女性ホルモンを増やすサプリメント6選と注意点

女性ホルモンを増やすサプリメント6選と注意点

女性ホルモンは、女性の美容や健康維持のために必要不可欠な物質です。

女性ホルモンが不足すると、肌が荒れたり生理不順が起きたりと、数え切れないぐらい様々な不調が現れます。

加齢に伴う女性ホルモンの分泌量の減少によって、特に中年以降の女性では体調不良や体の変化を感じやすくなります。

女性ホルモンを増やしホルモンバランスを改善するためには、女性の体をサポートしてくれる成分が豊富に配合された、サプリメントの服用が効果的です。

そこで今回は、女性ホルモンを増やすサプリメントの成分と、過剰摂取による副作用や体調悪化の予防に役立つ、服用の際の注意点をご紹介します!


女性ホルモンを増やすサプリメント6選と注意点


1 女性ホルモンが不足することで起きる変化


女性ホルモンは美容や健康維持のためには欠かせませんが、不足するとどのような変化が体に起きるかご存知でしょうか?

不足することで起きる体の変化は非常に多いため、体調不良の程度や頻度には個人差があり、他人からは症状のつらさを理解してもらえない、女性ホルモン不足が原因であると気づきにくいこともあります。

そこで、女性ホルモン不足で現れる代表的な症状をご紹介しますので、似たような症状を感じることはないか、チェックしてみましょう。

女性ホルモンが不足することで起きる代表的な10の症状

・生理不順
・不眠
・イライラ
・肌の潤いがなくなる
・ニキビなどの肌荒れ
・更年期障害
・不妊
・太りやすくなる
・骨が脆くなる
・髪の抜ける量が多くなる

ここでご紹介したものはほんの一部で、女性ホルモンが不足すると現れる症状は数えきれないほどたくさんあります。

体だけではなく精神的な症状が現れるのも特徴で、具体的な体の不調に加え、気分の落ち込みや不眠、イライラといった症状がある場合には早めの対処が必要です。

症状がまだ軽い段階ならば、サプリメントで不足した女性ホルモンを補ってあげることで、症状の改善が期待できます。

ただし、サプリメントはあくまでもサポート用ですので、不規則な生活や偏食が続いている場合、いくら服用しても効果がありません。

サプリメントの効果を最大限発揮できるように、まずは自分の生活習慣を見直すようにしてくださいね!

対処が遅れてしまうと、体の不調が心の不調を招き、体の不調もさらに悪化するといった悪循環に陥ってしまうこともあります。

「気のせいかな、、、ちょと休めば治るかな、、、」と自己判断せず、体調不良が続くときは我慢しないで専門医に相談しましょう。


2 女性ホルモンを補う大豆イソフラボンの効果


女性ホルモンは年齢とともに分泌量が低下して、様々な体調不良を引き起こしますが、分泌量そのものを増やすのはなかなか難しいので、サプリメントで補う必要があります。

女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つことから、女性ホルモン減少による体調不良の改善や、健康や美容において様々なサポート効果が期待できる物質に、大豆イソフラボンがあります。

大豆や大豆の加工食品などから摂取できる成分ですが、毎日十分な量を確実に摂取したいという方に、特に人気のサプリメントです。

そこで、大豆イソフラボンの摂取によって、期待できる効果をご紹介します。

大豆イソフラボンの主な5つの効果

・美肌効果
・更年期障害の緩和
・骨粗しょう症の予防
・精神的不安の軽減
・生理不順の解消

大豆イソフラボンは女性ホルモンと似たような働きをする成分で、不足することで起きる様々な体調不良を改善する効果があります。

そのため、女性ホルモンの不足を感じている中高年の女性だけではなく、生理不順に悩む若い女性など、年齢を問わずおすすめできる成分です。

ただし、大豆イソフラボンをサプリメントから過剰摂取すると、女性ホルモンのバランスが崩れてしまうこともあるため、摂取量には注意が必要です。

また、大豆イソフラボンは胃腸トラブルを引き起こすこともありますので、サプリメントからは1日30mgを上限に、それ以上摂取したい場合は、過剰摂取のリスクのない大豆製品から摂取するようにしてくださいね。

健康にも美容にも優れた効果を持つ大豆イソフラボンですが、体内でエクオールという物質を作ることのできない方の場合は、大豆イソフラボンの効果を実感しにくいというデメリットもあります。

実は、日本人女性の半数は、体内でエクオールを作ることができない体質なのです。

エクオールを作れる体質がどうか知りたい方は、民間企業や医療機関が提供している体質チェック検査を受けてみることをおすすめします。

エクオールが作られない体質であっても、大豆イソフラボンが体に良いことは変わりありませんので、健康維持のためにサプリメントの活用も検討してみてくださいね。


3 レッドクローバーにも女性ホルモンと同じ効果がある


女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンは、大豆の他にもレッドクローバーという外国産のハーブにも豊富に含まれています。

レッドクローバーはマメ科の多年草で、原産地であるヨーロッパでは古代ローマ時代には薬用ハーブとして活用されていました。

別名アカツメクサとも呼ばれるこのバーブは、日本国内には明治期に持ち込まれ、春の道端で可愛らしい花を咲かせる雑草として親しまれています。

レッドクローバーには、大豆の10から20倍の量のイソフラボンが含まれるため、レッドクローバーを配合したサプリメントの服用によって、大豆イソフラボンと同様に体調不良の改善が期待できますよ。

体内に入ったイソフラボンは腸で吸収されますが、レッドクローバーに含まれるイソフラボンは大豆イソフラボンよりも吸収率が高いため、胃腸が弱っている状態でも吸収されやすく、イソフラボンの効果を得られやすいメリットがあります。

さらに、喉の痛みや咳、痰などの呼吸器系のトラブルの緩和、動脈硬化予防などの健康効果も期待できます。

大豆イソフラボンにレッドクローバーが含まれているサプリメントもありますので、一つの成分ではもの足りないという方はぜひ検討してみてくださいね!


4 ホルモンバランスを安定化させるプラセンタ


女性ホルモンの乱れは、健康面だけではなく、美容面にも悪影響を及ぼします。

肌のくすみや抜け毛の増加、髪のパサつきは、年齢よりも老けているように見られる原因になりますし、人目が気になって外出を控えたり、気分が落ち込んでしまったりする方も少なくありません。

肌や髪の老化を食い止めるためには、ホルモンバランスを整えるだけではなく、アンチエイジング効果の高いプラセンタの摂取が有効です。

プラセンタは哺乳類の胎盤から抽出した成分ですが、プラセンタ配合のスキンケア化粧品を直接皮膚に塗ったり、プラセンタ配合のサプリメントを飲んだりして、気軽に体内に取り入れることができます。

プラセンタの摂取で現れる4つの効果

ホルモンバランスを整える

プラセンタには卵巣の機能を正常化し、ホルモンバランスを整える働きがあります。
ホルモンバランスが正常になれば、自律神経の働きも良くなりますので、ストレス軽減効果も期待できます。
生理不順や月経前後の体調不良にお悩みの方に最適です。

肌の細胞を活性化して美肌に

プラセンタには豊富なアミノ酸や成長因子が含まれ、肌の細胞の生成や修復を早め、肌を健康な状態に整えてくれます。

アンチエイジング

抗酸化作用の高いビタミンやミネラルなどの生理活性成分、吸収率の高いアミノ酸が含まれ、健康で美しい肌づくりをサポートしてくれます。
また、コラーゲンの生成が活発になるため、たるんだ年齢肌をハリと弾力のある若々しい肌にしてくれます。

疲労回復

プラセンタに含まれる良質で種類豊富なアミノ酸、ビタミンやミネラルが体の回復力を高め、疲労の蓄積を予防します。

このように女性に嬉しい効果のあるプラセンタですが、最も効率の良い摂取方法は注射で、サプリメントでは効果が緩やかで限定的という特徴もあります。

高濃度のプラセンタを用いる注射は、即効性がある一方、コストが高いのがデメリットです。

そんなにお金をかけられないという方でも、サプリメントやプラセンタドリンクを毎日継続して摂取すれば、体調不良の改善や美肌効果を実感できますよ。

しかし、全てサプリメント任せにするのではなく、普段の生活習慣や食生活を見直し、サプリメントが効果を発揮しやすい環境を整えることも大切です。

プラセンタはアミノ酸を豊富に含みますので、アレルギーのある方は注意が必要ですから、心配な方は医師や薬剤師に事前に相談し、安全に服用できるようにアドバイスをしてもらいましょう。


5 女性ホルモンを増やすにはマカが有効


マカはアンデスの女王とも呼ばれる、ペルー原産の植物です。

アンデスの厳しい環境で育ったマカは、栄養価に優れた滋養強壮食として、現地の人々に活用されてきました。

一般的にマカといえば、男性向けの精力増強向けというイメージがありますが、実は女性ホルモンの分泌を促す作用に加え、様々な効果が期待できるのです。

マカを摂取することで現れる5つの効果

・女性ホルモンの分泌を促す
・更年期障害の緩和
・不妊症の改善
・老化を防ぐ
・ストレスに強くなる

マカにはアミノ酸一種であるアルギニンをはじめ、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれていますから、ご紹介したような5つの効果が期待できます。

また、マカは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることが分かっており、ホルモンバランスを正常化し、女性ホルモンの分泌を促してくれる作用があります。

さらに、マカの高い抗酸化作用が血管や肌の老化を予防してくれるため、アンチエイジング効果も期待できますよ。

不妊症や更年期障害の改善にも高い効果がありますので、女性ホルモンの減少が原因の諸症状にお悩みの方は、ぜひマカが含まれているサプリメントを服用してみてくださいね!


6 サプリメントを服用するときの注意点


女性ホルモン不足が原因の体調不良の改善には、手軽に必要な成分を摂取できるサプリメントはとても効果的な食品です。

しかしながら、サプリメントを摂取する際には、いくつか注意すべきこともあります。

サプリメントを服用するときの注意点

過剰摂取

サプリメント以外の食品にも言えることですが、どんな成分でも、過剰摂取は体調に悪影響を及ぼすことがあります。
手軽に摂取できるものだからこそ、用法用量を守って摂取しましょう。

妊娠時は避ける

女性ホルモンを整えるサプリメントは、妊娠しているときに服用するとお腹にいる赤ちゃんに影響を及ぼしてしまう場合があります。
妊娠中はホルモンバランスを崩しやすいものですが、自己判断でサプリメントを服用することは控えてくださいね。
過剰に心配する必要はありませんが、早めに主治医に相談しましょう。

体調が悪化したとき

基本的に用法用量を守れば、サプリメントで副作用は現れることはありません。
しかし、体質や体調によっては、思わぬ副作用や体調悪化、アレルギーの症状などが現れることもあります。
服用して何らかの症状が出てきた場合は、今すぐに服用を中止し、医師または薬剤師に相談しましょう。

サプリメントは手軽に摂取できるのが魅力的ですが、自分の体に合わなかったり、過剰摂取したりしたときは体調が悪化してしまいます。

そのような事態にならないためにも、サプリメントの取り扱いに十分に注意し、急激な体調悪化や気になる症状がある場合には、すぐに医療機関を受診しましょう!


加齢による女性ホルモンの分泌量の減少は、誰にでも起こりうる、避けることができないものですが、サプリメントや食品から、女性ホルモンの分泌を促進したり、体内で女性ホルモンと同様の働きをしてくれる成分を補ったりすることで、女性ホルモン不足が招く体調不良を改善することができます。

そのためサプリメントを選ぶ際には、自分の状態を把握し、必要な成分を見極めた上で、製造方法や有効成分の含有量、どのような添加物が含まれているかなど、製品ごとの特長や品質をよくチェックして、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

また、サプリメントを服用するときは過剰摂取を避けて、何らかの症状が現れたら悪化する前に止めることも大切です。

サプリメント服用中はちょっとした体調の変化も見逃さないようにして、心配なことがあれば医師や薬剤師に相談するなど、安全面への配慮も忘れないようにしてくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

女性ホルモンを増やすサプリメント6選と注意点

1 女性ホルモンが不足することで起きる変化
2 女性ホルモンを補う大豆イソフラボンの効果
3 レッドクローバーにも女性ホルモンと同じ効果がある
4 ホルモンバランスを安定化させるプラセンタ
5 女性ホルモンを増やすにはマカが有効
6 サプリメントを服用するときの注意点


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