朝起きれない病気である起立性調節障害の原因と対処法5つ

朝起きれない病気である起立性調節障害の原因と対処法5つ

朝起きれない病気である起立性調節障害は、子供の発症率が高いのですが大人でも起きる場合があるので、思い当たる症状があったら注意しましょう。

治療するためには、まずは自分でできることを焦らず少しずつ行って、医者と相談をしながら治す必要があります。

そして、子供の場合は大人になるにつれて自然に治っていくことが多いのですが、年を取ってから起立性調節障害になったときは、自律神経の乱れや血行不良などが原因であるので、病気を治療するためにも生活習慣を見直すようにしましょう。

そこで今回は、朝起きれない病気である起立性調節障害の原因と対処法をご紹介します。


朝起きれない病気である起立性調節障害の原因と対処法5つ


1 起立性調節障害の症状とは?


朝に起きれない状態となる起立性調節障害は、子供がなりやすい症状ではありますが大人であっても起こり得る場合があるので、思い当たる異常が複数あったら注意が必要です。

そして、起立性調節障害は周囲からは怠けているように見えてしまう病気のため、精神的にもつらくなりやすいので早めに治療を行うことが大切です。

起立性調節障害の主な症状

・朝が起きれない
・めまいや立ちくらみ
・軽い運動でも息切れや動悸が起きる
・午前中は集中力がない
・食欲の低下

起立性調節障害の症状は複数現れることが多いので、悩んでいる異常があったらすぐに病院へ行って相談しましょう。

また、少しでも治りを早めるためのセルフケアも重要になるので、起立性調節障害の疑いがある場合は自分の生活を見直してくださいね!


2 起立性調節障害のタイプ


起立性調節障害は細かく分けると4タイプあり、それぞれ症状の現れ方が違うので朝起きれないと思ったら確認することが大切です。

起立性調節障害のタイプ

起立直後低血圧

起立性調節障害になったときに最も多いのが起立直後低血圧で、血圧が大きく下がって回復するまでの時間が非常に長いのが特徴になります。

また、血行不良であることが多いので、立ちくらみが起きたりふらついたりといった症状が現れるので気を付けましょう。

一般的に最も多い起立直後低血圧は、体が自分の意思と反して重く、怠いという状態が続くので早めに対処することが大切です。

遷延性起立性低血圧

遷延性起立性低血圧は非常に珍しいタイプで、起きた直後の血圧は正常ですが3から10分後に下がり始めるのが特徴になります。

そして、血圧が下がる動悸や冷や汗といった症状が出てくるので、一般的な起立性調節障害とは現れ方が異なりますが、思い当たる節があったら医師に相談することが大切です。

神経調節性失神

神経調節性失神は起立直後の血圧や心拍数に異常はありませんが、時間が経つにつれて血圧が突然急降下します。

血圧が急降下すると、意識が朦朧としたり失神したりすることがあるので、起立性調節障害の中でも非常に危険なタイプになります。

体位性頻脈症候群

起立直後の血圧は正常ですが、時間が経つと心拍数が増加して倦怠感や頭痛といった症状が現れます。

そのため、起きてからしばらくした後に著しく心拍数が上がったときは、体位性頻脈症候群というタイプの起立性調節障害を疑いましょう。

起立性調節障害の基本的なタイプは起立直後低血圧のため、思い当たる症状があったら治すためのケアを始めることが大切ですが、他にも様々なタイプがあるので何らかの異常が現れたら医師と相談をして病気の対策をしてくださいね!


3 子供と大人で相談する場所を変える理由


年齢関係なく発症することがある起立性調節障害は、子供か大人かによって受診する場所を変えると落ち着いて治療を始めることができます。

起立性調節障害を疑ったときに受診する場所

子供の場合

起立性調節障害は基本的に子供が発症する病気で、関連書籍を執筆しているのは小児科の先生であることが多いです。

そのため、子供の場合は経験豊富な医師がいる可能性が高い小児科を選択して、なるべく症状が現れていることが多い午前中に受診しましょう。

大人の場合

大人の場合は小児科を受診するわけにはいかないので、心療内科か循環器科のどちらかで診てもらう必要があり、起立性調節障害の原因によって変わります。

そして、病院に行ったら自分の生活習慣やストレスの大きさなどを話しておくと、治療が行いやすくなるのでまずは相談をすることが大切です。

それぞれの年齢に合わせた所で受診すると相談しやすい上に、治療がスムーズに行えるようになるので、朝起きれないと思ったら起立性調節障害を疑って早めに病院へ行ってくださいね!


4 起立性調節障害の原因


起立性調節障害を発症する原因は自律神経の遅れで、正常な状態であれば交感神経と副交感神経が交互に切り替わりますが、朝起きれないときは働きが上手くいってない証拠になります。

体を動かすときは交感神経が優位になっている状態のため、午前中が非常に辛いときは副交感神経のままになっていると疑い、原因を早めに見つけて改善することが重要です。

自律神経の遅れは普段の生活はもちろん、ストレスや環境の変化でも起こってしまうので、夜更かしをしていたり人間関係が悪化したりといった出来事があったら、病気を治すためにも改善する必要があります。

普段の生活習慣を見直すことで回復に一歩近づくので、まずは病気の原因となる行動を見つけて早めに改善してくださいね!


5 起立性調節障害になったときのケア方法


起立性調節障害を発症したときは病院へ行くことも大切ですが、悪化させないためのケアも必要になるのでできる所から始めましょう。

起立性調節障害を治療するための4つのセルフケア方法

夜更かしをしない

起立性調節障害を患っている方は遅くまで起きていることが多いので、治療するためにも早寝を心がけましょう。

早寝を習慣化させると症状が軽減される可能性が高くなるので、夜更かしをしている方は少しずつ改善することが大切です。

いきなり立ち上がらない

朝目が覚めた後に勢いよく立ち上がると血圧の低下でふらついてしまうので、防ぐためにもゆっくり起きましょう。

そして、立ち上がるときは数秒足踏みをすると、血圧の低下を抑えることができるのでぜひ実践してみてください。

温度が高い場所に留まらない

長時間温度が高い場所にいると、血管が拡張して血圧が低下してしまうので立ちくらみが起こりやすくなります。

特に、夏場はどこにいても温度が高いので、涼しい場所に移動したり水分を小まめに摂ったりして対策を行いましょう。

寝る前のテレビやスマホは控える

夜眠れない状態になると、結果的に夜更かしをしてしまう状況になるので、原因となるテレビ視聴やスマホ操作などは就寝の1時間前には止めることが大切です。

朝起きれない病気である起立性調節障害はセルフケアで症状が緩和されるので、治療を始めたときは自身の生活を見直してくださいね!


朝起きれない病気である起立性調節障害は基本的に子供が患いますが、大人であっても発症するので疑わしい症状があったら早めに病院へ行くことが大切です。

また、起立性調節障害は一般的には朝起きれない状態になる病気ですが、他にも様々なタイプがあるので起床後の体調には十分気を付けましょう。

そして、治療するためには起立性調節障害の原因となる行動を改善して、血圧の低下を軽減する対策が必要になります。

病院で治療を行いつつ自宅でケアを行うと改善に向かうので、起立性調節障害の症状に悩んでいる方はすぐに取り組んでみてくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

朝起きれない病気である起立性調節障害の原因と対処法5つ

1 起立性調節障害の症状とは?
2 起立性調節障害のタイプ
3 子供と大人で相談する場所を変える理由
4 起立性調節障害の原因
5 起立性調節障害になったときのケア方法


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