クローン病とは?病気の症状と気を付けたい食事の摂り方5つ

クローン病とは?病気の症状と気を付けたい食事の摂り方5つ

クローン病は若い内から発症することが多く、治療がとても困難な上に正確な原因は不明な病気になりますが、食事や生活習慣など様々な要素が重なって起こると考えられています。

クローン病は腹痛や下痢などの症状が現れ、主に消化器官で発生することが多いのが特徴になり、治すためには食事の管理が大切なためとても大変な病気です。

そして、クローン病を改善するためには早期発見が重要で、遅れるほど症状が重くなって命にも関わります。

そのため、クローン病の初期症状を知る必要があり、疑わしい体の異常があったらすぐに検査を受けましょう。

そこで今回は、クローン病を発症すると現れる症状と、治すために必要な食事の摂り方をご紹介します!


クローン病とは?病気の症状と気を付けたい食事の摂り方5つ


1 クローン病とは?


クローン病は元々欧米でよく見られる病気で、日本人の患者は少なかったのですが、食生活の変化で発症者が増えるようになりました。

早くて10代の頃から発症するクローン病は、口から肛門までの範囲で発生しますが、一番発症率が高いのは腸になります。

正確な原因は不明ですが、食事の変化や環境などが重なって発症すると考えられていて、治療するためには食生活の制限をかけることが重要です。

症状が悪化するほど治療が困難になり、場合によっては命にも関わるので、疑わしい体の異常が現れたら病院で検査を受けましょう。

治療によって確実に治るとは言えませんが、諦めずに続けると症状を抑えられ、完治ができる可能性が高まるので、体がおかしいと感じたら早めの診察を心がけてくださいね。


2 クローン病の初期症状


クローン病の初期症状は色々ありますが、他の病気と似ている症状が多いので、クローン病だと思ったら別の病気だったということもあり得ます。

クローン病の代表的な4つの初期症状

腹痛や下痢

クローン病は小腸や大腸などの消化器官にできやすいので、腹痛と下痢が代表的な症状になります。
初期の段階では頻繁に腹痛や下痢が起きるわけではないので、クローン病だと気づきにいため放置しがちになり、症状が進行してから異常だと感じることが多いので注意しましょう。

体重減少

クローン病を発症すると食欲不振になりやすく、体重が一気に減少してしまいます。
更に、食欲不振の状態はもちろん、普通に食事が摂れても栄養が吸収しにくい状態になっているので、栄養不足に陥りやすくなります。
栄養不足による症状も現れてくるので、体重がかなり減少したと思ったらクローン病を疑いましょう。

倦怠感

クローン病にかかると全身が鉛のように重くなることがあり、何をしても倦怠感が出てきます。
倦怠感は非常に強く、実際にクローン病にかからないとわからないほどの怠さが襲ってくる上に、食事をする気力すら沸いてきません。
食事が摂れないと更に倦怠感が増すので、異常に強い怠さがあったら気を付けてくださいね。

微熱

クローン病は消化器官に炎症が起き、微熱の状態が続くのが特徴です。
ただの風邪だと思って薬を飲んでも治る気配は見られないので、何日も微熱が続いたら病院へ行きましょう。

クローン病は主に小腸と大腸、そして肛門にできやすく、場所によって現れる症状が変わります。

そして、人によって現れる症状の種類や強さは変わるので、何らかの異常が現れたらすぐに病院へ行くことが大切です。

クローン病ではなく別の病気の可能性もあるので、自分の力だけで対処しないようにしてくださいね。


3 病気が進行すると現れる症状


クローン病に気づかず放置していると、目に見えて酷い症状が現れるので、異常を感じたらすぐに病院へ行くことが大切になります。

クローン病が進行することでは起きる4つの症状

頻繁な下痢

下痢はクローン病の初期症状でも見られますが、症状が進行すると頻繁に下痢が起きるようになります。
腹痛も痛みが増し、人によっては歩くのが困難になるほど重症化するので放置は避けましょう。

高熱

熱は炎症によって引き起こされますが、酷くなると高熱になって倦怠感がさらに増します。
何日も高熱が続くと、食欲がなくなって栄養が摂れなくなってしまうので動けるうちに病院へ行ってくださいね!

嘔吐

クローン病が進行すると、食事をした後に嘔吐してしまうことがあり、何も食べなくても常に吐き気を感じるようになります。
眠れなくなるほどの吐き気を感じ、更には痛みも出てくるので毎日つらい状態が続いてしまいます。

血便

クローン病が進行することで起きる症状には、目に見えて異常だとわかる血便があります。
また、出血量が多いと頻繁に貧血になるので、便の状態には注意してくださいね。

クローン病が進行すると、症状が重くなって生活が困難になりますが、更に悪化すると腸に穴を開けてしまうほど強い炎症を起こす可能性があります。

穴が開くと命に関わるので、体に異常を感じたら早めに病院へ行って症状を緩和させましょう!


4 食事を摂るときのポイント


クローン病を治療するためには食事内容に気を付けることが大切で、悪化を防ぐために食べる物を限定させる必要があります。

治療するために知っておきたい食事の3つのポイント

高エネルギー食

クローン病になると炎症が起きて腹痛や下痢が起きますが、体を維持するために必要な栄養が吸収できなくなります。

高エネルギーな食べ物
  • イモ類
  • お米
  • 麺類

エネルギーを摂取するためには炭水化物が最も効果がありますが、なかなか食べられない状態になることも多いので、補うための薬も服用する可能性があります。

低脂肪

脂肪が多い食べ物は炎症を悪化させる原因になり、好んで食べているとどんどん症状が重くなっていきます。

そのため、低脂肪の食べ物を食べる必要がありますが、脂肪が高い物はとても美味しい物が多いので、誘惑に駆られないように注意しましょう。

食物繊維には要注意

食物繊維は腸に働きをかけて便通を改善してくれる成分ですが、クローン病の方が摂取してしまうと大きな負担になってしまいます。

特に、水に溶けない不溶性の食物繊維は刺激を与えてしまうので、摂取するときは溶けやすい水溶性の食物繊維にすることが大切です。

クローン病を発症すると治すための食事制限が多くなりますが、症状を悪化させないためには重要になるのでしっかり守るようにしましょう。


5 絶対に食べてはいけない食品


クローン病を発症した後の食事は、消化器官への負担が少ない食べ物を食べることが大切で、症状を悪化させないためにも避けるべき食べ物を知る必要があります。

絶対に避けたい3つの食事内容

油物や香辛料などの刺激物

クローン病を治療するためには負担をかけない食事にする必要があり、特に油物や香辛料は刺激が強いので常に気を付けることが大切です。
そのため、普段の食事は油を使わないあっさりとした物にして、味が薄くても香辛料で味付けをしないようにしましょう。

お菓子

お菓子には炎症を悪化させる脂肪がたくさん含まれているので、口に入れないように自制することが重要です。
そして、少しお腹が空いたときに食べがちなパン類は、クローン病の方が消化しにくい成分が含まれているので控えましょう。

塩分量が多い食べ物

少量の塩分はクローン病の方でも必要ですが、摂り過ぎると命に関わる可能性が出てきます。
そのため、塩分が大量に含まれる食材は避けるようにすることが大切で、特にインスタント食品に気を付けましょう。

クローン病にかかると様々な食べ物に注意をすることが重要で、気にせず好きな物ばかり食べ続けていると、症状が悪化するので常に気を配ってくださいね。


さて、『クローン病とは?病気の症状と気を付けたい食事の摂り方5つ』はいかがでしたか?

クローン病の初期症状は他の病気と見分けにくいのが特徴で、何日も症状が改善しなかったらすぐに病院で検査する必要があります。

放置していると、症状が悪化して生活が困難になる上に、命にも関わるほど重症化してしまいます。

そして、クローン病を治すためには食事が大切で、消化器官に負担がかかる油や刺激物を避け、あっさりとした食べ物を食べるようにしましょう。

クローン病は完治が難しいと言われる病気ですが、食事内容に気を付けると悪化を防ぐことができて治療に期待できるので、食べ物には十分注意してくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

クローン病とは?病気の症状と気を付けたい食事の摂り方5つ

1 クローン病とは?
2 クローン病の初期症状
3 病気が進行すると現れる症状
4 食事を摂るときのポイント
5 絶対に食べてはいけない食品


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