挫だけではなく、足首や指、どこにでも起きる捻挫にも、3つのポイントが受診の目安となってきます。

あとは、捻挫が日常生活に何らかの支障がある、痛みが気になって仕方がない場合は、時間を見つけて整形外科を受診するようにしましょう。


さて、『手首の捻挫の症状と治療するための方法5つ』はいかがでしたか?

手首の捻挫は少し無理をしたというときに起こりやすく、固定をはじめとする安静化が難しい部位ですよね。

さらに最近ではスマホの使っている最中に手首を動かしたり、長い時間寝転がってスマホを使っていることで捻挫になる方も多く、軽視することはできません。

捻挫は完治してからも、お風呂でマッサージをすること、運動をする前にはストレッチするなど、日ごろからのケア次第で癖にならないようにすることも大切ですので、手首の酷使に気を付けながら、早期完治を目指すようにしましょう。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

手首の捻挫の症状と治療するための方法5つ

1 捻挫と骨折の違いとは
2 手首を捻挫したときの応急処置
3 手首の捻挫が完治するまでの目安期間
4 手首の捻挫の症状がある間に注意したいこと
5 手首の捻挫でも整形外科を受診すべき症状とは


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