風邪の症状の中でも、咳の症状は出るたびに体の節々が痛むなどして辛いもの。夜中に咳で目が覚めたり、睡眠不足にもなってしまう他、毎日の生活にも支障が出てしまいますよね
薬で咳は一時的に症状は落ち着きますが、長期間服用するのは体に良くはないものです。
そこで活用したいのは身近な食べ物である「はちみつ」なのです!
今回は、はちみつを使って咳の症状を緩和できる理由と対処法をお伝えします。
咳止めに有効?はちみつの秘められたすごい効果と活用術
1 辛い咳はどうして出るの?
咳は外部から体に侵入しようとするウイルスや細菌、異物などから体を守るために起きる防御反応のことをいいます。
取り込んでしまった異物を、反射的に体の外に出そうとすることで咳は出ますが、このことで気道を広げ、呼吸をしやすくする、また体内に入った異物を咳の勢いで排出する2つの働きを同時におこなっているのです。
またのどが炎症を起こし、ウイルスを除去する働きをするため、この炎症から咳が出るようになります。
のどの炎症が起きる原因としては、風邪以外のものもあります。
2 咳止めにはちみつが効く?その理由とは
普通の食べ物は、何もしないと腐ってしまったり、カビたりしてしまいますが、はちみつはそういったことはありません。
はちみつの賞味期限は2年とされていますが、実際には白く固まったりするだけで、品質はほとんど変わらず、それ以上の保存も可能です。
なぜはちみつは腐らないのか、それははちみつが高い殺菌力を持っているからです。
咳はのどに炎症が起きているために、わずかな刺激にも反応して出ます。
咳を止めるためには、ただのどに炎症を起こさせているウイルスを除去するだけではなく、起きている炎症も抑えなければ意味がありません。
はちみつには殺菌だけでなく、荒れた粘膜の炎症を抑える働きもあるため、咳を止めてくれるのです。
3 咳に効くはちみつの選び方
はちみつには大きく分けて3つのタイプがあります。
高い殺菌や消毒の効果があるのは、純粋はちみつで、加糖はちみつと精製はちみつには、はちみつ本来の栄養分は含まれていませんので、購入する際には注意しましょう。
4 咳止めのためのはちみつ活用方法
咳は昼間よりも副交感神経が活動し、リラックスしている夜の間に出やすくなります。
そのため、はちみつの効果を活かすなら夜寝る前に取り入れる方法がおすすめです。
ただはちみつは加熱するとその栄養分が壊れてしまうので、できればそのまま舐めるのがおすすめですが、夜の寝る前ならお湯に溶かして飲みやすくする方法もあります。
また免疫力を高め、炎症効果のある大根を使い、はちみつ大根を作って飲むのもおすすめです。
大根の辛味成分であるアリルイソチオシアネートには、殺菌の効果があるだけでなく、免疫力を上げてくれる効果もあります。
1日程度漬け込めば大根のエキスが染み出してくるので、そのまま飲むか、お湯で割るなどして1日に4回か5回ほど飲みましょう。
冷蔵庫に入れておけば保存できますが、日持ちがあまりしないため、大根の量を調節して2,3日で飲みきれる量を作りましょう。
5 はちみつを使う際に注意することとは?
咳を止めてくれるはちみつですが、いくつか注意したいこともあります。
またはちみつ大根をヨーグルトや牛乳に混ぜると、お子さんにも飲みやすくなりますので、咳が止まらない場合はぜひ試してみましょう。
甘味料のイメージのあるはちみつですが、豊富な栄養を含んでおり、殺菌や消毒の効果もあるため、風邪を引いたときの咳止めや栄養補給にもおすすめの食材です。
しかし純粋なはちみつを手に入れることは難しく、スーパーなどで購入する際には注意が必要です。
加工や加熱されているものには、咳止めの効果がありませんので、よく注意してラベルを確認してから購入するようにしましょう。
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