大人の股関節脱臼の原因と治すための方法6つ

大人の股関節脱臼の原因と治すための方法6つ

股関節の脱臼はスポーツや何らかの事故によって起きますが、大人が脱臼すると早めに対処しないと大変なことになります。

大人が股関節を脱臼すると、激しい痛みが襲ってきて足を動かすことがままならなくなって普通の生活がしにくくなります。

治療するためには安静にして負担をかけないようにし、股関節を使うときはゆっくり気を遣って動かすことが重要です。

非常に慎重に行動しなければならないので、股関節を脱臼したら一刻も早く治すための対策を実施して、二度と脱臼しないように原因も知る必要があります。

そこで今回は、大人が股関節を脱臼したときの治療方法と、脱臼を起こす原因をご紹介します!


大人の股関節脱臼の原因と治すための方法6つ


1 大人が股関節を脱臼する原因


股関節が脱臼すると、正常な位置から骨がずれるので激しい痛みが襲ってきて、日常生活が困難になるので早めに治療する必要があります。

そして、大人が股関節を脱臼する原因は、外部からの衝撃による物と加齢が主な理由の変形性関節症の2種類に分けられるので、それぞれの特徴を知ることが大切になります。

大人が股関節を脱臼する原因

外部からの強い衝撃

大人が股関節を脱臼する原因の多くは外部からの強い衝撃で、スポーツによる事故や転倒などで股関節に強い力が加わると脱臼してしまいます。

本来、股関節は脱臼を起こしにくい部分ですが、大き過ぎる力によってずれてしまうので、強い衝撃が加わった覚えがあったら気を付けましょう。

加齢による変形性関節症

変形性関節症は老化によって体の機能が衰えると発症率が上がる病気で、体にかかる衝撃を吸収していた骨がすり減り、次第に激しい痛みを感じるようになるのが特徴です。

特に、男性と比べて筋力が弱い女性がかかりやすいので、股関節周辺に痛みを感じたときは我慢せずに病院へ行って検査してもらうことが重要になります。

痛みが強くなると、階段が上がれなくなったり靴下が履きにくくなったりと、股関節を使う動きがやりにくくなるので痛みを感じたときは気を付けましょう。

大人が股関節を脱臼したとき、原因は外部からの強い衝撃か変形性関節症による物が多いので、少しでも痛いと感じたら悪化する前に病院で検査してもらってくださいね!


2 人口股関節の方も要注意


何らかの理由で人工的に作られた股関節をつけた直後は、脱臼しやすい状態になるので注意が必要です。

人口股関節をつけることで、普通の生活を送れたり簡単なスポーツもできたりしますが、本来の股関節よりも浅い所につけるので非常に外れやすくなっています。

3ヶ月ほど経てば支えが安定して脱臼しにくくなるので、人口股関節をつけた直後は負担になるような行動は避けて、医者からの注意点をしっかり守ることが大切です。

股関節脱臼につながる5つの動作

  • 高い段差を上る
  • しゃがむ
  • 足を組む
  • 横に座る
  • 体育座り

股関節を使う動作は何気なくしてしまいがちで、意識して気を付けていないと股関節の脱臼につながってしまいます。

そして、人口股関節をつける手術をした後の注意点は、人によって異なるので医者が言っていたことをしっかり守り、股関節に負担をかけないようにしてくださいね!


3 股関節を脱臼したときの症状


大人が股関節を脱臼したときは様々な症状が現れますが、軽い症状であっても放置していると悪化していくので気を付けましょう。

股関節が脱臼したときの症状

激しい痛み

股関節が脱臼したとき、一番多い症状が動けないぐらいの激しい痛みです。

そして、脱臼した部分は膝を立てた状態のままになり、真っ直ぐに伸ばすことができなくなるので、我慢して無理に動かそうとすると更に痛みが増すのですぐに病院へ行きましょう。

股関節周辺の腫れや損傷

股関節が脱臼すると元の位置からずれてしまうので、周辺にある組織が傷ついたり腫れたりするので放置しないことが大切です。

また、出血やしびれなどの症状が現れる場合もあるので、状態が悪化する前に診てもらってくださいね。

足の長さが変わる

股関節が本来の位置からずれると、足の開きが悪くなったり長さが変わったりするので、体に負担をかけてしまいます。

腰痛にもつながるので、放置せず病院へ行って治療を行うことが大切になります。

股関節が脱臼すると激しい痛みが襲ってきて生活が困難になり、放置していると股関節周辺にも影響が現れて治りも遅くなってしまうので、普通の生活を送るためにも脱臼したときは絶対に病院へ行ってくださいね!


4 股関節脱臼の治療方法


股関節が脱臼した後は、すぐに病院へ行って治療を始めないと元の状態に戻すのが難しくなって、何らかの後遺症が残る可能性も高くなります。

病院では最初にレントゲンで脱臼をした部分が骨折していないか確認をして、他の部分にも損傷がないかを調べます。

そして、股関節の脱臼を治すためには手術が必要になり、術後は2週間近く安静することになるので覚えておきましょう。

また、場合によっては人口股関節に置き換えることもあるので、脱臼をした後は生活が変化する可能性が高くなります。

大人の股関節脱臼は手術や術後などで大変になることが多いので、負担がかかるような姿勢を避けて、激しいスポーツをするときは股関節の状態に気を付けてくださいね!


5 股関節を脱臼したときは合併症に注意


外部からの強い衝撃で股関節が脱臼した場合、合併症が起こっていないか注意する必要があります。

股関節が脱臼したときに考えられる2つの合併症

坐骨神経損傷

腰から足まで伸びている坐骨神経が脱臼によって損傷すると起きる合併症で、主にしびれの症状が現れますが、骨折をしていない限り自然に治る病気になります。

阻血性大腿骨頭壊死

脱臼をして1日以内に整復させないと起きる合併症で、早めに股関節脱臼の治療を始めないと大腿骨頭が壊死する確率が高まります。

そして、壊死している範囲が広いと手術をしなければ治らないので、股関節が脱臼したらすぐに病院へ行きましょう。

大人の股関節脱臼は他の部位にまで大きな被害が及ぶので、早く治療を開始して合併症を引き起こさないようにしてくださいね!


6 再発防止のための対策


股関節の脱臼は負担になるような動作をすると再発してしまうので、治療をした後も予防が大切になります。

再発を防止する3つの方法

負担がかかる動作を避ける

股関節が脱臼したとき、まず気を付けたいのが横座りや足組などの股関節を使う動作で、日常的にやっていると負担がかかって再発するので注意しましょう。

そして、どうしても股関節を使う動作をしないとならないときは、反動がつくような動きをせずゆっくり曲げることが重要です。

筋力の低下を防ぐ

股関節周辺の筋肉が衰えてしまうと脱臼が再発しやすくなるので、ストレッチで筋力を鍛えて股関節の安定化をする必要があります。

ストレッチは医師に相談をして自分に合った方法を取ると効果があるので、自分で判断せず病院で股関節の状況を見てから始めましょう。

寝るときの動きを対策する

股関節の脱臼は足を組むことでも再発しやすくなりますが、起きている間は気を付けていても寝ている間は無意識のため、知らない内に足を組んでしまっている可能性があります。

そのため、寝るときは足の間にクッションを置いて、足を組まないように対策をすることが重要のため、寝ている間に足を組む癖がある方は試してみてください。

股関節の脱臼は負担をかけると再発しやすくなるので、なるべく無理な姿勢は避けて労わってあげてくださいね!


さて、『大人の股関節脱臼の原因と治すための方法6つ』はいかがでしたか?

体がぶつかるようなスポーツをしていたり、事故に巻き込まれたりして股関節を脱臼してしまったときは、早目に病院で治療を始めないと合併症を引き起こして治りにくくなります。

脱臼は激しい痛みを伴うことが多く、大人でも我慢できないほどのため我慢して生活を続けず、後遺症を残す前に早急に病院へ行きましょう。

そして、治療をした後は股関節に負担をかけないように生活をして、再発防止に努めることが重要になるので、一度脱臼を経験したら体の動きには気を付けてくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

大人の股関節脱臼の原因と治すための方法6つ

1 大人が股関節を脱臼する原因
2 人口股関節の方も要注意
3 股関節を脱臼したときの症状
4 股関節脱臼の治療方法
5 股関節を脱臼したときは合併症に注意
6 再発防止のための対策


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