強い痒みやミミズ腫れがツライ蕁麻疹は、一生のうち、約20%の方が経験するありふれた皮膚疾患の一つですが、実際に発疹が出てきた時、どのように対処していますか?
蕁麻疹は対症療法として内服タイプの市販薬が効果的で、併せて蕁麻疹の原因を突き止めてその原因物質を取り除くこと(原因療法)で、蕁麻疹の完治が期待できるのです!
そこで今回は、蕁麻疹の考えられる原因と対処法および市販薬の選び方についてご紹介します。
蕁麻疹は市販薬で治る?そもそもの原因と対処法6つ
この皮膚の痒みは何?湿疹と蕁麻疹の違いと主な症状
湿疹は、蕁麻疹と同じくらいよく知られている皮膚疾患ですが、この二つの違いをご存知でしょうか?
蕁麻疹を治すためには最低限の知識は必要!そこで、湿疹と蕁麻疹の主な症状をご紹介します。
皮膚に異常が見られたらまず、皮膚に膨らみがあるかどうか、どのくらい症状が続くのかをしっかりと観察しましょう。
湿疹と違い、蕁麻疹には、局所的に作用する塗り薬よりも飲み薬が効果的ですので、もしもの時のために、飲む市販薬を常備しておいてもいいでしょう。
どうやって現れる?蕁麻疹のメカニズムについて
「蕁麻疹=何かのアレルギー反応」という知識はあっても、蕁麻疹が起こるメカニズムについてご存知の方は、むしろ少ないのではないでしょうか?
皮膚下にある血管周辺に、蕁麻疹と深く関係のある肥満細胞が存在するのですが、アレルゲンや外部からの刺激を受けると、肥満細胞内の成分の一つであるヒスタミンが放出され、強い痒みが同時に生じるのです。
そのため蕁麻疹を治すためには、ヒスタミンの放出を抑える市販薬を服用することが手っ取り早いでしょう。
原因が分かれば蕁麻疹発症を避けれるかも?アレルギー編
蕁麻疹のそもそもの原因、まず挙げられるのは、よく知られているアレルギーによるものです。
アレルギーと言ってもその種類は色々、、、そこで、蕁麻疹の原因となる代表的なアレルゲンをご紹介します。
対症療法として市販薬を服用し、また、蕁麻疹の原因物質を避けるために、皮膚科でアレルギー検査を受けてみるのも一つの方法ですよ!
アレルギー以外の蕁麻疹の発症原因は?非アレルギー編
蕁麻疹はアレルギーではなく、外的刺激によって発症することも意外と多く、よくあるのが以下の通りです。
これらの刺激に加えて、ストレスや疲労感がある、睡眠不足が続いている、風邪をひいているなどのプラスαの要因で、蕁麻疹の発症リスクが高まりますので、日頃から乱れた生活習慣を送らないよう心がけることも大切です。
飲み薬が効果的!蕁麻疹を治す市販薬の選び方と服用方法
蕁麻疹の対処法として、まず抗ヒスタミン成分を含む市販薬を服用してみましょう。
蕁麻疹の原因であるヒスタミンの放出を抑えることが目的で、軽症ならば市販薬だけで、症状を大幅に軽減することが期待できます。
通常、抗ヒスタミン成分を含む抗アレルギー薬は、蕁麻疹だけでなく、痒み全般や鼻炎などを効能として謳っているものがほとんどです。
症状を改善する決め手となる抗ヒスタミン成分には、第一世代と第二世代があり、前者は効果は高い一方、眠気、口の乾き、集中力低下といった副作用が出やすく、後者に関しては、効き目は穏やかな分、副作用は少ないという、両者共にメリット、デメリットがありますので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
蕁麻疹の薬に限らず、それ以外の市販薬、処方薬共に、正しく服用することが絶対ですので、一見よくなったように思えても一定期間、飲み続けることが治癒につながるでしょう。
痒くて我慢できない!蕁麻疹が出たときの応急処置法
蕁麻疹が出た時、見た目が悪いのもイヤですが、何より強い痒みが辛いですよね。
痒いからと言って掻いたり叩いたりすると、膨疹が大きくなり痒みも増してしまいます。
そこで、蕁麻疹の痒みを抑えるための応急処置方法をご紹介します。
蕁麻疹の原因が、寒冷刺激であることが分かっている場合は、患部を冷やさないようにします。
痒みを酷くしないためにも、「掻かない!叩かない!」を徹底しましょう。
さて、『蕁麻疹は市販薬で治る?そもそもの原因と対処法6つ』はいかがでしたか?
市販薬で蕁麻疹の症状を緩和することは可能ですが、あくまでも対症療法の一つですので、原因を突き止めて、その原因物質を回避することも、蕁麻疹を治すためには不可欠です。
蕁麻疹はしばしば、軽症であることが多いのですが、時には肝機能に問題があったり、膠原病の初期段階であったりと、重大な疾患が隠れているかもしれませんので、なかなか改善されない場合は、医療機関を受診することをオススメします!
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