オリーブオイル洗顔はやめた方が良い?気になる効果と失敗しない実践法

オリーブオイル洗顔はやめた方が良い?気になる効果と失敗しない実践法

オリーブオイルは料理で使うのはもちろんのこと、肌にも優しく、潤いを与えてくれるので、化粧品だけでなく洗顔にも使われていますよね。

そんなオリーブオイルを使った洗顔がブームになり、効果を絶賛する方がいる一方で、肌に刺激が強くて効果がないという方もいるなど、そもそもオリーブオイル洗顔は本当に肌にいいのか気になりますよね。

そこで今回はオリーブオイル洗顔のメリットとデメリットと共に、オリーブオイル洗顔で効果を出すための正しい方法をお伝えします。        


オリーブオイル洗顔はやめた方が良い?気になる5つの効果と失敗しない実践法


1 オリーブオイル洗顔にはどんなメリットがある?


オリーブオイルはオリーブの果実を絞って作られた天然の油で、脂肪酸のオレイン酸を多く含むため、他の油より酸化しにくい特徴があります。

通常植物油の加工は加熱して抽出しますが、オリーブオイルは加熱をしなくても作ることができるため、オリーブの成分を壊すことなく油として活用することができます。

このオリーブオイルを使った洗顔は、肌にも優しく、様々なメリットがあります。

オリーブオイル洗顔の3つのメリット

刺激が少ない

洗顔料などには、汚れを取り除くために界面活性剤が使われていますが、界面活性剤は多用すると肌に必要な油分を少しずつ壊してしまうため、肌が弱い方には刺激となります。オリーブオイルは加工されていないので、刺激があまりありません。

保湿の力が強い

オリーブオイルに含まれているオレイン酸は、人の皮膚を構成する成分の一つで、肌になじみやすいため洗顔しても肌が乾燥しにくくなり、保湿力を高めます。

皮脂汚れになじむ

皮脂の汚れは、元々肌を構成している成分が老化し不要となったものなので、皮脂と同じ成分を持つオリーブオイルは汚れを浮かしやすく、肌に負担をかけずに取り除くことができます。

このようにオリーブオイルは、肌に負担をかけず、肌になじむことで、肌本来の再生する力を後押ししてくれるため、洗顔に向いているのです。


2 オリーブオイルは刺激が強い?そのデメリットとは?


肌に優しいオリーブオイルですが、洗顔をすることによるデメリットもあります。

オリーブオイル洗顔の3つのデメリット

クレンジングには不向き

オリーブオイルは肌にはなじみやすいのですが、アイメイクやリップなど、ポイントメイクのメイクなどは十分に落としきれません。ウォータープルーフのものは、先に落としてからオリーブオイル洗顔をする必要があります。

効果が出るまで時間がかかる

肌本来の再生能力が回復するには、個人差があるため肌サイクル1周目や2周目では実感ができにくく、一度止めてしまうとまた一からのやり直しになってしまいます。

合わない肌質がある

オリーブオイル自体に刺激があるわけではないのですが、オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、ニキビの原因となるアクネ菌のエサとなるため、ニキビが悪化することがあります。

またオリーブオイルは十分に洗い流さないと、肌に残って酸化し、これが肌への刺激となることがありますので、注意が必要です。


3 食用のオリーブオイルは洗顔に使えるの?


オリーブオイルはその加工の過程によって質の違いがありますので、洗顔には美容用のオリーブオイルを使いましょう。

というのも、食用のオリーブオイルには、オリーブオイルを絞った際に出る皮や種の欠片などの不純物が混ざっているからなのです。

不純物は直接肌に刺激となり、敏感肌の方は肌荒れを起こすことになってしまいます。

さらに食用のオリーブは酸化が早く、変質しやすいため肌に塗ると油焼けからシミとなることがあります。

その点、美容用のオリーブオイルは不純物を取り除いたうえに精製されているので、肌に優しく酸化しにくくなっています。


4 これで大丈夫!正しいオリーブオイル洗顔の方法


オリーブオイル洗顔はメイクを落とすというよりは、肌になじませ肌汚れを落としやすくする、いわゆる肌環境に整える働きをします。

オリーブオイル洗顔の5ステップ

①蒸しタオルで毛穴を開く

水で濡らしたタオルを、電子レンジで1分加熱して蒸しタオルを作ります。

あらかじめ腕の内側に当ててみて、熱すぎないか確認してから顔に乗せ、1分ほど温めて毛穴を開きましょう。

②オリーブオイルを肌になじませる

手のひらに大さじ1のオリーブオイルを取り、両手で温めます。手の温度と同じになったら、指に取り、額、鼻のTゾーン、あご、ほおなどポイントごとにオイルを乗せ、指で円を描くように肌になじませます。

③オリーブオイルを洗い流す

30度から35度程度のぬるま湯で、オイルを洗い流します。こすらないようお湯を肌に当てるようにしてすすぎましょう。

お湯の温度が高いとオイルは落としやすくなりますが、肌が乾燥してしまうので止めておきましょう。

④蒸しタオルでオリーブオイルを落とす

再び蒸しタオルを作り、顔に残ったオイルをタオルに吸わせます。こすらないよう注意しましょう。

⑤洗顔料で洗う

洗顔料で仕上げ洗いをします。お湯やタオルで取り除けなかった、鼻の脇や口の端なども含め、しっかり洗うようにしましょう。

すすぎはしっかりと行い、洗い残しがないように注意しましょう。


5 かえって逆効果?オリーブオイル洗顔をする際の注意


市販されている洗顔料が肌質を選ぶように、オリーブオイルを洗顔で使うと肌を痛めてしまうケースがあります。

オリーブオイル洗顔が向かない肌の状態 

ニキビが炎症、化膿している場合

オリーブオイルの成分であるオレイン酸は、ニキビの原因となるアクネ菌のエサであり、その活動を活性化してしまう可能性があります。

まだ初期の状態の場合は、角栓が取れて肌の再生を促す可能性もありますが、オリーブオイル洗顔は止めておきましょう。

オイリー肌の場合

オイリー肌は肌の皮脂と水分のバランスが崩れている状態なので、オリーブオイルに含まれるオレイン酸がさらにバランスを崩す可能性があります。オイリー肌の改善には保湿が優先です。

アレルギーがある場合  

元々アレルギー体質の方の場合、オリーブオイルにアレルギー反応が出ることがあります。

事前に腕の内側にオリーブオイルを塗って1日置き、痛みやかゆみがないかパッチテストを行うようにしましょう。

さらに極端な乾燥肌の方も、オリーブオイル洗顔がかえって乾燥を悪化させてしまうことがありますので、注意が必要です。

肌荒れを起こしている肌は、いつもより肌のバリア機能が低下していますので、いつもは大丈夫でもオリーブオイル洗顔が刺激となることもあるので、この場合はオリーブオイル洗顔は休むようにしましょう。       


オリーブオイル洗顔のメリットやデメリット、そしてオリーブオイル洗顔の効果を出すための洗顔方法についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

天然成分のオリーブオイルは、肌にも含まれる成分であるオレイン酸の効果で肌になじみやすく、汚れを落としやすいため、洗顔に向いています。

ただし食用のオリーブオイルは、天然に近い分痛みやすく、肌に刺激となる不純物も多く含まれますので、洗顔用にはかならず美容用のオリーブオイルを使うようにしましょう。

そしてw肌に優しいとはいえ、肌の状態や肌質によっては、効果が出ないこともありますので、十分に注意しながら洗顔を行うようにしましょう!

まとめ

オリーブオイル洗顔はやめた方が良い?気になる5つの効果と失敗しない実践法

1 オリーブオイル洗顔は肌になじんで皮脂汚れが落ちやすい
2 オリーブオイルはメイクによっては落とせないものがある
3 食用のオリーブオイルは洗顔で使ってはいけない
4 オリーブオイル洗顔は前後の蒸しタオルがマスト
5 肌が荒れているときや炎症を起こしているときのオリーブオイル洗顔はNG


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