オリーブオイルを飲んで肌荒れ便秘を止める方法と安全な飲み方7つ

オリーブオイルを飲んで肌荒れ便秘を止める方法と安全な飲み方7つ

オリーブオイルは、オリーブの実から採取する油で、唯一、果実を絞っただけで出来るオイルです。

そんなオリーブオイルを、毎日大さじ1杯飲むだけで健康になれると言われたらどう思いますか?

「油をそのまま飲むのは、健康に悪そう…」など普通は不安に思いますよね?

ですが、これが最もシンプルに、そして効果的にオリーブオイルの恵みを身体に取り入れる方法なのです!

今回は、オリーブオイルの美容効果と選び方、そして飲む時の量と頻度などの注意点をご紹介いたします!


オリーブオイルを飲んで肌荒れ便秘を止める方法と安全な飲み方7つ


選び方に注意!オリーブオイルの種類


オリーブオイルを飲むにあたって重要なのは、オリーブオイルを選ぶことです。

オリーブオイルは、大きく分けてバージンオリーブオイル、精製オリーブオイル、オリーブオイルの3つに分かれます。

バージンオリーブオイル

エクストラバージンオリーブオイル(酸度:0.8%以下)

風味のすばらしさ、酸度の低さとも申し分ないと判定された上質なオリーブオイル。
最も大切な要素はフルーティーさ。
ワインのように、産地・摘んだ時期・圧搾など様々な条件で味が変わります。

ファインバージンオリーブオイル(酸度:2.0%以下)
オーディナリーバージンオリーブオイル(酸度:3.3%以下)

辛みや苦味がやや強いですが、精製せずにバージンオイルとして使えるものです。
原産国ではごく一般的に流通していますが、日本の食用油の品質基準は精製を前提としているので、日本には輸入できません。

ランパンテバージンオリーブオイル(酸度:3.3%以上)

語源は灯油用の意味で食用には向いていません。

精製オリーブオイル

精製オリーブオイル(酸度:0.3以下)

酸度が3.4%以上あるランパンテバージンオリーブオイルを精製したもの。
酸化したオイルを化学的に還元し脱色や脱臭をします。

精製オリーブポマースオイル(酸度:0.3以下)

搾りカス(ポマース)にもまだ油分が残っているので、有機溶剤を使いオイルを抽出したもの。
最初に搾ったものが「一番搾り」、有機溶剤で抽出したものが「二番搾り」、または「ポマースオイル」と言われています。

オリーブオイル

ピュアオリーブオイル(酸度:1.0以下)

精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたもの。
ただ単にオリーブオイルと呼ばれることもあります。
スーパーなどでオリーブオイルとしか表示のないものは、これにあたります。

オリーブポマースオイル(酸度:1.0以下)

精製オリーブポマースオイルバージンオリーブオイルをブレンドしたもの。

どれを選べば良いか迷ってしまいますが、日本で販売されているのは、エクストラバージンオリーブオイル、ピュアオリーブオイル、オリーブポマースオイルの3種類のうち、飲むのに適しているのは、エクストラバージンオリーブオイルです。

エクストラバージンオリーブオイルは飲む以外に、サラダにかけたり、皮膚や頭皮に塗ってマッサージに使ったりと大活躍してくれるオリーブオイルです。

一方で、オリーブオイル(ピュアオリーブオイル、オリーブポマースオイル)は、飲むというより、野菜や肉などを炒めたり、揚げ物で使うのに向いています。


オリーブオイルでダイエット効果が得られる理由


オリーブオイルには、健康美容に欠かせない栄養素がたくさん含まれています。

オリーブオイルに含まれる成分

不飽和脂肪酸

・オレイン酸
・リノール酸
・リノレン酸

飽和脂肪酸

・パルミチン酸
・ステアリン酸

ミネラル

・カルシム
・鉄分
・カリウム

ビタミン類

・ビタミンA
・ビタミンC
・ビタミンD
・ビタミンE

その他

・食物繊維
・シクロアルテノール
・ポリフェノール
・葉緑素

この中でもオレイン酸には、脳(視床下部)にある満腹中枢を刺激する働きがあり、このオレイン酸の働きを利用してカルフォルニア大学バークレー校心理学教授セス・ロバーツ博士は、食欲そのものをコントロールするダイエット、シャングリラダイエットを考案しました。

シャングリラダイエット方法とルール

・食事前後一時間は避けて、大さじ1杯のオリーブオイル(砂糖水or氷砂糖でも可)を飲む
・食事の前後一時間は水はOKだが、それ以外はNG(コーヒーなどはもちろん、歯磨き粉もNG)
・オリーブオイル、砂糖水、氷砂糖は、可能な限り風味のないものを利用する
・エクストラバージンオリーブオイルは風味が強いので使わない
・ピュアオリーブオイルや精製オリーブオイル、エクストラライト・オリーブオイル(エクストラライト・テイスティング・オリーブオイル)がおススメ
・砂糖は黒糖など風味が豊かなものではなく、ショ糖や果糖を使う

食事の一時間前にオリーブオイルを飲むと、満腹感が早めに来る為、食欲が自然に減って、食事量を減らせることが出来、食事制限をする必要や、リバウンドもなく、誰にでも出来るのでおススメです。

さらに、オリーブオイルが胃に膜を作り、食事による急激な血糖値の上昇も防ぐことも出来ます。

大さじ1杯あたりのオリーブオイルのカロリーは約117キロカロリー、1日あたり大さじ2杯を目安に飲むようにしましょう。


オーリブオイルの成分と血液循環と精神安定の関係


オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、血液中の悪玉コレステロールを除去してくれ、血液をサラサラにする作用があります。

また、血液循環が改善されることによって、脳や内臓に酸素が送られ正常な働きをするため、精神安定に効果的です。


スプーン1杯のオーリブオイルで便秘が解消できる理由


オリーブオイルに含まれているオレイン酸は、腸を刺激してくれ、ぜんどう運動(食べた物を便に変えながら大腸へと押し出して行く動き)を活発にさせます。

オリーブオイルを炒め物などに使って調理するのも良いのですが、実は一度に摂取出来る量が少なく、小腸ですべて吸収されてしまうため、腸を刺激するまでには至らないのです。

そこで実践していただきたいのが、毎朝大さじ1杯のオリーブオイルを飲む習慣です!

オリーブオイルには100g中5グラムの食物繊維が含まれており、その量はゴボウ1/2本と同じというから驚きです!

朝の腸のぜんどう運動が盛んなときに、オリーブオイルにを飲めば午前中の便通が良くなります。

そのままオリーブオイルを飲んでも良いですし、ジュースやヨーグルトなどに混ぜて摂取する方が毎日の習慣にできます。

さらに腸を温める、ショウガがやシナモンなどの食材を一緒に取り入れるのもおススメですので、ぜひやってみてくださいね!


アンチエイジングでオーリブオイルを活用する方法


オリーブオイルには、若さを保つ為に必要な栄養がたくさん含まれています。

若さを保つ為に必要な栄養素

・スクワラン
・ビタミンA
・ビタミンE
・ポリフェノール
・鉄分
・ベータカロチン
・カルシウム
・葉緑素

これらを摂取することで体の中からアンチエイジングになるほか、日焼け止め(SPF8~10程度)や、メイク落とし、肌を柔らかくするマッサージオイル、頭皮ケアなど肌や頭皮にも効果的です。

また、毛穴に詰まった角栓を除去する際にオリーブオイルを使用するのも効果的です。

角栓クレンジングの方法

①蒸しタオルで毛穴を開く
②気になる部分にオイルをなじませる
③クルクルと薬指でやさしくこすらないようにマッサージする
④角栓が溶けて浮き上がってくる

他にも、オリーブオイルは人間の皮脂と近い成分のオレイン酸が含まれている為、乾燥や小じわ、肌色の悪さなども解消されます。

また、骨からのカルシウム喪失を抑制する為の骨祖鬆症の予防にもなります。


怖い糖尿病を未然に防ぐ!食事と生活習慣の改善法


生活習慣病の一つとして、糖尿病がありますよね。

ファストフードなどの食の北米化が進み、消化を急激にしてしまうため、身体の中で正しく糖が処理されず、糖代謝の異常をきしてしまうことが原因だとされています。

オリーブオイルの主な脂肪酸である、一価不飽和脂肪酸は血糖値の上昇を抑える働きがあります。

オリーブオイルは胃の中で滞留時間が長いため、血糖値の急激な上昇を抑えてくれるのです。

糖尿病の改善に適している食事として、オリーブオイル、ナッツ類、野菜、果物をたくさん摂取する地中海型の食事が効果的です。

地中海食事法の基本

・オリーブオイルを多く摂る
・ナッツ、豆、野菜、果物、穀物を多く摂る
・肉よりも魚介類をよく食べる
・甘い物は果物とハチミツで摂る
・肉を食べるなら、脂肪を摂らないように赤身の部分を食べる
・乳製品は低脂肪のものを食べる
・ワインは1日2杯程度にする

地中海式の料理法はたくさんあります。

その一つをご紹介いたします。

地中海風パスタのレシピ

材料

オリーブオイル:大さじ1
スイスチャード:1/2束
ドライトマトオイル漬け:25g
カラマタ産黒オリーブ:50g
緑オリーブ:25g
にんにく:1/2かけ
パルメザンチーズ:大さじ2

作り方

①大鍋に塩水を沸かし、パスタを入れ、10~12分、アルデンテに茹で、ザルにあげる
②フライパンを中火にかけ、油を温める。茎を取り、刻んだスイスチャードを入れ、水分が蒸発するまで数分炒める
③刻んだドライトマト、種を取り刻んだ黒オリーブと緑オリーブ、にんにくのみじん切りを入れ、かき混ぜながら、柔らかくなるまで炒める
④パスタを混ぜ入れ、パルメザンチーズを卸してふりかけ、盛り付ける

地中海式の料理を食べることによって、動脈が正常に拡張し、血流が維持されます。


むくみ、冷え性改善の食べ合わせ方


むくみとは、余分な水分が体内に溜まっている状態を指します。

水分は血液やリンパ液として体内を循環し、全身に酸素や栄養素を運んだり、不要な老廃物を回収したりしていますが、この循環がスムーズに行われなくなると、余分な水分が皮下組織に溜まってしまい、むくみと呼ばれます。

オリーブオイルに含まれているオレイン酸とビタミンAには、血液とリンパの循環も良くする働きがあり、むくみや冷え性の改善にもつながります。

オリーブオイルにおススメの食べ合わせ

・お豆腐にかける
・納豆にかける
・サラダのドレッシングにする
・パンに付ける

くるみやいんげん、納豆、にんじん、たまねぎなど身体を温める食材と、オリーブオイルを一緒に摂取するとむくみ解消に効果的ですよ。


さて、『オリーブオイルを飲んで肌荒れ便秘を止める方法と安全な飲み方7つ』はいかがだったでしょうか?

オリーブオイルは他の油と違い酸化しにくいとされていますが、酸化をしないわけではありません。

オリーブオイルの酸化が進行すれば、当然ながら健康美容効果も薄れ、身体にも害になってしまいます。

そのためオリーブオイルの保存場所は酸化しにくい冷暗所、または冷え固まらないように冷蔵庫に入れず、必ず常温で保存するようにしましょう。

天からの恵みであるオリーブオイルを飲んでで、肌荒れや便秘を解消していきましょう!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

オリーブオイルを飲んで肌荒れ便秘を止める方法と安全な飲み方7つ

選び方に注意!オリーブオイルの種類
オリーブオイル大さじ1杯でダイエット効果が得られる理由
オーリブオイルの成分と血液循環と精神安定の関係
スプーン1杯のオーリブオイルで便秘が解消できる理由
アンチエイジングでオーリブオイルを活用する方法
怖い糖尿病を未然に防ぐ!食事と生活習慣の改善法
むくみ、冷え性改善の食べ合わせ方


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