「糖尿病は中高年の肥満体の人がかかる病気で、自分はまだ若いし太っていないから大丈夫!」と他人事のように思っていませんか?
糖尿病は、日本国民の5〜6人中の1人が患者もしくは予備軍という、年齢に関係なく誰にでも罹患する恐れのある生活習慣病の一つなのです。
そこで今回は、糖尿病によく見られる症状や発症の原因をはじめ、病気を予防改善していく方法をご紹介します。
若いからって油断禁物!ヤバい糖尿病の原因と改善法5つ
1 年齢関係なし!高血糖や糖尿病によく見られる症状
いつでもどこでも簡単に食べ物が手に入る時代、とても便利な一方で、糖尿病を患う方が増えています。糖尿病は大きく分けて4つのタイプに分類され、その中のうち、約95%を占めるのが2型と呼ばれるタイプで、バランスの悪い食生活や運動不足といった生活習慣が原因なのです!何かしらの合併症を発症し初めて糖尿病が発覚するという方も少なくありません。
そこで、糖尿病リスクが上がる高血糖や、糖尿病に見られる主な症状をご紹介します。
若い人もリスクあり!高血糖や糖尿病の主な症状
・喉が異常に乾く
・尿の量が増える
・食欲があり食べているのに体重が減る
・異常に疲れやすい
・食後の眠気が酷い
・性欲が低下する
健康な方にも、ストレスや体調によっては、こういった症状が見られることはよくありますが、長期に渡る場合は要注意です!
また、若い方は、自分が糖尿病かも?と疑うことはないですよね。しかしながら、近年の傾向で20、30歳台でも発症する方はいらっしゃいますので、決して他人事ではないことを頭に入れておきましょう。
2 糖分の量がすごい!糖尿病はペットボトルの飲みすぎが原因
持ち歩きに便利、どこでも買える、味のない水やお茶では物足りない、、、という理由で、喉が渇いたらペットボトルの清涼飲料水や炭酸飲料、スポーツドリンク、また缶コーヒーなどを飲んでいませんか?だとしたら、それは糖尿病の原因です!
ペットボトルのソフトドリンクは、冷やして飲まれることが多いため、甘さを強く感じることはありませんが、実際のところは、私たちが思っている以上の糖分が含まれているのです!
種類によりますが、スポーツドリンクには約6%/100ml、清涼飲料水で約10%/100mlの糖分が含まれており、分かりやすく言うと350mlの清涼飲料水には、角砂糖が約5個分!なんだか、ゾッとしますよね。。。
そこで、ふだんの水分補給で摂取したい飲み物をご紹介します。
糖尿病予防のために摂取したい飲み物5選
・水(ペットボトル、水道水共)
・麦茶
・番茶
・ルイボスティー
・杜仲茶
利尿作用のあるコーヒーや紅茶は、楽しみとして1、2杯飲む分にはOK、それ以外はカフェインが少ない又はノンカフェインのお茶にしましょう。
運動や肉体労働で汗をかいた場合は、塩分を摂る必要がありますので、スポーツドリンクを適量、摂取するのもありです。
3 糖質の過剰摂取が原因!糖尿病を予防改善する食事法
日々忙しく過ごしていると、おにぎり、うどん、パンといった、手軽に時短で食べられる物で済ますことが多くなりますよね。
エネルギー源となる糖質は、私たちにとって必要な栄養素ではありますが、摂りすぎると高血糖の状態が続き、糖尿病の原因となりますので、糖質に頼りすぎない、バランスのよい食事を心がけることが大切です。
そこで、糖尿病の予防改善のために積極的に摂りたい食品と、食事の際のポイントをご紹介します。
糖尿病を予防改善!積極的に摂りたい食品
・未精製の主食となる食品
玄米、ライ麦パン、全粒粉パンなどの黒っぽい食品は、食物繊維やビタミンが豊富です。・野菜類全般
緑黄色野菜、淡色野菜共にしっかりと摂取するのが理想です。・キノコ&海藻類
食物繊維たっぷりで低カロリー、健康維持には不可欠です。・果物
甘い果物も多いですが、パイナップルとバナナを除き、血糖値を上げにくいです。・豆類
大豆、納豆類など、上質なタンパク質です。カロリーが高い肉類の代わりに取り入れるのもいいでしょう。
血糖値を上げにくくする食事のポイント
・食べる順番に気をつける
野菜やキノコ類→主菜→主食の順番で食べる事。
野菜に含まれる食物繊維には、糖分や脂肪を吸着する働きがありますので、ごはんを食べるまでの時間を空けることが大切です。
また、カボチャやイモ類、砂糖の入った煮物等は、主食と同じく、最後に頂きましょう。・よく噛みゆっくり食べて腹八分目
食べ過ぎを予防し、血糖値の急激な上昇を抑えます。
食べ過ぎは余分なブドウ糖が作られます。・1日3食、間食はしない
食事を抜くと、次に食べた時の反動が大きく、血糖値が急上昇します。
間食をする習慣があると、血糖値が高い状態が続き、糖尿病の原因になります。
これらの事は、糖尿病などの生活習慣病予防や改善に効果的で、健康生活を送るためには実践したい食事法です。ぜひ、今までの食生活を見直してくださいね!
4 イライラも糖尿病の原因!ストレスをコントロールする方法
「ストレスで糖尿病?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、糖尿病の原因の1つにストレスも挙げられるのです!ここでいうストレスは、精神的なものはもちろん、紫外線、睡眠不足といったことも含みます。ストレスが糖尿病を引き起こす理由は以下の3つです。
ストレスが糖尿病を引き起こす理由3つ
・血糖値を上げるホルモンが分泌される
・インスリンホルモンの効きが悪くなる
・暴飲暴食に走る
そこで、ストレスを上手くコントロールする方法をご紹介します。
イライラ解消!ストレスのコントロール方法
・人に不満を聞いてもらい吐き出す
・好きな事に没頭できる時間をもつ
・朝日を浴びて、外の空気を吸う
多少の緊張感は必要ですが、度をこえると糖尿病をはじめ、様々な健康被害をもたらすリスクがありますので、ストレスを上手くコントロールしていきましょう。
5 ウォーキングがいい!運動不足解消で糖尿病を予防する方法
定期的に運動する習慣はありますか?運動には、血糖値を下げる働きがありますので、健康維持のためにも、体を動かすことがとても大切です。
運動そのものが苦手という方もいらっしゃいますが、糖尿病などの生活習慣病予防のためには、激しい運動は不要!オススメは、手軽に誰もが始めることのできる有酸素運動、ウォーキングです。
そこで、糖尿病予防、改善に繋がるウォーキングのポイントをご紹介します。
ウォーキングの効果を上げる方法
・食後30分〜1時間後を目安に行う
食後に血糖値が上がるタイミングに合わせることで、上がり過ぎを予防します。・腕を程よく振って歩く
体全体の筋肉を使うようにすることで、体内のブドウ糖を効率よく消費できます。・少し息が上がるくらいの早さで歩く
初めの数分はゆっくり、その後息が少し上がる早さ、そして最後の数分をゆっくり歩きにしてトータル30分程度のウォーキングをします。すると、脂肪燃焼にも繋がります。
毎日実践することが理想ですが、天候にもよりますし、どうしても時間が取れないこともあるかと思いますが、最低でも週3日以上を目標に行ってくださいね!
また、過去にウォーキングを試したけど長続きしなかった、、、という方は、家族や友人と一緒に歩く、好きな音楽を聞きながら、そして、やる気を出すために、実際の数字が目に見える歩数計を活用するのも、ウォーキングを習慣化するにはよいでしょう。
運動不足は、糖尿病の原因の一つです。若いからといって油断せずに、体を動かしましょう!
さて、『若いからって油断禁物!ヤバい糖尿病の原因と改善法5つ』はいかがでしたか?
食べ物に恵まれた、そして、あまり動かなくても済む現代生活では、肥満を生み出す要素がたくさんありますので、それぞれが食事や生活習慣に注意を払うことが糖尿病の予防に繋がります。
糖尿病はとにかく早期発見&早期治療することが、合併症を予防するためにもとても大切ですので、「自分には関係がない」と思わず40歳を過ぎたら、もしくは気になる症状があれば、検診を受けるようにしてくださいね!
まとめ
若いからって油断禁物!ヤバい糖尿病の原因と改善法5つ
1 年齢関係なし!高血糖や糖尿病によく見られる症状
2 糖分の量がすごい!糖尿病はペットボトルの飲み過ぎが原因
3 糖質の過剰摂取が原因!糖尿病を予防改善する食事法
4 イライラも糖尿病の原因!ストレスをコントロールする方法
5 ウォーキングがいい!運動不足解消で糖尿病を予防する方法
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