大人も注意すべき溶連菌発疹の原因と対処法5つ

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Helga Weber

発熱や咽頭炎などの症状に加え、皮膚に赤いブツブツや腫れといた症状があるなら、溶連菌感染症かもしれません。

溶連菌感染症は、免疫力が低く、飛沫感染や接触感染への対策が十分にできない子供が罹りやすい感染症として知られていますが、大人でも感染する可能性はあるのです。

溶連菌感染症について、症状など基本的なことを知っておくと、万一感染してもすぐに対処することができます。

そこで今回は、溶連菌発疹の原因と症状に併せて、治療法や注意点をご紹介します。


大人も注意すべき溶連菌発疹の原因と対処法5つ


1 正しい知識でリスク減!溶連菌感染の原因


溶連菌は、免疫力の低い子供だけではなく、妊娠中や高齢の方など、免疫力が低下していれば大人でも感染するリスクがありますので、溶連菌感染症について知っておくことは、とても大切なことです。

溶連菌は細菌の一種で、血液中で赤血球を破壊する毒素を作り出し、血液を溶かす働きがあります。

溶連菌が感染した場所に応じて、発熱や吐き気、さらに粘膜や皮膚に様々な症状が現れます。

溶連菌は感染力が強く、一度感染症を発症しても、繰り返し感染・発症することがあるやっかいな存在です。

溶連菌の感染経路

鼻水や咳からの感染(飛沫感染)

溶連菌に感染すると、細菌を体外に追い出すために咳や鼻水が出ます。この飛沫に含まれる細菌を吸い込むと、喉や鼻などに症状が現れます。

接触感染

感染者との直接接触でも感染します。乳幼児や児童では、きょうだいから感染するケースが多いです。

溶連菌が付着した物からの感染(経口感染)

溶連菌の感染者が触れた物を触る、共有しただけでも感染の恐れがあります。

溶連菌の感染者が、鼻をかんだり口元に触れたりすると溶連菌が指や手に付着し、その手で触れた物に他の人が触るなど、間接的な接触によって感染が拡大する可能性もあるのです。

家族や身近な人が溶連菌に感染している時は、接触感染を防ぐために手洗いうがいをしっかり行って、飛沫感染対策としてマスクを着用するなどの対策をしてくださいね。

さらに、免疫力が低下していると細菌感染のリスクが高まりますから、免疫力を高めるためにも規則正しい生活を心がけましょう。


2 正しい判断が大切!溶連菌感染の主な症状


溶連菌に感染すると、2~5日の潜伏期間を経て、溶連菌感染症の症状が現れます。

溶連菌感染症の主な症状

・38℃以上の高熱、または微熱
・喉の痛みや腫れ
・舌にブツブツがでる(イチゴ舌)
・全身倦怠感
・リンパ節の腫れ
・皮膚のかゆみと発疹

溶連菌感染症の症状は風邪の症状とよく似ていますが、風邪との大きな違いは「発疹が出ること、咳や鼻水がほとんどないこと」です。

ただの風邪だろうと自己判断せず、手足にかゆみや発疹の症状がある場合には、早めに医療機関を受診してくださいね。

しかし、大人は先程ご紹介したような症状が出ない、症状が非常に軽いこともあり、気づかないうちに職場や家庭で感染を拡大させてしまうこともあります。

風邪と違って自然治癒することは非常に稀ですし、症状が酷くなると合併症になる恐れもありますから、風邪の割には治りが遅い、いつもの風邪とは違うと感じたら、迷わず医療機関を受診しましょう!


3 薬で治る溶連菌に感染した際の治療法


発熱や発疹、喉の痛みといった溶連菌感染症が疑われる症状が続いた場合、必ず医療機関を受診することはすでにお伝えしましたが、医療機関ではどのような検査や治療を行うのでしょうか。

症状などがら感染症の可能性が高いと判断された場合、血液検査や咽頭から採取した細胞の培養検査などを行い、感染症の原因となっている菌を特定します。

そして、抗生剤の投与など原因に応じた治療を行います。

溶連菌専用の検査キットを使えば数分で感染の有無が分かり、溶連菌に感染している場合は、ペニシリン系またはセフェム系の抗生剤が処方されます。

抗生剤を飲み始めて数日で症状は改善しますが、自己判断で服用を中断すると、体内に残っている溶連菌によって症状が再発する可能性もあり、最悪の場合、合併症を起こすリスクもあります。

処方された抗生物質は必ず飲み切り、溶連菌感染症を完治させましょう!



4 蕁麻疹に似ている?溶連菌発疹の対処法


溶連菌に感染した際の大きな特徴の一つが発疹です。

熱や喉の痛みといった風邪の症状とともに発疹が現れた場合は、溶連菌感染症かも?思えますが、これらの症状がほとんど見られず、痒みを伴う発疹だけが出ることもあります。

発疹が出ると、身近な皮膚疾患である蕁麻疹を思い浮かべる方も多いですが、蕁麻疹の皮膚症状は数時間で治まることが殆どです。

もし発疹が1日以上続くようでしたら、溶連菌が原因の可能性がありますので、必ず病院へ行くようにしましょう。

そこで、受診の目安となる、溶連菌感染症が疑われる皮膚症状についてご紹介します。

溶連菌感染症の皮膚症状の例

溶連菌が喉に感染した場合(猩紅熱)

発熱や咽頭炎に加え、顔や全身に痒みを伴う小さな赤い発疹がたくさん出ます。1週間程度すると、皮がむけてきます。

表皮に感染した場合(痂皮性膿痂疹)

皮膚が赤く腫れ、膿の溜まった水ぶくれができます。水ぶくれが破けた後にかさぶだになりますが、全身に皮膚症状が広がっていくのが特徴です。発熱、喉やリンパの腫れと痛みが出ることもあります。

皮下脂肪組織に感染した場合(蜂窩織炎)

感染した部位が大きく赤く腫れ、熱っぽさや痛みを伴います。膿が流れだすこともあり、悪化しやすいため早めの対処が必要です。皮膚症状以外では、発熱や頭痛、悪寒といった風邪のような症状があります。

真皮に感染した場合(丹毒)

皮膚に光沢を帯びた硬く赤い腫れができ、周辺に広がっていきます。皮膚に痛みや熱っぽさがある、風邪の様な症状があるなど、蜂窩織炎との共通点も多いです。

溶連菌がどこに感染するかによって、皮膚に現れる症状の見た目や程度が異なります。

皮膚に傷や虫刺されなどがあると、溶連菌が皮膚組織の深部まで侵入してしまうため、発疹の症状がひどくなります。

皮膚や傷口を清潔に保てば、溶連菌の感染を防ぐことができますよ。

溶連菌の発疹は、蕁麻疹同様相当な痒みがあるため、ついつい掻いてしまいがちですが、絶対にNGです!

そこで、発疹が出ている時の対処法についてご紹介します。

溶連菌発疹の対処法

・爪を短くして、掻かないこと
・禁酒、刺激の強いものを食べないこと
・痒み止めの薬を使わないこと
・入浴はぬるま湯で手短に済ませること

患部を清潔にして、刺激を与えないようにすることが大切です。

アルコールや入浴などで身体が温まると、痒みが強くなるので注意してくださいね。

医療機関で処方される抗生剤を服用すれば、発疹の症状は数日で改善しますが、傷口からの感染や症状の悪化を防ぐために、ご紹介した対処法を必ず守りましょう。


5 溶連菌予防は生活習慣改善が必須!免疫力低下を防ぐ方法


不規則な生活や偏った食生活、過度のストレスなどで免疫力が低下し、溶連菌感染症になる大人が増えています。

溶連菌の感染を予防するワクチンはありませんから、日頃から手洗いやうがいを徹底し、免疫力を低下させない生活を心がけることが大切です。

そこで、免疫力低下を防いでくれる、簡単に取り入れられる生活習慣をご紹介します。

免疫力低下を防ぐ3つのポイント

栄養満点な食事をする

簡単な丼や、うどん、そばだけといった一品料理ばかりでは、栄養バランスが偏ってしまいます。できる限り品数豊富な手作りを心がけ、腸内環境を悪化させる添加物の多い加工食品の摂取を減らしましょう。

良質睡眠、十分な休息をとる

睡眠は疲れた身体を休めたり、体組織の修復には絶対に不可欠なものです。単に長時間眠るのではなく、たとえ短時間でもぐっすりと眠り、気持ち良く目覚めることが出来る睡眠環境を作りましょう。

ストレスをためない

ストレスをゼロにするのは不可能にしても、上手に発散したり、考え方を変えてダメージを軽減したりすることが大切です。

生活習慣を改善して免疫力アップさせて、溶連菌をはじめ様々な細菌やウイルスから身を守りましょう!


溶連菌感染症は、症状に気づいたら早めに医療機関を受診し、抗生物質を正しく服用すれば完治させることができます。

溶連菌の診断がされた場合には、周囲への感染予防のためにマスクを着用し、可能なら2~3日は仕事や家事を休んで、安静を心がけてくださいね。

溶連菌感染による辛い症状を予防するためにも、日頃から生活習慣を整え、免疫力を高めておきましょう。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

大人も注意すべき溶連菌発疹の原因と対処法5つ

1 正しい知識でリスク減!溶連菌感染の原因
2 正しい判断が大切!溶連菌感染の主な症状
3 薬で治る!溶連菌に感染した際の治療法
4 蕁麻疹に似ている?溶連菌発疹の対処法
5 溶連菌予防は生活習慣改善が必須!免疫力低下を防ぐ方法


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