現代社会を生きる上で避けられないものと言えば、、、何と言ってもストレス!過剰なストレスは、私たちの体に様々な悪影響を及ぼすことがあり、そのひとつに頭痛があります。
頭痛にはいくつかタイプがあり、原因に応じた対処が必要ですが、ストレスが原因の頭痛を緩和、症状の改善や予防に効果的な簡単な方法があるのです!
そこで今回は、職場や家庭での人間関係、仕事のプレッシャーから引き起こされるストレス頭痛を即撃退するための、具体的かつ簡単な方法をお伝えします。
ズキズキ痛いストレス頭痛の原因と速攻対処法5つ
1 ストレスが原因の頭痛の症状とは
「頭痛になったから薬を飲もう」「いつものことだから放っておけば治るだろう」なんて思っていませんか?
頭痛薬は一時的な痛みの緩和には効果がありますが、頭痛の根本的な原因を取り除かなければ、症状が悪化したり慢性化したりしてしまう可能性もあるのです。
主な頭痛のタイプに、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛の3つがあります。
中でも緊張型頭痛は、別名ストレス頭痛とも呼ばれ、身体的・精神的なストレスが主な発症原因として知られています。
さらに、身体的・精神的なストレスは自律神経を乱れを引き起こし、交換神経を優位にすうため体が常に緊張状態になり、頭部の筋肉が収縮し頭痛を感じます。
また、ストレスを受けると分泌されるストレスホルモンが血管を拡張、血流量が増えて片頭痛を引き起こすため、緊張型頭痛以外の頭痛にも注意が必要です。
緊張型頭痛も片頭痛も、患者数の非常に多い身近な頭痛です。
この2タイプの頭痛は、痛みの原因が異なるため異なる対処が必要ですし、誤った対処法で症状を悪化させてしまっている方もいるのです。
このようなストレスが原因で起こる頭痛は、日常生活でのちょっとした心がけで、症状を楽にすることもできます。
まずはご自身の頭痛の原因を把握して、原因にあった対処をしていきましょう。
2 姿勢改善で頭痛になりにくい体づくり
悪い姿勢が習慣になっていると、背中から後頭部にかけての筋肉が緊張し、緊張型頭痛になりやすくなります。
また、猫背の方には片頭痛持ちの方も多く、良い姿勢を心がけることは、頭痛の症状の改善と予防に不可欠なのです。
普段の姿勢の乱れや猫背を自覚しているという方は、姿勢のチェックポイントを参考に、姿勢の改善に取り組んでみてください。
顎を引き、腹筋以外の力を抜いて、重心は体の前側ではなく後ろ側に置くのがポイントです。
立っている時でも座っている時でも、頭のてっぺんにつけた紐で天井から吊られているイメージで、正しい姿勢に整えていきます。
悪い姿勢を続けてきたことよって、後頭部から腰にかけての筋肉に、こわばりやコリなど様々なトラブルが起きています。
しかしながら、良い姿勢を意識して、疲れや動かしにくさを感じたらストレッチなどで軽くほぐす習慣をつけると、少しずつですが姿勢を改善していくことは可能です。
毎日のちょっとした積み重ねで、頭痛になりにくい体を手に入れましょう。
3 飲み物で頭痛の症状を緩和する
コーヒーを飲むと頭痛が和らぐと聞いたことのある方は、多いのではないでしょうか。
実は、コーヒーなどカフェインの含まれる飲料の摂取が、頭痛の症状の緩和に効果的なのは片頭痛の場合のみで、緊張型頭痛の時のカフェイン摂取は、逆に症状を悪化させることもあるのです。
カフェインには脳の血管を収縮させる働きがありますから、血管拡張と血流量の増加によって起こる片頭痛の症状を軽減することができます。
一方、筋肉の緊張による血流不足が原因の緊張型頭痛の場合は、カフェインの摂取で血管が収縮し、血流がさらに不足するという悪循環を招くのです。
緊張型頭痛を緩和してくれる飲み物は、体をリラックスさせ血流を改善してくれる効果のある、温かい飲み物です。
温かい飲み物の中でも、特に体を温める効果の高い生姜湯がおすすめですが、白湯でも十分効果があります。
ただ、温かい飲み物は片頭痛を悪化させることもありますから、頭痛の特徴を参考に、ご自身の頭痛のタイプをチェックしてから、タイプに合った飲み物を選んでくださいね。
4 運動で筋肉の緊張をほぐして頭痛を吹き飛ばす方法
頭痛が起きたとき、まず横になったりしていませんか?
片頭痛の場合は、少しでも頭を動かすと症状が強くなることがありますから、頭痛が治まるまで無理をせずに休んだ方が良いです。
しかし、緊張型頭痛の場合は、横になるよりも簡単なストレッチなどで筋肉をほぐした方が、痛みの軽減効果が高いです。
この体操では、頭痛に関係する筋肉である側頭部の側頭筋、首の後ろ側の後頸筋、首から肩にある僧帽筋を効率良くほぐすことができます。
緊張型頭痛はもちろん、片頭痛の予防にも効果がありますので、片頭痛の症状が出ていない時にやってみましょう。
さらに、ストレスからくる頭痛を予防するためには、日頃からウォーキングなどの有酸素運動を行って筋肉をほぐし、ストレスを解消しておくことが大切です。
5 ツボ刺激で頭痛を即解消!
頭痛を少しでも楽にしたい時は、頭痛を和らげてくれるツボの刺激をおすすめします。
ストレスが原因の緊張型頭痛の緩和には、頭痛の原因である筋肉の緊張や目の疲れを改善してくれるツボが効果的です。
どのツボを刺激する時にも、息を吐きながら、力を入れ過ぎずにじんわりと押すようにしてください。
片頭痛の痛みがある時には、むやみに頭や顔を触らない方が良いので、片頭痛に効果のある足のツボを、少し強めに刺激します。
丘墟と足臨泣は親指を、陽陵泉は両手の親指を重ねてツボに当て、息を吐く時にゆっくり押し込み、息を吸う時にゆっくり緩めるように押します。
とは言っても、頭痛の症状がひどくて横になりたい時には、ツボ押しをするよりも横になることをおすすめします。
緊張型頭痛と片頭痛を同時に感じる場合は、ツボの刺激で症状が悪化してしまう可能性もありますから、医療機関を受診して、医師の指導の下、自分の症状に合わせて適切に対処しましょう。
ストレスが原因の頭痛の緩和や予防のために、普段の生活の中でできることはたくさんあります。
運動などでストレスを適度に発散したり、十分な睡眠や良い姿勢を心がけ、体に蓄積した疲労を解消したりすることが大切です。
特に、筋肉のコリから頭痛に繋がることがありますので、頭痛体操や入浴後のマッサージなど習慣にして、血行促進、筋肉のコリをほぐしてみましょう。
そしてストレスを溜めないことが何より大切ですが、ストレスを感じにくくする努力や工夫も大切です!
すぐに頭痛を根本的に治すことは難しいですが、頭痛の痛みを和らげてくれるツボを刺激すると、症状を少しでも楽にすることができますので、ぜひ今回の内容を参考にして、ストレス頭痛を撃退していきましょう!
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