【迷信を検証】うなぎと食べ合わせが本当に悪い3つの食べ物

【迷信を検証】うなぎと食べ合わせが本当に悪い3つの食べ物

食べ合わせ、もしくは食い合わせという、一緒に食べると体に害を及ぼすと言い伝えられている伝承の中には、医学的に正しいものと共に根拠がないとされるものも多くあります。

その中でも有名なのが、「うなぎと梅干し」の組み合わせですが、医学的には問題がないとされるなど、実際にはよく分かりませんよね。

そこで今回は、うなぎと食べ合わせが悪いとされる食べ物である梅干し、さらに梅干し以外に食べ合わせが悪い食べ物がないかもお伝えします。


【迷信を検証】うなぎと食べ合わせが悪い3つの食べ物


1 なぜ食べ合わせには注意が必要なの?


日本には「一緒に食べてはいけない」といわれる食べ合わせの伝承があり、これを「合食禁」とも言います。

これは実際に食べ合わせた時に、体調不良や消化不良を起こした経験から伝えられているものです。

食べ合わせの伝承は、中国から伝えられた本草学の教えが日本で広がったものですが、近代に入ってから、栄養学の世界では食べ合わせについての検証が盛んに行われています。

食物の食べ合わせが悪いと、消化不良となるため、これが胃のむかつきやガスだまりといった症状になって現れることに加え、また昔との食生活の違いから新たに注意が必要となる食べ合わせが増えてきたことが大きな理由です。

消化不良を起こすと、せっかく取り入れた栄養が体に十分に吸収されないため、栄養不良にもつながってしまうことから、食事の際の食べ合わせには十分注意が必要なのです。

食べ合わせに注意しなければならない理由

・消化に時間がかかる食品は、大量に摂取すると消化不良を起こす
・酸性食品とアルカリ性食品を同時に食べると、中和されて消化・吸収が行われない

なお、酸性食品とアルカリ性食品の区分は、食品に含まれているミネラルによるもので、酸性食品はリンや硫黄、アルカリ性食品はナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムを含むものです。

中国の本草学において挙げられている合食禁は、日本で江戸時代に入ってから食べられるようになったうなぎや蕎麦、天ぷらといった食べ物には触れられていないため、これらに関する食べ合わせの説は、日本独自のものとなっています。


2 うなぎと梅干しの食べ合わせについての伝承とは?


スタミナ回復に効果があるとされる、ビタミンBを豊富に含み、良質なタンパク質がしっかりつまったうなぎは、夏の土用には夏バテ防止におすすめの食材として、食卓にはおすすめの魚ですよね。

そのうなぎと梅干しは、食べ合わせが悪く一緒に食べてはいけない、と昔から言い伝えられてきましたが、栄養学、そして医学的には根拠がないとされ、論争が起きています。

うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いとされる5つの理由

・うなぎの脂と梅干しの酸味が消化不良を起こす
・うなぎが腐ると酸味が出るが、梅干しの酸味で気がつかず食べてしまい食中毒を起こす
・梅干しの酸味がうなぎの栄養分を消してしまう
・梅干しの酸味で口がさっぱりするので、食べ過ぎてしまう過食を戒めるため
・梅干しの酸味で口がさっぱりするので、食べ過ぎてしまう贅沢な行いを戒めるため

実際には、梅干しはアルカリ性食品であることから、タンパク質や脂質を多く含むうなぎの消化を助ける働きがあります。

つまり疲労回復にはぴったりのうなぎは、夏の疲れた胃腸には負担が大きいため、梅干しと一緒に食べると消化不良が改善されるメリットがあるのです。

そのため、栄養学の面からすると、うなぎと梅干しの組み合わせは理にかなった組み合わせといえます。

ただ、脂の多いうなぎを食べ過ぎる自体が体には良くありませんので、過食を戒めるのために必要な伝承という側面が強調されて、食べ合わせが悪いと伝承されてきた可能性が濃厚です。


3 うなぎとの食べ合わせが悪いといわれるのは夏のアレ?


うなぎと梅干しの食べ合わせは栄養の面では問題はありませんが、実際にうなぎと一緒に食べると体に悪いと考えられている食べ物は他にもあります。

それが夏の頃に旬を迎える果物である桃です。

桃は活性酸素を減らすビタミンEと、糖質をエネルギーに生成する際に必要なナイアシンを多く含んでおり、桃1個に含まれるこれらのビタミンは、うなぎの1/4切れ分と同量です。

さらに水分や果糖が豊富であるため、桃を食べるだけでも夏バテ予防になるなど、夏にぴったりの食材なのです。

ただ、うなぎを食べた後に、桃をデザートとして食べると、桃に含まれているカテキンが脂肪の吸収を阻害するため、うなぎの脂質は分解されないままになって胃の中で腐敗してしまいます。

これが消化不良の原因となり、胃のもたれやガスを発生させてしまうことにつながるのです!



4 うなぎと食べ合わせが悪いものは他にもある?


うなぎとの食べ合わせが良くないとされる食べ物は、桃以外にもあります。

うなぎと食べ合わせが悪いとされる食べ物

スイカ

スイカは水分が多いため、脂の多いうなぎと一緒に食べることで胃酸が薄まり、胃の働きが低下してしまい、消化不良を起こします。

うなぎと同じく、油分の多い天ぷらもスイカとの食べ合わせも消化不良を起こします。

アイスクリーム

アイスクリームは体を冷やすだけでなく、脂肪分も多いため、胃腸の負担を増やしてしまいます。

うなぎの脂分と共に、消化不良を起こしやすい組み合わせです。

スイカ、アイスクリーム、そして桃のようなデザートは食後ではなく、食前か食事とは別に食べるようにしましょう。


5 うなぎと実は一緒に食べた方がいいものとは?


うなぎは疲労回復に役立つビタミンや、血液の流れを良くするDHAやEPAを多く含んでいますが、免疫力を上げるビタミンCが含まれていません。

うなぎといえば卵との組み合わせがおなじみですが、完全栄養食といわれる卵も、ビタミンCを含んでいませんので、これにトマトを加えて料理しましょう。

また、ビタミンCが豊富なピーマンを使うレシピもあります。

スタミナ回復におすすめうなぎとトマトと卵の炒め物レシピ

材料

・うなぎの蒲焼き:100g
・蒲焼きのタレ:小さじ2
・酒:少々
・トマト:1個
・卵:4個
・塩:小さじ1/4
・山椒の粉、万能ネギ:適宜
・炒め油:大さじ2

作り方

①うなぎを1cm幅に切り、酒を振って電子レンジで1分加熱します。
②トマトをくし切りにし、うなぎと混ぜます。
③ボールに卵を割り入れ、塩を加えてよく混ぜます。
④卵にうなぎとトマトを入れ、混ぜておきます。
⑤フライパンを熱して、油を入れ、④を流し入れ強火で加熱します。
⑥半熟になったら皿に盛り、万能ネギ、山椒の粉を振りかけ、蒲焼きのタレを回しかけます。

山椒は消化を促し、食中毒を防ぐ効能がありますが、うなぎの風味を味わうには、わさびもOKですので、ぜひ試してみてくださいね!


うなぎと食べ合わせが悪いとされる梅干しが本当に食べてはいけない食べ物なのか、さらにうなぎと一緒に食べるとNGな食べ物も併せてお伝えしましたが、いかがでしたか?

うなぎと梅干しの食べ合わせが悪い、という伝承は長らく言い伝えられ、信じている方も多い説の1つですが、実際には一緒に食べても問題はありません。

ただしうなぎは脂が多いため、元々胃腸が弱い方や、夏バテで胃腸が疲れている時には、食べると症状が悪化することがありますので、注意するようにしましょう!

まとめ

【迷信を検証】うなぎと食べ合わせが本当に悪い3つの食べ物

1 うなぎと梅干しは一緒に食べても良い
2 桃・スイカ・アイスクリームはうなぎを一緒に食べないほうがよい
3 うなぎと卵・トマトはベストな組み合わせ
4 うなぎの食べ過ぎは胃腸に負担をかけるのでNG


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