今まで何ともなかったのに、歯が急激に痛み出して辛い思いをした経験のある方は、意外と多いのではないでしょうか?
その上、放置しておくとだんだんと痛みが酷くなりますよね。
特に、親知らずについては場所が場所だけに、自分ではチェックしづらく、どんなに歯磨きを徹底していても磨き残しが原因で、知らないうちに虫歯に進行しているパターンが非常に多いのです!
そこで今回は、歯科医にすぐに行けない時に、親知らずの虫歯の痛みを抑える対処法をご紹介します!
親知らずの虫歯の痛みを一刻も早く抑える6つの対処法
1 痛い時はまず冷やす!虫歯の痛みを麻痺させる方法
歯ブラシの届きにくい親知らずは、磨き残しもしやすく虫歯になりやすい歯です。
口を大きく開けないと見えにくいため、たとえ虫歯になっていても初期であれば痛みもなく、なかなか虫歯になっているとは気づかないものです!
親知らずの痛みを感じたら、まずは応急処置として患部を冷やしてみましょう。
虫歯による痛みは、歯の中の血流量が多くなり神経が圧迫されることが原因ですので、冷やして血流を悪くすることによって、虫歯による痛みを抑えることができるのです。
具体的には、冷水でよく冷やしたハンドタオル等を頬に当てたり、冷水や氷を口に含んだりして、口の内外から患部を冷やします。
ある程度冷えたら一旦離しまた冷やすという冷やし方を、痛みが軽減するまで繰り返します。
長時間冷やし続けたり、他の部位に冷えを感じるまで冷やしたりすると、血流や循環の異常を引き起こすこともあるので、十分に注意しましょう。
2 口の中を清潔に!重曹マウスウォッシュの作り方
親知らずの虫歯の痛みを抑えるためには、口の中を清潔に保つこともすぐにできる対処法の1つです。
虫歯が進行していて、親知らずに穴が空いていたり、隣の歯とのわずかな隙間に食べカス等があると、歯そのものや神経を圧迫してしまい、それが原因で激しい痛みとなることも考えられるのです!
痛みが気になったらやさしく歯磨きをしたり、フロスで歯と歯の間の汚れを除去してみましょう。
ただ、親知らずが痛すぎて歯磨きもフロスも無理!という場合には、ぬるま湯で優しくうがいをしましょう。
普段からマウスウォッシュをお使いの方も、マウスウォッシュの中にはアルコール配合の刺激が強い製品もありますので、歯に痛みがある時には使用を避けた方がいいでしょう。
もし家に食品用の重曹があるなら、マウスウォッシュ液を作るのもお薦めです!
重曹マウスウォッシュ液は、冷蔵庫で1週間保存ができますので、1日で使い切る必要はありません。
弱アルカリ性の重曹マウスウォッシュは、酸性の口腔内を中和し、虫歯のできにくい状態にしてくれる上に、口腔内を清潔に保つ他、口臭予防や着色予防効果もありますので、日常的なお口にケアにもぴったりです!
口をすすぐタイミングは食後でも食間でもいつでもOKで、一度口をすすぐと中和効果は長時間継続します。
ただ塩分が強いため、塩の摂取制限のある方は使用を控えるようにしてくださいね!
さらに重曹歯磨きも併せて行うと、口内環境改善に良いですよ!
3 とりあえず押してみる!歯の痛みを軽減するツボ刺激
親知らずの虫歯が痛む時、場所と時間を問わずに実践できるということで、試していただきたいのがツボ押しです。
そこで、歯痛の軽減を期待できる代表的な顔と手のツボをご紹介します。
下関と頬車は小顔効果のあるツボとしても知られていますが、必要以上に強く刺激するのは逆効果です。
歯に痛みや違和感を感じたらまずは合谷を強めに刺激し、それでも痛みが治まらない場合には、他の手のツボを中心に刺激するのがおすすめですよ。
ツボ押しは簡単にできて効果の高い対処法ですが、一方で、刺激によって体調不良を起こすこともあります。
思わぬトラブルを避けるために、健康な方でも食後30分以内のツボ押しは避け、妊娠中の方やツボ周辺に外傷がある場合は、ツボ押し自体を控えるのが賢明です。
刺激によって歯の痛みが悪化した、違和感を感じた場合には、自己流のツボ押しはすぐに中止し、専門家に相談してくださいね。
応急処置としてツボを刺激し、親知らずの虫歯の痛みを和らげましょう!
4 我慢のしすぎは禁物!鎮痛剤の効果を引き出す服用方法
ほとんどのご家庭には、いざという時のために、市販の鎮痛剤を常備されていますよね。
予期せぬ虫歯の痛みに襲われたら、ためらわずに服用するのも対処法の1つです。
「できる限り、薬は避けたい!」と思っている方も多くいらっしゃいますが、特に痛みの激しい親知らずの虫歯に関しては、我慢しない方が無難ですよ!
鎮痛剤は、痛み物質の生成を抑える働きがあるため、痛くなり始めた時に服用する事が大切で、通常30分から遅くても1時間以内には効果が見られます。
歯科医院でも処方されている鎮痛剤と同じ成分が配合された市販薬もありますので、気軽に手に入る市販薬でも、大きな鎮痛効果が期待できます。
さらに、痛みのある歯に直に塗布するタイプの歯専用の鎮痛剤も市販されており、塗布から数分で効果を感じられるなど、即効性が高いのがメリットです。
妊娠中の方やお子様も安心して使用できる市販薬もありますので、ぜひ試してみてくださいね!
5 親知らずの虫歯が痛む時の食事について
親知らずの虫歯が痛む時の食事は、相当辛いもの、、、。
だからといって、食べないで我慢するのも無理な話ですよね。
その場合は、痛む歯の反対側を使うようにして、できるだけ柔らかい物を口にするようにしましょう!
温かい食事は刺激になりますので、常温か少し冷ましてから食べるようにします。
また、香辛料全般は血行を促進する働きがあるため、摂取を避けるほうが良いでしょう!
6 痛みが一向に治まらない!見直すべき生活習慣
親知らずの虫歯が痛む時、ふだんと変わらない暮らしをしていると、今回ご紹介している対処法を実践しても、効果が感じられないかもしれません。
そういう場合は、生活習慣を一時的に見直すことも不可欠です!
入浴や飲酒の他、運動など体を温めたり血行を促進したりする行動、親知らずの虫歯に刺激を与える行動は、絶対に避けましょうね!
突然の歯の痛みは、気分を憂鬱にするだけではなく、日常生活に支障をきたす恐れもありますので、我慢せずに早めに対処することが大切です。
ご紹介した対処法を実践して、運良く痛みを軽減することができたとしても、根本的には治療を受けない限り虫歯が完治することはありませんので、虫歯は酷くなる一方です。
今回紹介したのはあくまでも応急処置の方法ですので、できるだけ早く歯科医を受診しましょう!
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