腰痛を自宅で治したい人のための効くツボ5選と押し方

腰痛を自宅で治したい人のための効くツボ5選と押し方

対人関係などのストレスが強い環境にいると、筋肉が緊張して体のあちこちが痛み出したりすることってありますよね。

突然腰が痛むぎっくり腰や椎間板ヘルニア、重苦しい腰の痛みが続くなど、女性の不調の中でも肩こりに次いで多いのが腰痛です。

腰痛の多くは、ストレスや腰の負担によって発症するもので、腰痛が長引くのは痛みの不安から、体がよりストレス状態になり、治りにくくなる慢性化を招いていることをご存知でしょうか?

腰痛を治すためには、心と体のストレス対策が重要です。その上でツボ押しなどのセルフケアによって改善に導くことができるのです。

そこで今回は、腰痛を自宅で治したい人のために、腰痛に効くツボ5つと押し方をご紹介します!


腰痛を自宅で治したい人のための効くツボ5選と押し方


1 体力不足の腰痛に効く腰ツボで弱まった体力を回復する方法


体に負担のかかる持ち上げ動作の繰り返しや不良姿勢の持続などで、疲労が蓄積すると腰痛が出やすくなります。

健康維持や体力アップに役立つツボを刺激して、少々過度な負担にも耐えられるようにしましょう。

体力アップ・健康維持に効くツボ・命門の押し方

命門の場所:へその真後ろ(背骨側)
命門は背中側にある腰に直接アプローチするツボで、体力アップと健康維持に効果があります。
後ろに回した両手の中指を重ね合わせ(女性は右手を下にする)、背骨の上をやさしく押すように20~30回程度ゆっくり刺激しましょう。

腰のツボを押す時は、この命門を基準にしてスタートすれば、他のツボの位置を確認しやすくなります。

下半身の冷えによる腰痛やお通じの不調にも効果がありますので、気になる方はぜひ命門を押す習慣をつけましょう!


2 プロも重要視の腰ツボで腎機能を活性化してストレスを解消する方法


腰痛持ちの家族がいると腰痛になりやすく、遺伝的に腰痛を起こしやすいという体質も影響するのですが、実は腰痛が恐怖を伴う記憶になっていることが大きく関係しています。人は腰痛に対する恐怖や不安があると、腰を大事にし過ぎるようになります。その結果、返って痛みが長引き、治りも悪くなるという慢性化を招いてしまうのです。

また、知らず知らずのうちに溜め込んでいるストレスが、腰痛だけでなく腎臓機能までに影響を及ぼしてしまうので、腎臓機能を活性化するツボを刺激することで、腰痛を改善できます。

それでは腎機能を活性化するツボの押し方をご紹介します!

腎臓機能を活性化するツボ・志室の押し方

志室の場所:命門から左右に指4本分離れたところ
志室は疲れたり腰にコリを感じた時などに体を反らす際、無意識に手を当てる場所で、リフレッシュに効果的です。腰痛や坐骨神経痛にも効果があります。
肩幅くらいに足を開いて 立ち、親指を志室にあてて20~30回程度軽く刺激しましょう。

志室のツボ下は、最も負担のかかる腰の筋肉があり、マッサージ師さんや鍼灸師さんが治療ポイントとして重要視する場所ですから、ツボが色々あってわかりづらい…そんな方はこのツボだけでもおさえておくことをお薦めします!


3 ぎっくり腰の前兆に効く腰ツボで慢性痛を予防する方法


腰が重く、だるさや疲れを感じる時は、ぎっくり腰になりやすい兆候かもしれません。

負担のかかる動作などで緊張した筋肉の状態に、痛みに対する不安が加わってストレス状態が続くことで、体内の鎮痛システムを狂わせてしまい、ぎっくり腰のような突然激しい痛みでなくても、弱い痛みさえも強く感じてしまいます。

ツボを優しく刺激したり、ホットタオルやカイロを貼って温めることで、そのような慢性痛を和らげることができます。

ぎっくり腰の前兆に効くツボ・腎兪の押し方

腎兪の場所:
へその高さで腰に手をあてた時に、背骨側で両手の親指が当たるところ(命門から左右に指2本分で、志室との中間地点に存在)
腎兪は腎機能や生殖器の疾患やぎっくり腰や慢性痛の緩和に効果があります。
両手の親指の腹をまっすぐ体に当て、大きく腰を回しながら、ゆっくりと押してから力を抜きましょう。

また、筋肉はぐいぐい力強く押すと硬くなってしまい、腰痛を悪化してしまいかねません。痛気持ちよさに少々物足りない気がしても、その手前くらいの強さを意識しながら優しく押すようにしましょう!


4 生理不順に効く腰ツボで月経痛の悩みを解消する方法


腰痛に効くツボの中には、女性特有の症状に効果のあるツボが多く存在します。

その中でも、自分で触って確かめやすいツボはセルフケアに取り入れやすいので、不調の緩和にはピンポイントでツボ押しを、冷えが気になる方の不調の予防には、免疫力アップの為にツボを温めると効果的です。

それでは生理不順に効く腰ツボで月経痛の悩みを解消する方法をご紹介します!

腰痛と女性特有の不調に効くツボ・腰眼の押し方

腰眼の場所:骨盤のすぐ上のへこんだところ
腰眼は人がまっすぐ立った状態を後ろから見たときに、くぼんだ所が目(眼)のように見えることから、腰の目=腰眼という名称になっています。生理不順や慢性的な腰痛、糖尿病や腎臓の不調など、幅広い症状の改善に効果があります。
腰を両手で挟んで、親指の先で押しながら左右10回ずつ回しましょう。意識を親指の先に集中させるのがポイントです。


5 女性特有の不調に万能な脚ツボで痛みを緩和する方法


腰痛の痛みや体の不調を脚のツボ押しで解消することができます。

さまざまな不調や痛みに対して、この一カ所だけで効果のある万能ツボがありますから、腰痛や月経痛がつらいときなどは、迷わず女性にとって重要なこのツボを強めに押せば症状を緩和することができます。

それでは女性特有の不調に万能な脚ツボで痛みを緩和する方法をご紹介します!

腰痛・月経痛などの痛みに効くツボ・三陰交の押し方

三陰交の場所:内くるぶしの中央から指4本分上、すねの後ろ側に手を当てた時に指が触れるところ
三陰交は腰痛やだるさ、むくみや貧血、月経痛や生理不順、更年期障害などの女性ホルモンに関係する不調に効果を発揮し、特に体に痛みがある時はツボをぐっと強めに押すことで効果があります。
親指の腹を当てて、指の腹を密着させながら約2秒でひと回しするくらいゆっくり回し、反対側も同様に3~5回程度刺激しましょう。

アンチエイジングの鍵となる血流を促す効果もあるので、全身の血流を良くすることで不足しがちな潤いがアップし、肌・髪・爪などのトラブルを予防することもできます。美容効果と痛みで辛い時のお守り代わりとして役立つはずですから、是非覚えておいて下さいね!


さて、『腰痛を自宅で治したい人のための効くツボ5選と押し方』はいかがでしたでしょうか?

家事や育児、職場でも女性にとって腰に負担のかかる仕事は多いのが現状です。

特にデスクワークの方は不良姿勢を取り続けている状態に加えて、仕事に追われる状況や上司との関係などでストレスにさらされる環境が筋肉の緊張を強めているので、いつ腰痛の症状が悪化してもおかしくないでしょう。

心身ともに緊張した状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ、急に起こった腰痛の痛みが長引いたり繰り返すなどの慢性腰痛に発展するリスクが高くなります。

痛みに敏感になってしまわないように、日頃から心と体に働きかける対策を心がけ、自分に合ったツボ押しで腰痛のセルフケアを進めてくださいね!

まとめ

腰痛を自宅で治したい人のための効くツボ5選と押し方

1 体力不足の腰痛に効く腰ツボで弱まった体力を回復する方法
2 プロも重要視の腰ツボで腎機能を活性化してストレスを解消する方法
3 ぎっくり腰の前兆に効く腰ツボで慢性痛を予防する方法
4 生理不順に効く腰ツボで月経痛の悩みを解消する方法
5 女性特有の不調に万能な脚ツボで痛みを緩和する方法


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