牡蠣の食べ過ぎで起こる体調不良と改善方法

牡蠣の食べ過ぎで起こる体調不良と改善方法5つ

牡蠣にはビタミンやミネラルが豊富に含まれているので、健康や美容のためにもたくさん食べておきたいですよね。

しかし、牡蠣は栄養が豊富な反面、あまりにも食べ過ぎると様々な症状を引き起こすとご存知でしょうか?

牡蠣の食べ過ぎによる症状は、非常に辛いものばかりになるので、改善するためにも異常を感じたらすぐに対処法を実践して、悪化させないように気を付けることが大切です。

そこで今回は、牡蠣の食べ過ぎによる体調不良と、早めに改善するための方法をお伝えします!


牡蠣の食べ過ぎで起こる体調不良と改善方法


1 牡蠣の食べ過ぎで過剰摂取になる成分


牡蠣は栄養豊富な食べ物のため、ぜひ積極的に食べてほしい食材になりますが、1日の摂取量を大きく超えてしまうと、体調を崩してしまいます。

特に、牡蠣には亜鉛が豊富に含まれていて、味覚を正常にしたり生活習慣病を予防したりする効果がありますが、食べ過ぎると急性亜鉛中毒の症状を引き起こすので注意しましょう。

亜鉛の過剰摂取で起きる様々な症状

・頭痛
・嘔吐
・発熱
・腹痛
・下痢
・倦怠感
・神経障害
・腎臓障害

牡蠣の食べ過ぎは亜鉛の過剰摂取にもなるので、1日の適切な摂取量を知る必要があり、成人男性の亜鉛摂取量は12mg、女性であれば9mgとされているのでしっかり守ることが重要です。

そして、牡蠣に含まれる亜鉛は、100gの牡蠣5個で13mgになるので、6個目からは過剰摂取になってしまいます。

1日だけであれば、6個食べても症状が現れることはあまりありませんが、毎日牡蠣をたくさん食べているとリスクがかなり上がるので、異常を感じたらすぐに対策を取りましょう!


2 貝毒の症状とは?


牡蠣は貝の一種のため、たくさん食べると貝毒の症状を引き起こす可能性があり、原因は牡蠣が食べているプランクトンで、加熱しても毒がなくならないのが特徴になります。

牡蠣一つ一つに含まれる毒の量は少ないのですが、食べ過ぎると様々な症状に襲われるので、異常を感じたら注意しましょう。

牡蠣による貝毒の2つの症状

麻痺性貝毒

麻痺性貝毒は最初に舌や唇にしびれを感じ、悪化すると全身にしびれが発生して、最悪呼吸困難になるので命に関わります。

下痢性貝毒

下痢性貝毒の場合は名前の通り下痢が発生して、他にも嘔吐の症状が現れるのが特徴になります。

貝毒による症状は、基本的に安静にしつつ水分補給を欠かさず行い、毒をしっかり体外へ排出すると3日以内には治ります。

もちろん、症状がかなり酷いときは病院へ行く必要があるので、いつまでも体調が回復する兆しがないときはすぐに受診してくださいね!


3 生牡蠣による体調不良に要注意


牡蠣は旬であれば生で食べたい食材になりますが、旬を過ぎた後に食べると体調不良になりやすくなるので注意しましょう。

生の牡蠣を食べ過ぎると起こる可能性がある2つの症状

冷え

生牡蠣は大量に食べると体が冷える可能性があるので、特に冷え性に悩まされている方は対策を取ることが大切です。
一番の対策法は、温かい食べ物や飲み物を加えて体温を調節することになるので、牡蠣を食べるときは温かい物も用意しましょう。

ノロウイルス

旬が過ぎた生牡蠣で最も気を付けたいのがノロウイルスで、輸送中に菌が繁殖している可能性があります。
ノロウイルスの感染を防ぐためには、加熱をしっかり行うことが重要になるので、旬を過ぎた後は生で食べないように気を付けましょう。
そして、下痢や嘔吐などの症状が現れたときはすぐに病院へ行く必要があるので、二次感染に注意しつつ一刻も早く受診することが大切です。

旬を過ぎた生の牡蠣の食べ過ぎは、様々な体調不良を引き起こす危険性を秘めているので、食べるときは加熱調理を行ってたくさん食べないようにしてくださいね。


4 牡蠣によるアレルギーの特徴


牡蠣を食べ過ぎたときに現れる症状はアレルギーの可能性があるので、体調を崩したら一度検査することをおすすめします。

牡蠣アレルギーの代表的な症状

・蕁麻疹
・腹痛
・胃痛
・下痢
・嘔吐

牡蠣アレルギーの特徴は、体に蕁麻疹が現れることになりますが、他にも腹痛や胃痛の症状が発生し、更に食べ過ぎると下痢や嘔吐にも発展する場合があります。

アレルギーは一度発症すると牡蠣が食べられなくなってしまいますが、健康のためには避けることが大切になります。


5 症状が現れたときの対処法


牡蠣を食べ過ぎて何らかの症状が現れたときは、早めに体調を回復させるためにも対処法を実践する必要があります。

牡蠣の食べ過ぎによる症状の対処法

下痢止めは禁止

牡蠣を食べ過ぎた後は、下痢の症状に襲われることが多いのですが、止めるために下痢止めを服用すると更に悪化してしまいます。
体内に便があるとウイルスも一緒に留まってしまうので、早めに回復させるためにも下痢止めの服用は止めましょう。

出すものは出す

嘔吐や下痢は体内の異物を出そうとする機能のため、排出できそうなときは我慢せず出すことが重要になります。
異物が体内からいなくなると、症状が少しずつ和らいでいくので、出すものはしっかり出して後は安静にしていてくださいね。

水分補給

下痢の症状が続いていると、体内の水分がかなり減っている状態のため、放っていると脱水症状になってしまいます。
そのため、体調が悪くても常温か少し温かい水を飲んで、体の水分をしっかり補給しましょう。

そして症状が少し落ち着いたら、回復を早めるためにも病院へ行くことが大切です。

牡蠣の食べ過ぎによる症状は、食後30分~4時間ぐらいで現れ、約1~2日で落ち着きますが、対処法を実践すると回復が早くなるので、異常を感じたらすぐに行ってくださいね!


牡蠣の食べ過ぎで発生する体調不良と、早めに治すための対処法をお伝えしましたが、いかがでしたか?

牡蠣を食べ過ぎると亜鉛の過剰摂取になったり、貝毒の症状を引き起こしたりするので、頭痛や嘔吐などの異常が現れたら対処法を実践する必要があります。

また、旬を過ぎた生の牡蠣の食べ過ぎは、体を冷やしたりノロウイルスに感染したりするので、加熱することが大切になります。

牡蠣を加熱すると、下痢や腹痛などお腹関係の症状は抑えられることが多いので、食べるときは火を通して量に気を付けましょう。

そして、何らかの症状が現れたときは、体内の異物をしっかり排出して、念のために病院へ行くことが重要になるので、早めに体調を回復させるためにも実施してくださいね!

まとめ

牡蠣の食べ過ぎで起こる体調不良と改善方法

1 牡蠣を食べ過ぎると亜鉛の過剰摂取になって、頭痛や嘔吐などの症状を引き起こす
2 牡蠣の食べ過ぎで貝毒の症状が現れたら、安静にして水分補給を行う
3 旬を過ぎた生の牡蠣は、体が冷えたりノロウイルスに感染したりする
4 蕁麻疹や胃痛などの症状が現れたら牡蠣アレルギーの可能性がある
5 出すものは出したり、病院を受診したりすると回復が早くなる


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