トイレに行っておしっこをしたはずなのに、なんだかまだ残っている気がする、どうもすっきりしない、そういった経験はありませんか。
残尿感は、まだ尿が残っている、という「感じ」がするだけで、実際に尿がなくても残っていても、そういった感覚があります。
何度もトイレに行くことになるので、トイレに行くことができない状態はストレスにもなりますし、夜中に何度も起きることで睡眠不足にもなってしまいます。
そこで今回は、残尿感が起きる原因となる病気とともに、残尿感を解消する方法、また予防する方法についてご紹介します。
残尿感が起きてしまう4つの原因と解消するための方法
1 残尿感があるのは膀胱に原因がある?男女で違いがあるの?
残尿感とは、トイレに行っておしっこをした後も、おしっこが残っている感じがあり、すっきりしない症状をいいます。
尿がたまる膀胱に、実際に尿が残っていてそう感じることもありますが、ほとんどは残っておらず、感覚はあるため何度もトイレに行くことになります。
残尿感がある原因としては、以下のことがあげられます。
しかし残尿感が起きる原因には様々なものがあり、重篤な病気の可能性もあります。
男性と女性でも、残尿感が起きる病気には違いがありますので、詳しくご紹介します。
2 男性で残尿感があるのは前立腺の病気?どんな病気がある?
男性のみにある臓器である前立腺に、何らかの原因が起き、残尿感が起きることがあります。
3 女性の残尿感は膀胱炎によるもの?
女性に残尿感が起きる原因としては、2つの病気があります。
残尿感が起きる原因となる2つの病気
・膀胱炎
・骨盤臓器脱・性器脱
骨盤臓器脱・性器脱は女性特有の病気で、膀胱や子宮、直腸などが本来の位置から下がり、膣の入り口から飛び出してくる病気で、出産をした女性の約半数に起き、更年期以降の女性に多く見られる病気です。
膀胱や尿道が下がってくると、頻尿や残尿感といった症状が出ますが、どの臓器が飛び出しているときでも、横になっているときには症状が出ないという特徴があります。
しかし残尿感の症状が起きる原因として、女性が最もかかりやすい病気に膀胱炎があります。
膀胱炎は、尿道から細菌が侵入し膀胱に感染することで起きる疾患です。
男性もかかることのある病気ですが、尿道から膀胱が近く、膀胱に尿を多く溜めることができる女性は特にかかりやすくなっています。
同じように尿道から細菌が侵入することで起きる病気には、腎盂腎炎があり、こちらも残尿感や頻尿といった膀胱炎の症状があります。
4 残尿感をなくすことはできる?すぐできるセルフケアとは?
残尿感があると、何度もトイレに行きたくなってしまい、日常の生活にも支障が出てしまいます。
すぐに残尿感を解消するために、以下のことを実践してみましょう。
さらに膀胱兪と合わせて、腰骨の位置で、背骨と尾骨をつないだ縦の線と交わるところから、左右に指2本分外側にあるツボ、腎兪もあわせて刺激しましょう。ツボを温めることでも、同じような効果があります。
5 残尿感をなくすための予防方法は?
残尿感をなくすためには、その原因となる病気を改善することも必要ですが、はっきりとした病気はないのに、残尿感がある…ということもあります。
症状を悪化させないために、日常の生活から残尿感をなくす予防を行いましょう。
トイレに行ったのになんだかすっきりしない、また残尿感があるせいで、トイレのことばかり考えてしまうなど、常にトイレの悩みが頭にあると思うように日常生活が送れなくなってしまいます。
しかし残尿感が起きるのは、病気が原因によるものがほとんどであるため、その病気を特定し、治療することが必要です。
さらに神経の障害によるものや、膀胱の活動が過剰であるために残尿感が起きることもありますので、残尿感がたびたびある場合は、早めに病院で診察を受けるようにしましょう。
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