寝起きに目が充血して目やにが出る、やけに痒いなど、突然起こったような目のトラブルですが、実は目に関連するもの、目以外の体の不調と関係があるものもあり、それぞれの原因にあった対処が必要です。
そこで目やに、目の充血が止まらないそもそも原因と、改善するための対処方法をご紹介します。
目やにと目の充血が止まらない原因と対処するための方法7つ
1 ウイルス性結膜炎の対処方法
結膜炎にはウイルスや細菌から感染するものと、アレルギーからなる結膜炎があります。
急に片方だけの白めの部分が充血し、目やにや痒みが起きるなどの症状が現れた場合は、ウイルス性結膜炎が原因の可能性があります。
もし、最初は片方の目だけに症状が出ていたのに、気が付くと両目にまで広がってしまった方は、これ以上症状を進行させないようにすることが重要です。
なぜなら、ウイルス性結膜炎は結膜炎の中でも移る可能性がありますので、注意が必要です。
そこで、ウイルス性結膜炎の対処方法をご紹介します。
ウイルス性結膜炎に感染したら、まずは他の人に移さないようにすることが大切です。
そして、失明するなどの怖い病気ではありませんが、症状は痒みが酷い、目やにや充血で大変つらくなる場合がありますので、早めに病院に行きましょう。
2 アレルギー性結膜炎を引き起こす原因
目やまぶたが痒く、痒みが我慢できず目をこすり充血や目やにが出ている、このようなことがないでしょうか?
目の痒みが止まらない状態は、アレルギー性結膜炎の症状です。
実は、目は薄い涙の層で外からの刺激に対応しているだけなので、空気中にあるアレルギーの原因物質が目に入ると、過剰な反応をしてしまいます。
そこで、アレルギー性結膜炎の原因をご紹介します。
花粉症の方のほとんどが、アレルギー性結膜炎になっています。
花粉症のシーズンには、前もってマスクや眼鏡を着用し、ハウスダストが原因の方は部屋を綺麗に掃除して、アレルギーに触れるのを避けましょう。
3 ものもらいの原因と対処方法
まぶたの淵がズキズキ痛い、、、目やにが出る、目が充血する症状は、ものもらいの可能性があります。
さらに症状が進行すると、瞬きするたびに目が痛い、痒くなりまぶた全体が腫れて、膿が目に見えて分かるほどの大きさになり、破裂します。
ものもらいは細菌による目の粘膜の炎症で、細菌による抵抗力が下がると、ものもらいになりやすくなります。
そこで、ものもらいの原因をご紹介します。
また、ものもらいはストレスや体の疲れによる、免疫力低下でも出来てしまう場合があります。
目の充血や目やには、ものもらいの初期の症状なので早めに対処して、自分で治すことが出来ます。
ものもらいが出来たら、目を清潔にして触らないようにし、酷くならないようにしましょう。
4 ドライアイが原因で起こる可能性がある症状
「最近目が疲れやすくなってきた」「まばたきする回数が増えている気がする」このようなことはないでしょうか?
普段からコンタクトレンズをしている方、仕事でパソコンを使う方、そしてスマホを長時間見ている方に多いのがドライアイです。
ドライアイは、涙の量が足りない、涙の保湿ができないので眼球が渇き、傷が付きやすくなる症状のことで、目を酷使し過ぎることで起こります。
そこで、ドライアイの代表的な症状、対処する方法をご紹介します。
目やにや目の充血、疲れ目を感じるだけでなく、視力が低下する可能性もありますので、早めに病院で相談しましょう。
5 睫毛内反が原因で起こる目やにや症状
まつ毛がよく目に入る方は、角膜が直接刺激されてしまい、目やにや充血が起こりやすくなります。
もし、目がゴロゴロするような異物感を感じていたり、目やにや目の充血がある場合は、逆まつ毛の可能性があります。
実はあまり知られていませんが、逆まつ毛は睫毛内反(しょうもうないはん)という、病気に分類されます。
そこで、睫毛内反の症状をご紹介します。
目が傷ついている可能性があるので、目薬などで角膜を修復することはありますが、逆まつ毛を治す方法は、まつ毛を抜くか手術しかありません。
しかし、まつ毛を抜く行為は目に傷が付いてしまう可能性があるので、間違っても自分で引っ張ったりして、抜かないようにしてください。
6 目のトラブルを避けるための予防方法
目やにはそもそも、細菌やごみなどの異物が目の中に入ってしまったのを、外に出そうとするための防衛反応です。
目が痒いときや違和感を感じたときなど、汚れた手で目を触ったりすると、余計に目やにや目の充血が酷くなってしまうこともあります。
そこで、普段から目やにや充血に悩まされないようにする予防方法をご紹介します。
コンタクトを使用している方は、気が付かないうちに目に刺激を受けている可能性があり、目やにや充血の症状がでたり、目のトラブルになりやすいので気をつけてください。
そして、目は繊細で少しの刺激でも目やにや充血などになりやすいので、目のトラブルにならないように日頃から予防しましょう。
7 正しい目薬のさし方とコツ
ちゃんとした方法で目薬をささないと、細菌が目薬の中に入ってしまったり、目薬の効果が得られなかったりします。
「でも、目薬をさすのが苦手、、、」「目薬をさすのが怖い、、、」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで、正しい目薬のさし方とコツをご紹介します。
目頭には鼻と繋がっている管が通っているので、目頭を軽く押さえて目薬が浸透するようにすると効果的です。
そして目薬をさす際には、いくつか注意しなければいけない点があり、目薬を無駄にしないようにする必要があります。
何気なくさしている目薬ですが、細菌やウイルス、ごみなどが目薬に入らないように気をつけて、保管しましょう。
目やに、充血の原因となるものは、主に細菌やウイルス、そしてごみなどの異物への反応、目の酷使であり、涙が症状のカギを握っていることもお分かりいただけのではないでしょうか。
目は涙で守られているだけなので、少しの刺激でも目が充血したり、目やにが出ます。
そもそも目は、疲れなどの症状が出やすいデリケートなもので、日ごろからケアをしてあげることが大切です。
日ごろから自分に合った目薬を用意しておくこと等、事前予防できることを行うようにしましょう。
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