エシャレットとは、らっきょうを軟白栽培したもので、らっきょうよりクセが少ないことから注目を集めています。
またさまざまな栄養を含んでおり、健康や美容の効果もあるだけでなく、食中毒対策としても効果があります。
そこで今回は、エシャレットの栄養と効能、食べ過ぎで起こる症状をお伝えします。
エシャレットに秘められたすごい効果効能とおいしい食べ方
1 エシャレットとエシャロットとの違い
エシャレットの起源は、静岡で栽培されていたこの根らっきょうを、東京で販売するにあたり「エシャロット」という名前をつけて売り出したのが始まりです。
しかし、フランス料理など西洋料理で多く使われる香味野菜のエシャロットが、輸入されるようになったことから、混同を防ぐために「エシャレット」と呼ぶことになりました。
それでも「エシャロット」と呼ばれたり、表記されるといったことも少なくないため、元々のエシャロットは「ベルギー・エシャロット」と表示し、混同を防ぐ取り組みがされています。
どちらも同じネギ属の野菜ですが、エシャレットとエシャロットは見た目も大きく違うため、調理に使う際には注意が必要です。
2 エシャレットには栄養が豊富!フルクタンやアリシンにはダイエット効果も?
エシャレットはらっきょうを軟白栽培し、若採りしたものなので、らっきょうと同じ成分を含んでいます。
らっきょう独自の成分であるらっきょうフルクタンは、水溶性の食物繊維で、整腸作用のある成分です。
しかし水にフルクタンが溶け出してしまうため、酢漬けに加工するらっきょうでは、その効能を十分に取り入れることが難しいのです。
一方エシャレットは生で食べることができますので、フルクタンの栄養をそのまま取り入れることができます。
これらの効能を生かすためには、フルクタンを5g、つまり生のらっきょうを3〜5粒を摂取する必要があります。
またエシャレットの強い香りの素であるアリシンにも、さまざまな効能があります。
さらにアリシンには血液中の脂肪を燃焼させて、コレステロール値を下げる効能もあり、フルクタンと共にダイエットの効果が期待できます。
ただアリシンは熱に弱く、フルクタンと同じく水に溶けやすい成分であるため、生で食べることができるエシャレットがピッタリ食材といえます。
3 疲労回復におすすめのエシャレットの効能
エシャレットには、疲労回復に効能のある、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
さらにエシャレットを刻むことで、香りや辛みが強まるため、食欲増進や胃腸の働きを促進する効果も期待できますので、ぜひ積極的に食べるようにしましょう。
4 エシャレットはどんな食べ方がおすすめ?
エシャレットは生で食べやすいよう栽培されていますが、焼いたり炒めたりすると食感が変わり、独特の辛みも気にせずに食べられます。
辛みが気になる場合は、スープやお味噌汁にすると、味がやわらぎますし、緑の葉の部分は、味噌汁の具にしたり、天ぷらや炒め物などにも使えます。
そして少し鮮度が落ちてしおれても、ゆでておひたしやぬた和えにして食べることができます。
5 食べ過ぎ注意!エシャロットの食べ過ぎで起きること
手軽に食べやすいシャロットは、らっきょうが苦手な方でも食べやすいことから、食べ過ぎてしまうことも!そこで食べ過ぎで起こる体の不調にはどのようなものがあるかをお伝えします。
エシャレットは1日に3〜5個程度を食べるのが、体の不調に影響しない量になりますので、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。
エシャレットに秘められた効果効能、そして食べ過ぎで起こる体の不調についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
らっきょうの若採りであるエシャレットは、根らっきょうとも呼ばれ、その柔らかさから生で食べても美味しく、さまざまな料理で活用されています。
ただ香味野菜であるため、食べ過ぎるとその栄養が十分に摂取できず、胃痛の原因となることがありますので、適量を守り葉まで丸ごと料理に活用するようにしましょう!
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