いびきの治療法は?いびきの原因と一刻も早く止める5つの方法

いびきの治療法は?いびきの原因と一刻も早く止める5つの方法

寝ている間にいびきをかいてしまう人の中には、自覚症状が無く、他人に指摘されて初めて気付くと言ったパターンが多く、「いびきをかいていたのか、恥ずかしい」と赤面してしまう事が大多数でしょう。

確かに自分がいびきをかいているのかどうか、それは眠っている間の事ですから、なかなか自覚する事は難しいと言えます。

しかし、いざ指摘されてしまうと、やはり周囲の事も気になってしまうのが人の心、何とか改善したい、治療したいと思うのも人の心です。

そこで今回は、いびきが起こるメカニズム、いびきをかきやすい人の特徴、具体的ないびきの治療法を詳しくご紹介します。


いびきの治療法は?いびきの原因と一刻も早く止める5つの方法


1 いびきをかいてしまう7大原因


何故いびきをかいてしまうのか、その原因は様々です。

原因をご紹介する前に、簡単にいびきをかいてしまうそのメカニズムを御説明しましょう。

いびきは、人によって音も違えば原因も違うのですが、実はその仕組みは同じなのです。

寝ている時には、誰でも身体中の筋肉が弛緩していますが、それによって喉や鼻の上気道と呼ばれる部分の筋肉も、勿論緩んでいます。

そうなると、上気道が狭くなってしまいますので、自然と身体は酸素を求めて大きく呼吸をする事になります。

酸素を取り入れる際の量やスピードが増えると、狭まった上気道の粘膜が振動して音が鳴ってしまう、これがいびきの仕組みになります。

起きて呼吸をしている時は普通なのに、寝ている間はいびきをかいてしまう理由は、上気道が狭まってしまっているからなのです。

では、どう言った原因で上気道が狭まってしまうのでしょうか、ここで挙げてみましょう。

いびきをかいてしまう7大原因

  • 過度なアルコールの摂取
  • ストレス過多
  • 肥満
  • 枕が自分の頭に合っていない
  • 睡眠薬などを使用した場合
  • 老化
  • 病気

これらは全て、上気道を狭めさせて口呼吸をしてしまうパターンに陥りやすい状態ですので、次章で詳しく御説明しましょう。


2 いびきをかきやすい人の5つの特徴とは?


前章で挙げたいびきの原因になる状態を含めて、どう言った人がいびきをかきやすいのかをご紹介します。

寝酒をする人

寝る前に飲酒をしてしまうと、余計に筋肉を弛緩させてしまう原因となります。

またアルコールが体内に入ると余計に酸素を取り入れようとするために、口呼吸で大きく呼吸をしますので、それがいびきへと繋がります。

普段はいびきをかかないのに、酔っぱらった時にはかいてしまう人はアルコールが原因と見ていいでしょう。

喫煙をする人

喫煙をすると、煙やニコチンが喉の粘膜を傷めてしまいます。

そうなると粘膜に炎症が起きたり、気道にむくみが出たりして上気道を狭める原因となり、いびきをかいてしまう人も出てくるのです。

肥満体型の人

肥満体型の人は、外見ばかりを気にしがちですが、実は体の中に付く脂肪の方が病気の原因にも繋がりやすく、また落とすのも苦労します。

所謂体内脂肪、又は内臓脂肪と呼ばれるものです。

この脂肪は勿論首や喉にも付いてしまいますので、その分気道が圧迫されるのです。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の大きな原因でもあります。

仰向けで寝る人

仰向けで寝ると、舌や喉の奥が気道を塞ぐような形に落ち込んでしまい、結果として上気道が狭まっていびきをかく原因となります。

生活習慣が不安定でストレスが溜まりがちな人

ストレスもいびきの大きな原因になります。

ストレスが溜まっていると言う事は、身体も当然疲労が溜まっている状態になります。

生物は身体に疲労が溜まると、自然にそれを回復させようと酸素を大量に取り込もうとします。

普段は鼻呼吸なのに口呼吸になってしまうパターンも多く、それがいびきの原因となるのです。

ストレスで眠れずに睡眠薬などを使用している場合も同様、やはり筋肉が弛緩して上気道を狭めてしまいます。

何らかの疾患を持っている人

特に鼻に関係のある疾患を持っていると、いびきをかきやすくなります。

例えば、喘息・アレルギー性鼻炎・蓄膿症などの疾患が挙げられます。

鼻に異常を感じた時は、速やかに病院へ行って検査をして貰いましょう。

また、老化による筋力の低下もいびきの原因となり得ます。


3 あなたは大丈夫?睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?


「たかがいびきじゃないか、大袈裟な」と思っている人は、早急に考えを改めて下さい。

たかがいびき、されどいびき、いびきは音が煩くて、本人は気持ちよく寝ているのに周囲が迷惑なだけという認識がありますが、実は本人にも大きな害を与えているパターンがあります。

睡眠時無呼吸症候群、通常SASと呼ばれている病気がそれで、下手をすると寝ている間に呼吸が止まって死んでしまう可能性もあるのです。

いびきと症状は似ているのですが、最も大きな違いは「呼吸をしている時と、無呼吸の時がある」という事です。

10秒以上無呼吸状態が続くようであれば、睡眠時無呼吸症候群を疑ってみた方が良いかもしれません。

これは本人がほぼ無自覚なので、周囲が気を配る必要がありますが、一番大切なのはきちんと病院で診察を受ける事です。

生まれつき気道が狭かったり、顎が小さかったり、鼻が曲がっている、という人もかかることがありますが、最も多い原因は肥満です。

睡眠時無呼吸症候群であると診断されたなら、医師の指示に従って治療を受け、生活習慣を改めると言った努力も必要になってくるでしょう。


4 いびきの改善方法はズバリこの3つ


それでは、ここでいびきの改善方法を3つご紹介しましょう。

仰向けで寝ている人は、横向きで寝るように工夫する

枕を低くしてみたり、抱き枕を利用してみたりするのも1つの方法です。

枕は、首と肩が水平になる状態がベスト。寝ている間に仰向けにならないように、背中に柔らかい布製の物を背負う、掛布団とは別にもう一枚布団を出して丸めて背中に当てておく、というのもいいでしょう。

ただし、これでどうしても寝付けない、となるとストレスになって睡眠障害を起こしてしまう可能性がありますので、あくまでも工夫する、という程度で留めてきましょう。

肥満体型の人はダイエットに取り組む

当然、肥満が原因でいびきをかいてしまうのならば、減量することが一番確実です。

生活習慣が乱れていないか見直し、食事の内容にも気を配って、健康的に減量を進めていきましょう。

内科で減量の指導を受けるのも良い方法です。

普段から口呼吸をしている人は、鼻呼吸を意識する

起きている時も口呼吸をしている人は、寝ている時も口呼吸をしている可能性が非常に高いのです。

起きている時は、上気道が狭まっていないのでいびきのような音を立てることはありませんが、寝ている時は口呼吸は上気道を狭めてしまいます。

普段から、鼻呼吸を意識するようにしましょう。

口を閉じて、舌先は前歯に、舌全体は上顎に付いている状態が舌の正しい位置となります。

舌の位置がずれていると鼻呼吸がしにくくなりますので、まず舌の正しい位置を意識する事から始めて下さい。


5 いびきの3つの治療法


睡眠時無呼吸症候群のように治療が必要な場合は、まずは医者の指示に従うことが最も大切です。

その上で、どのようないびきの治療法があるかをご紹介します。

手術

根本的には、睡眠時無呼吸症候群の原因となっているものを取り除くことが先決です。

肥満の人は減量することで治療が出来ますが、生まれつき扁桃などが肥大して気道を圧迫していたり、気道が狭かったりする人は、手術によって治療を進めていきます。

一般的には、喉の気道を広げる手術が主流で、扁桃や口蓋垂などの粘膜部分を切除することで気道を広くします。

鼻マスク(CPAP)

睡眠時無呼吸症候群の治療法として、特に効果が高いと推奨されているのがこの鼻マスク、通常CPAPです。

これは専用の鼻マスクを付けて眠る方法なのですが、この鼻マスクには小型の空気ポンプがついており、この機能で鼻呼吸のように鼻から気道に空気を送り込むことが出来ます。

鼻呼吸をしやすくなり、息苦しくなったり呼吸が浅くなったり止まってしまったりと言った症状が軽減されます。

マウスピース

これは顎の形が原因でいびきをかきやすい人に有効な治療法です。

個人の形に合ったマウスピースを睡眠時に装着することで、顎の位置を前方に出して喉の気道を確保しますので、上気道を狭めることもなく、いびきや寝苦しさが改善されます。

これは個々によってサイズも形も違いますので、ちゃんと歯科医で自分のマウスピースを作って貰いましょう。


さて、『いびきの治療法は?いびきの原因と一刻も早く止める5つの方法』はいかがでしたか?

自分がいびきをかいているかどうか判らない、という人は寝ている間に録音して確かめるという方法もあります。

人に聞くのは恥ずかしい、そもそも聞く人がいない、という場合にはレコーダーを使って録音してみましょう。

また普段から鼻呼吸を心掛けたり、肥満にならないように生活習慣を改めたり、ストレスを溜めないように心掛けるのも大切です。

何よりも、素人判断は止めて、異常を感じたら早めに病院へ行く事が何よりも大切だと言う事を忘れないでくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

いびきの治療法は?いびきの原因と一刻も早く止める5つの方法

1 いびきをかいてしまう7大原因
2 いびきをかきやすい人の5つの特徴とは?
3 あなたは大丈夫?睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
4 いびきの改善方法はズバリこの3つ
5 いびきの3つの治療法


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