さめ肌ともいわれる二の腕にできるブツブツは、原因が分からないままいつの間にかできていることが多く、女性にとっては深刻な悩みです。
薄着になり腕を出す機会の増える季節だけでなく、秋冬の乾燥で症状がひどくなる方もいるため、早急な対策が必要となります。
そこで今回は、二の腕にできるブツブツの原因と、キレイな肌にするための方法について、詳しくご紹介します。
気になる二の腕ブツブツの原因とキレイな肌を取り戻す5つの方法
1 二の腕のブツブツ、この正体って何?
二の腕にできるブツブツは、さめ肌ともいわれ、手触りだけでなく見た目もよくありません。
ニキビや吹き出物、湿疹とも思いがちですが、かゆみや痛みがない場合、この二の腕のブツブツの正体は、毛孔性苔癬、または毛孔性角化症と呼ばれる皮膚の疾患であると考えられます。
毛穴が盛り上がり、小さな皮膚の隆起である丘疹と呼ばれる発疹ができるのが特徴で、小児期から思春期にかけて多く発症し、20歳を過ぎると減少し、30歳前後には消えることがほとんどですが、そのまま残ってしまう方も少なくありません。
良性の皮膚疾患であるため、人にうつることはなく、放置しておいても健康に支障はありません。
しかし外見や周りの視線に特に敏感になる年頃に多く発症することから、特に女性にとってはこの症状が心身に大きな影響を及ぼします。
また体毛が毛穴に詰まったり、色素沈着を起こすこともあるため、適切なケアをして、キレイな肌に戻すことが必要です。
2 二の腕のブツブツはどうしてできるの?原因は?
二の腕のブツブツ、毛孔性苔癬ができる原因としては、いくつかのことが考えられます。
毛孔性苔癬ができる原因については、はっきりとしたことは分かっていないのが現状です。
しかし肌のターンオーバーがきちんと行われず、結果として皮膚の毛穴周辺の角質が厚くなり、毛穴を塞ぐこと、乾燥する秋冬に症状が悪化する、また二の腕だけでなくお尻や太ももといった血行が悪くなりやすい場所にできるといったことから、毛穴の内部に詰まった角質を取り除くことで、改善できることが明らかになっています。
しかし二の腕にできるブツブツが、すべて毛孔性苔癬ではなく、吹き出物やニキビ、あせもや湿疹などほかの症状が合わせて出ている可能性もあるため、自分で判断することのないよう注意が必要です。
3 こんなことしてない?二の腕のブツブツを悪化させている習慣
角質が詰まっていることが原因とはいっても、つい気になって自己判断で色々と試してみるのは危険です。
特に次のようなことをしていると、悪化する原因になります。
特に保湿を怠って乾燥させると、角質がさらに悪化することになりかねません。
乾燥しやすい季節はもちろんのこと、お風呂から出た後には保湿のためにクリームを塗るのを忘れないようにしましょう。
4 すぐにキレイにしたい!二の腕のブツブツをすぐに治すには
軽度なものであれば、毛孔性苔癬は自分で治すことも可能です。
一番大切なのは、毛孔性苔癬ができた部分を手で触らないこと!無意識に触っていると、ひっかき傷などができた場合、そこから雑菌が入りさらに悪化することにもなりかねません。
かゆみがある場合は、冷やすことで抑えることもできますが、我慢できないときには市販薬を使うか、早めに皮膚科で診察してもらうようにしましょう。
5 二の腕のブツブツは皮膚科で治せる?気になる治療の方法は?
毛孔性苔癬と診断された場合は、保険が適用されます。
これらの治療で改善が見られない場合は、保険適用外となりますが、いくつかの治療方法があります。
保険適用外の治療は、確実にブツブツをなくしたい、キレイな肌を取り戻したいという方にはおすすめですが、肌の弱い方、また体質などにより副作用が出ることもあります。
費用が高額になりますので、治療による副作用についても、しっかりと説明を受け、納得した上で治療を行うようにしましょう。
毛孔性苔癬は肌のターンオーバーがうまくできていないことから、角質が固くなり毛穴が詰まることでできるもので、加齢とともにその症状は落ち着きます。
しかし見た目だけでなく、周りの視線が気になる年頃に一番多く発生することから、自分でキレイにしようとして逆に悪化させてしまうことも少なくありません。
自己判断での治療は、色素沈着を起こすだけでなく、肌を傷つけることにもなりかねませんので、広範囲に湿疹がある場合や、痛みやかゆみを伴う場合には、早めに皮膚科で診察してもらい、治療を受けるようにしましょう。
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