座ったときにおしりの骨が当たって痛い、また痛みがひどくて座ることができない、といった経験はありませんか?
座るときの痛みだけでなく、歩いていても感じるおしりの骨の痛みは、実はおしりの骨や神経など様々な原因が絡み合って起きるため、悪化すると、安静にしていても痛く寝ることもできないといった状態になってしまいます。
特に妊娠や出産後の女性が訴えることが多いおしりの骨の痛みですが、男性はもちろん子供でもおしりの痛みを感じる人が増えてきています。
そこで今回は、おしりの骨が痛む原因やその原因別の対処法、予防改善するためのストレッチの方法をお伝えします。
おしりの骨が痛いときに考えられる原因と改善するための方法
1 おしりの骨の痛みはなぜ起こる?
おしりの骨は、背骨を支える仙骨、仙骨から伸びる5個ほどの骨がつながってできている尾骨、そして仙骨を支える骨盤が生殖器や腎臓、膀胱を守り、さらに骨盤を支える坐骨、これらの骨全部が合わさっておしりを作っています。
そのためおしりの骨が痛い、という場合には、坐骨が当たって痛みを感じるときと尾骨が当たって痛いときとがあるのです。
さらに症状によって、その骨の痛みにも違いがあります。
さらに痩せすぎでおしりの脂肪が少ないと、直接坐骨が椅子に当たるため、痛みを感じるといったことも原因の一つです。
2 おしりの骨が痛いときに考えられる病気とは?
直接的、間接的に骨に負担がかかり痛みを起こす場合だけでなく、病気によって痛みが生じていることもあります。
この他、生殖器に起きた病気が原因で、骨盤が圧迫され、痛みを感じることがあります。
長期間痛みが取れない場合には病院での検査と診察を受けるようにしましょう。
3 なぜおしりの骨が痛くなる?それは姿勢が原因?
座ると必ずおしりの骨が痛むといった場合には、その座り方や普段の姿勢が原因となって起きている可能性があります。
これらの姿勢を正すためには、座り方にも工夫が必要です。
椅子にはなるべく深く腰掛けるようにし、腰を常に伸ばすことを心がけるようにしましょう。
4 おしりの骨の痛みは毎日のストレッチで解消できる
長時間座り続けることで、おしりの筋肉が緊張し、骨に痛みを生じさせます。
忙しい生活の中では、おしりの筋肉をほぐすために体を動かす時間を取ることは難しいかもしれませんが、短時間で行えるストレッチをお伝えしますので、ぜひやってみましょう。
ストレッチをする場合は、痛いけれど気持ちがいい、というところで止めるのがポイントです。
最初はこわばった筋肉が柔らかくなるまで時間がかかりますが、無理に筋肉を伸ばそうとすると逆に傷めてしまいます。
毎日短時間でも続けることで、筋肉の緊張がほぐれやすくなっていきますので、焦らず行いましょう。
さらにゆっくり呼吸をすることで、筋肉の緊張をやわらげますので、ストレッチの間は心がけて呼吸を止めないようにしましょう。
5 おしりの骨の痛みは布団が原因かも?体に合った寝具の選び方
朝起きたときに腰やおしりに痛みやだるさを感じるときには、マットレスが原因で起きていることがあります。
おしりの痛みを軽減するためにも、マットレスや枕など寝具を見直してみましょう。
マットレスを選ぶ場合には、耐久性にも十分に注意する必要があります。
肌に優しい素材と、反発力がしっかりと続くマットレスを選び、睡眠で腰やおしりの痛みを軽減させましょう。
おしりの骨が痛むときに考えられる病気やその原因、症状を緩和する方法についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
おしりの骨が痛む場合、坐骨や尾骨が当たっている場合と、神経に骨が当たり、痛みを引き起こしている可能性があります。
毎日何気なくしている姿勢や歩き方のクセが、痛みを引き起こしていることもあります。
特に長時間座る仕事や、車の運転をすることが多い場合は、おしりの筋肉を柔らかくすることで痛みが軽減されます。
さらに柔らかすぎるマットレスや、固すぎるマットレスもおしりの筋肉の緊張を招き、痛みを起こしますので、毎日短時間でもおしりの筋肉をほぐすストレッチを行いましょう。
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