唇は肌の中でも角質層がとても薄く、荒れやすく、乾燥しやすいデリケートな部分で、化粧品も唇だけケア商品が違いますよね。
唇は水分を保持する細胞が少ないうえ、皮脂を分泌する皮脂腺がないので、ちょっとしたことがきっかけで乾燥を引き起こしたり、荒れてがさがさになったりします。
「唇の乾燥が治らない」「リップじゃ全然効果がない!」という方は、もしかすると何気なく行っている生活習慣の中に、唇の乾燥を引き起こすような原因が潜んでいるかもしれません!
そこで今回は、リップで治らない唇の乾燥のヤバい原因と対処法をご紹介します!
リップで治らない唇の乾燥のヤバい原因と対処法6つ
1 生活のクセにより唇に刺激を与え乾燥している場合
何気ない日常の習慣やクセが、唇に刺激を与え、それにより乾燥やかさつき、ひび割れといった症状を引き起こしているケースがあります。
例えば、うつ伏せで寝るクセのある方などが挙げられます。
うつ伏せで寝ると、シーツや枕と唇との間に、摩擦が起きかぶれを引き起こし、そこから乾燥を引き起こす原因になっています。
うつ伏せで寝るクセのある方は、寝る体勢をちょっと意識して眠りについてみるといったことや、シーツやカバーは常に洗ったり干したりして、清潔を保つなどを意識することが大切になってきます。
また、寝具の素材も綿100パーセントのものや、コットン、ガーゼといった刺激の少ない素材を選ぶことが効果的です。
他にも、唇を良くなめる、リップや口紅を何度も付け直すといったクセのある方も、唇に刺激を与え、かぶれを起こし、唇の乾燥の原因になります。
保湿目的のリップも1日多くとも3回まで、化粧の際は崩れにくい口紅を使い、化粧直しは最低限にとどめるなど、できるだけ唇に刺激を与えないような工夫をしましょう。
2 唇がアレルギー反応を起こして乾燥している場合の対処法
合わないリップクリームや口紅、グロスといった化粧品を使っていると、唇が一種のアレルギー反応を引き起こし、その結果乾燥を引き起こしているケースがあります。
この場合は原因となる刺激商品を使用をやめない限り、いくら保湿しても唇の乾燥は改善されません。
リップや口紅はすぐに気が付きやすいですが、意外なところでボディソープや歯磨き粉、化粧水や美容液といった日用品でもかぶれを引き起こす可能性のあるものがあります。
化粧品は、買う前に必ずパッチテストを行い、かぶれが出ないか確認をしてから買う習慣をつけ、特に唇周辺につけるものは低刺激性のものを選ぶように意識しましょう。
また、歯磨き粉は唇に直接触れるにもかかわらず、洗浄力が強く、アレルギーを引き起こしやすくなっています。
低刺激性のものを選ぶとともに、歯を磨いたらきちんとすすぎを行い、唇に粉が残らないようよく洗うようにすることも重要です。
3 偏った食生活が原因で唇が乾燥している場合の対処法
特に、ビタミンB2、ビタミンB6 が欠乏すると、唇がかさかさし、やがてめくれてくるといった症状が現れるようになります。
また、偏った食生活、中でもジャンクフード中心の食事、脂肪分や糖分、塩分が高い食生活を送っている方も、食生活を改善しないことには唇の乾燥や荒れは治りません。
艶やかな唇を取り戻すには、特に野菜や果物を意識して摂取し、ビタミン補給を行いましょう。
そしてビタミンB群はウナギやレバー、豚肉や鶏肉といったタンパク質源に多く含まれているので、野菜だけでなく、タンパク質も一緒にバランスよく摂るようにしましょう。
4 紫外線や光が原因で唇が乾燥している場合の対処法
唇の表面は、皮膚が薄く、メラニンの量が少ないのが特徴です。
普通、紫外線を浴びるとメラニンが出てきて、紫外線が肌内部に侵入し、肌荒れを防ぐのですが、メラニンの少ない唇は、紫外線を浴びるとその刺激をダイレクトに受けてしまいます。
紫外線のダメージは唇表面を荒らし、唇がはがれたり、かさかさしたりといった症状を引き起こします。
対処方法は、リップクリームはUVカット仕様のものを選び、外出の際は欠かさずつけることです。
紫外線というのは太陽が出ていない曇りや雨の日でも、季節かかわらず年中飛んでいます。
今日は大丈夫かな、といった日も、知らないうちに浴びていることも多いので、お出かけ前には必ずUVカットリップをつけることを意識しましょう。
5 胃腸が原因で唇が乾燥している場合の対処法
胃腸の調子が悪いと、肌荒れを引き起こし、中でも消化器官と繋がっている口や唇は胃腸の影響をダイレクトに受けやすい皮膚です。
実は『上唇は胃』『下唇は腸の状態』を表していて、上下どちらの唇が荒れるかで、胃腸の状態を見分けることができます。
胃腸の状態を整えるためには、何よりも消化の良いもの、乳酸菌が入っているものを摂取することが先決です。
6 ココナッツオイルを使った自宅でできる唇の乾燥対策
乾燥した唇に、リップクリーム以外にもいくつかケア方法があります。
べたつきも少なく、浸透性が高いココナッツオイルは、唇の乾燥や炎症を治すのに最適です。
ハチミツには殺菌や抗炎症、肌荒れを整えるビタミンやナイアシンが豊富です。
直接唇にハチミツ塗ることで、古い角質をそぎ落とすピーリング効果、保湿効果の一石二鳥を狙うことができます。
また、石油由来ですが安心安全なワセリンで唇の乾燥や保湿を行うこともできます。
ワセリンの使い方については、顔に塗ってOK!美肌の味方ワセリンの正しい活用法8選も参考にしてくださいね。
さて、『リップで治らない唇の乾燥のヤバい原因と対処法6つ』はいかがでしたか?
唇って女性にとって非常に大切な部分。
どんなにファッションやメイクを頑張っても、唇がガサガサで口がひび割れていたら、ちょっとがっかりですよね。
艶があり、ぽってりとした唇は、それだけで女性を美しく、そして色っぽく見せてくれます。
ぜひ唇の嫌な乾燥から卒業するためにも、今回ご紹介した方法の1つでも良いので、試してみてくださいね!
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