苦みがある食べ物を食べたわけではないのに、口の中が苦いと感じたことありませんか?
本来、口の中では苦みが発生しないので、改善するためにも原因を見つけることが大切です。
治さずにこのまま放置していると病気に発展してしまうので、苦みを感じたら可能性がある原因を知って、自分の体をチェックしましょう。
そして、口の中が苦い時は口臭がかなり出ている状態であることが多いので、周囲とトラブルになることもあります。
このように、口の苦みは体に異変が起きている証拠になるので、いつか治ると考えずに今すぐに原因を突き止めましょう。
そこで今回は、口の中が苦い時に考えられる原因と、発症する可能性がある病気をご紹介します!
口の中が苦い時に考えられる7つの原因と病気の兆候
1 口の中が苦いと感じた時は舌をチェック
口の中が苦い時は、最初に自分の舌に白い苔みたいなものがないかチェックしましょう。
この白い苔は舌苔と呼ばれていて、食べ物のカスや細菌の集まりが隙間に入り込んで発生します。
舌苔からは常に悪臭が発生している上に、唾液の中に溶け込むので苦みを感じやすいのが特徴なので、口の中が苦い時はまず舌の状態をチェックしてみてください。
舌苔は専用のブラシを使うことで取り除けますが、何回も強く擦っていると舌を傷つけてしまうので優しく使用しましょう。
舌苔ブラシの使用頻度は、個人差もありますが3日に1回ぐらいがちょうどよく、もちろん舌苔が見られない場合は使わなくても大丈夫です。
舌苔がなくなると口臭も改善できるので、苦みを感じた時はまず舌を確認してみてくださいね!
2 ストレスや口の渇きに注意
口の中の苦い時は、細菌が大量に発生している可能性があります。
この細菌は苦みだけでなく、悪臭も発するので原因をしっかり解消する必要があります。
細菌の量が多くなると悪臭を発するので、ストレスを発散する手段を見つけておくことが大事です。
また、ストレスは胃腸の働きにも影響を与え、苦みの原因である胃酸と胆汁を喉元まで逆流させてしまうことがあります。
体の不調を起こさないためにもストレスを発散し、口の中を常に綺麗にして苦みをなくすようにしましょう。
3 亜鉛が不足していると苦みを感じやすい
舌の中が苦いと感じる原因に亜鉛不足という味覚障害があります。
舌には味を感じる機能を持つ味蕾と言う細胞があり、通常は次々と新陳代謝を行っていますが、亜鉛が不足すると代謝が行われなくなってしまいます。
新しい味蕾が作られないと、いつまでも舌に古いものが残っている状態になり、段々苦みを感じるようになるので、意識して亜鉛を摂取することが大切です。
この3つの食材には亜鉛が豊富に含まれているので、口の中が苦い時は食事のメニューに加えてみてください。
そして、亜鉛はサプリメントでも摂取できますが、大量に摂ると中毒症状が現れるので、用法用量はしっかり守りましょう。
逆に亜鉛があまりにも不足している場合、味覚障害以外にも貧血やうつ病などと言った症状も出てくるので、常に適量を意識してバランス良く摂取してくださいね。
4 胆汁が逆流している可能性
口の苦みは胃腸に異変が生じることでも発生しますが、その中の一つに胆汁の逆流があります。
胆汁は食べ物に含まれる脂肪を消化する働きをする機能で、肝臓で作られた後に胆のうと言うところに保存されます。
保存された胆汁は、食べ物が十二指腸に到達した時に、含まれている脂肪を溶かそうと流れ出ます。
このように、体を維持するのにとても大事な胆汁ですが、嘔吐や妊娠中のつわりなどで逆流すると、胃が荒れたり口に苦みが広がったりします。
胆汁の逆流は生活習慣の乱れによって行われることが多いので、防ぐためには健康的な生活が大切になります。
また、この4つは逆流性食道炎の原因にもなるので、体に悪い生活をしていたらすぐに直すようにしましょう。
5 逆流性食道炎を疑う
生活習慣の乱れによって引き起こされる苦みは、逆流性食道炎の可能性があるので注意が必要です。
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流して炎症させる病気で様々な症状が現れます。
原因は胆汁の逆流と同じく、生活習慣の乱れによるものが多いので、これ以上の悪化を防ぐためにも、規則正しい生活を心がけてくださいね!
6 カンジダ菌の異常繁殖
生活習慣の乱れは、普段は影響を及ぼさない菌の繁殖を手助けしてしまうことがあります。
それはカンジダ菌と言う口の中にいる常在菌で、免疫力が低下したときにたくさん増えて口腔カンジダ症を発症させます。
この病気は自然に治すことができますが、体が弱いお年寄りや免疫力が極端に減っている人が発症すると、病院での治療が必要になるほど症状が悪化するので、違和感があると思ったらすぐに診てもらいましょう。
口の中が苦いと感じた時に他の症状があったら、口腔カンジダ症になっている可能性があるので、思い当たる異常がある場合は病院へ行きましょう。
この病気は栄養不足や不規則な生活で免疫力が低下した時に現れやすくなるので、日頃から生活習慣が乱れている自覚がある方は改善してくださいね!
7 虫歯を治したら苦みがなくなる
特にこれと言った病気がなくて健康な体でも、虫歯があると苦みを感じる場合があります。
虫歯の原因である細菌は酷い悪臭を発していて、その臭いが唾液に混ざり合うことで苦みを感じます。
そして、口の中が苦いと感じた時は虫歯になっている合図にもなるので、早めに歯医者に行きましょう。
早めに治療を行うと、苦みや口臭をすぐになくすことができるので、虫歯が酷くなる前にしっかり治してもらってくださいね。
虫歯を放置していると、歯の健康が悪くなるだけでなく、いずれは体にも影響が現れて免疫力が低下します。
体を守るためには免疫力を常に整えておくことが重要なので、異変を感じたら手遅れになる前に治して、健康な状態を維持するのが何よりも大切になります。
さて、『口の中が苦い時に考えられる7つの原因と病気の兆候』はいかがでしたか?
口の中が苦いと感じた時、大方の原因はストレスや乾燥のため、生活習慣を整えることが治すためにも重要です。
そして、苦みを感じた時に最初にやっておきたいことは、舌に異常が現れていないかの確認なので、鏡を見てよく観察しましょう。
また、口の苦み以外の症状もある場合、逆流性食道炎や胆汁の逆流である可能性も十分考えられるので、病気にかかっていると疑ってすぐに病院へ行くことが大切です。
放っておくと症状が悪化するので、苦みを感じたら何らかの病気の兆候であると思うのもリスクを減らすためには大事なので、手遅れになる前に対処するようにしてくださいね!
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