高熱のあとに突然体中に発疹が出る突発性発疹。身内に突発性発疹の症状が現れて戸惑った経験はないでしょうか?
「何か危険な病気ではないか」「他の家族にも感染しないのか」「お風呂なんかの日常生活は大丈夫なのか」という不安ですよね。
突発性発疹はヘルペスウイルスの一種が原因で発症しますが、やみくもに恐れるのではなく、特徴や感染経路などの正しい知識を持って対処することが大切です!
そこで今回は大人も注意すべき突発性発疹の原因と対処法をご紹介します。
お風呂で感染?大人も注意すべき?突発性発疹の原因と対処法6選
対処法1 知っておきたい突発性発疹の特徴
突発性発疹はヘルペスの一種で、ヒトヘルペスウイルスの6型・7型という2種類のウイルスが原因で発症します。
高熱が出たり発疹が出たりと、何かものものしい印象を受けますが、ほとんどの赤ちゃんがかかるもので、正しい知識さえあれば十分に対処できます。
そこで突発性発疹の特徴と症状をご紹介します。
突発性発疹による発熱
ウイルスに感染すると、38~39度ぐらいの高熱が出ます。
高熱は4日ほど続きますが、この時点では風邪などの他の病気と見分けがつきません。
突発性発疹による発熱と下痢
ウイルス感染して高熱が出ると、下痢気味になることがあります。
突発性発疹の広がり
熱が下がり始めたことから発疹が現れるようになります。
最初は発疹は腹部を中心に現れ、やがて全身に広がっていきます。
発疹自体は数日すれば治ります。
突発性発疹の特徴は風邪などと違い、熱が下がってしまえば、意外と赤ちゃんが元気が良いことです。
そのため発疹が治まるまで寝かしつけておく必要はありません。
ただ発疹のせいで落ち着きがなかったり、不機嫌になりがちですので、好きなものを食べさせたり、おもちゃで遊んであげるなど、室内で退屈しないようにさせてあげましょう。
対処法2 突発性発疹気になるお風呂での感染は?
お風呂に一緒に入ったり同じお湯を使ったりすることで、家族が突発性発疹に感染してしまうのではないかという不安はありますよね。
実は突発性発疹を発症するヒトヘルペスウイルス6型・7型は、とても感染力が弱く同じ湯船に浸かったからといってお風呂では感染するものではありません。
それではどういったときに感染する危険があるのか、突発性発疹の感染の特徴と感染経路をご紹介します。
ヘルペスウイルス6型・7型による突発性発疹は、親や兄弟の唾液から感染する家庭内感染が主で、外出先でかかることは稀です。
基本的に発熱が治まり、発疹が出れば外出しても他の子どもに感染することはありませんが、周りは迷惑に思ってしまうかもしれませんので、外出するときには、解熱後1日以上経過して、全身に発疹症状がないことを確認してから行うようにしましょう。
対処法3 万が一突発性発疹にかかってしまったときの対処法
どんなに気をつけていたとしても、かかってしまうのが突発性発疹です。
それでは、突発性発疹に感染してしまったときは、どう対処したらよいのでしょうか?
まず、突発性発疹には特効薬というものがなく、かかってしまったときでも特別な治療の必要はありません。
ただ、38~39度の発熱への対処は必要になります。
突発性発疹による発熱では薬が使えないため、なかなか発熱が収まらないと不安になるかもしれません。
そのように場合には、アイスノンなどで頭を冷やしてあげれば良いでしょう。
突発性発疹はほとんどの人が一度はかかるものですので、かかっても慌てずに対処するようにしましょう。
対処法4 知っておきたい大人もかかるヘルペスウイルスの特徴
突発性発疹は大人が感染することは稀ですが、大人も気をつけなければいけないヘルペスウイルスに、単純ヘルペスウイルス(ヘルペスウイルス1型・2型)」があります。
このウイルスが原因で実は、口唇ヘルペスと性器ヘルペスが発症するのです!
それでは単純ヘルペスウイルスの特徴と感染したときの症状をご紹介します。
突発性発疹と違って、一度感染すると再発を繰り返すのが単純ヘルペスウイルスのやっかいなところです。
免疫力をつけて感染や再発を防ぎことは何よりも大切になりますので、日ごろから気をつけるようにしましょう!
対処法5 単純ヘルペスウイルス気になるお風呂での感染は?
単純ヘルペスウイルスのお風呂での感染、、、心配ですよね。
突発性発疹と同じように、大人の感染や再発の危険がある単純ヘルペスウイルスもお風呂で感染はありません!
それではどういったことで感染するのか、単純ヘルペスウイルスの感染の特徴と感染経路をご紹介します。
単純ヘルペスウイルスは熱や乾燥に弱く、気をつけていれば、日常環境の中での感染は防げますので、感染の特徴を覚えておきましょう!
対処法6 近親者にウイルス保持者がいる生活での注意点
近親者に口唇ヘルペスに感染したことのある人がいれば感染の可能性は常にありますが、単純ヘルペスウイルスは感染力が弱く、必要以上に神経質にならないことが大切です。
それでは近親者にウイルス保持者がいる生活での注意点をご紹介します。
口唇ヘルペスが再発しているとき、口唇ヘルペスにかかった前後は、単純ウイルスの出ている量が多いので、感染しやすい状態になっています。
それ以外では感染する可能性は低いので、お風呂や洗濯機の共有も気にせず行ないましょう!
さて、『お風呂で感染?大人も注意すべき?突発性発疹の原因と対処法6選』はいかがでしたか?
突発性発疹や口唇ヘルペスは基本的には自然に治るので、過度に心配する必要はありません。
ただ、稀に突発性発疹による発熱が原因で、脳炎や脳症などの合併症が起こることもあるため注意が必要です。
赤ちゃんの発熱が治まらないときには、突発性発疹を疑い、よく観察した上、必要であれば病院へ連れていくようにしましょう。
ただ、普段は今回紹介した各ヘルペスウイルスの特徴を知っておけば、必要以上に感染を恐れる必要はありませんので、ポイントを押さえた対処をするようにしましょう!
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