タバコはストレス解消にはなっても、お肌にも身体にも良くはありませんよね。ですが、禁煙に失敗した経験が先立ち禁煙を諦めてしまう、、そんな悩みを抱えていませんか?
習慣とは恐ろしいもので一度ニコチン依存症に陥ると抜け出すのはとても難しいもの!お財布にも周りにも良いことはありませんよね。
そこで今回は、30日でタバコから完全卒業するための禁煙方法をご紹介します!
30日でタバコから卒業!絶対成功できる禁煙方法5選
1 タバコの害を学んで禁煙をスタートする方法
分煙が叫ばれる昨今、タバコが体に悪いという事は嫌でも耳に入ってくるようになりました。
実際身体に悪いと分かっていても、特に根拠もなく「自分はまだまだ大丈夫」だと思っていないでしょうか?
喫煙者の寿命は非喫煙者に比べて10年も短くなるという統計も出ています。
タバコにはどんな害があるの?喫煙者は長生きできない?!
身体を壊してからでは遅い、タバコの害がいかに恐ろしいものなのかを知る事自体が効果的な禁煙方法です!
そこで代表的なタバコの有害物質をご紹介します。
ニコチン
タバコを吸うことで麻薬と同じくらいの依存性物質であるニコチンが、肺から血管を通してわずか数秒で脳に達すると、快感を感じさせるドーパミンという物質が放出されます。
これが、「タバコを吸うとスッキリする」「また吸いたい」と思わせるのです。
ひどくなってくると禁断症状が出てきて、ますますタバコを吸うことがやめられなくなります。
ニコチンの恐ろしさは依存性だけではありません。
青酸性の毒物と同等の毒性があると言われており、一箱のタバコには致死量が含まれています。
多い場合は一回の喫煙で致死量の10分の1程度が摂取される可能性があり、短時間で沢山摂取した場合など急性中毒症状に陥る危険性があります。
ゴキブリやネズミなどの殺虫剤にも含まれていることから、その危険性と即効性がわかっていただけるでしょう。
このような「毒」であるニコチンを、体の持つ自然治癒力が解毒し体外に排出しようとしますが、そのために腎臓には極度の負担がかかります。腎臓病から腎不全に進行することもあるのです。
また、タバコを吸うと体温が下がりますが、これはニコチンに血管を収縮させる働きがあり、そのために血行が悪くなることでおこります。
さらに女性に限らず男性も喫煙者特有の「スモーカーズフェイス」と呼ばれる、目元や口元のしわ、たるみなど肌のハリがなくなり、老けた印象の顔になります。
タール
タバコを吸った時にフィルターや歯を茶色くするいわゆる「ヤニ」のことですが、タールの中だけでも数十種類の発がん物質が含まれています。
ニコチンのような中毒性はありませんが、ニコチンよりも強い毒性があります。
歯だけでなく、肺や喉に沈着し黒くしてしまい、一度黒くなるともとには戻りません。
喉や気道に付着したタールの影響で、咳や痰が増え、肺や呼吸器の機能も低下し、呼吸困難などの原因となります。
肺の機能が低下すると、体に取り込まれる酸素の量が減り、妊娠中の方は、お腹の胎児にも悪影響があります。
ちなみにタバコにはタール含有率が1mgや5mgなどの違いがありますが、フィルターの穴の密度が違うだけで、実はタールの量は同じ!
周りの非喫煙者に吸わせている副流煙の有害物質の濃度は、フィルターを通さないので全く同じなのです。
一酸化炭素
無色、無臭、無刺激なので気がつかないことが多いですが、タバコの葉の不完全燃焼によって生じます。
血液中のヘモグロビンは、酸素と結びつくことで全身に酸素を運ぶ役割をしていますが、一酸化炭素はヘモグロビンとの結合力が二酸化炭素より非常に高く、酸素と比べると200倍以上の力で結合し、一度結合すると離れなくなります。
酸素と結合するはずのへモグロビンが一酸化炭素と結合してしまうので、酸素を体中に運ぶ働きが低下し、結果的に酸欠を引き起こします。いわゆる一酸化炭素中毒です。
タバコを吸いすぎると気持ち悪くなる場合がありますが、運動能力が低下したり、持続的な運動ができなくなるのもこのためです。
喫煙の頻度が多い場合は慢性的な酸素欠乏状態となり、赤血球が増えるなど、動脈硬化を促進する原因となります。
タバコの煙にも1〜3%含まれているので、周りの非喫煙者の方にも影響を及ぼします。一酸化炭素は車の排気ガスに含まれており、窒息の原因になります。
2 喫煙の誘惑に打ち勝って禁煙を成功させる方法
禁煙ブームの昨今では、喫煙者のイメージは「意思が弱い」「口臭が臭い」「無神経」といったネガティブなものが多く、タバコを吸わない人の方がおしゃれで大人と思われる風潮があります。
初めてタバコを吸った時のきっかけを思い出してみましょう。
「周りから格好いいと思われたい」「友達がみんな吸っている」など、今となってみれば大した理由はなかったのではないでしょうか。
特別な理由もなく吸い始めて、今もまだ吸い続けている理由はどうでしょう?
タバコを吸う事のメリットというと、イライラやストレスの解消が主ではないでしょうか。
しかし、実はこの「スッキリ感」はニコチンによるドーパミン放出のために感じるわけで、言い換えると、このために「また吸いたい」と思う依存が強くなるのです。
喫煙によるスッキリしたような感覚は、脳神経作用による錯覚で、実は数分しか持続しません。
しかし一旦取り込んだニコチンの成分は体外に排出されるのに30時間かかります。
禁煙が辛いのは最初の3日と言われる所以がこれなのです!
その後だんだんニコチンによる禁断症状が弱くなって行き、だいたい3週間でほぼ消えます。
たった3週間を耐え抜ければ、この先の一生が、タバコによるデメリットから解放されるのです。
つまり、たった数分間のメリットを得るために喫煙して、結局は残りの一生続くデメリットを引き起こしていると言えます。
一方、禁煙した場合のメリットは挙げていればキリがないほどたくさんあります!
禁煙して1ヶ月ほど経つと禁断症状もほとんどなくなり「もう大丈夫」と思えてくることでしょう。
ただし、ここで油断は禁物!お酒の席や仕事のストレス、人間関係のストレスなどから、つい「一本だけ」と気が緩みがちです。
禁煙に失敗する人が多い中、成功すると「自分は意思が強い!」と大きな自信になります。
ぜひ禁煙のメリットを考えていただき、タバコを吸い続けるか辞めるか、しっかり考えるようにしてくださいね!
3 気分転換の習慣化で禁煙を永続させる方法
喫煙によるリフレッシュから、他のリフレッシュ方法にシフトしてみましょう!
ポイントはちょっとしたことでも良いので、タバコの様に手軽に行える方法が望ましいですよ!
そこでタバコに頼らない気分転換方法をご紹介します。
気分転換といっても、何か用意する必要もないので気軽にできますよね。
ぜひイライラが溜まってきたら、気分転換になりそうなものを試してみてくださいね!
4 周りを味方にしてタバコから卒業する禁煙方法
自分の意志の力だけで禁煙を成功させる、、、、これってなかなか難しいですよね。
そこで周りの人に禁煙を始めたことをアピールすることで、自分の逃げ場をなくして禁煙へと追い込む方法をお薦めします!
上手く周りの人を巻き込むことができれば、周りの人から喫煙に誘われることもなくなりますし、自分への甘えを抑えやすくなります。
ぜひ積極的に禁煙アピールをしていきましょう!
5 意外に低コスト!禁煙外来でタバコを辞める方法
喫煙は現在健康保険上、ニコチン依存症として扱われており、健康保険を適用してタバコを卒業することができることをご存知でしょうか?
何をやっても禁煙できない場最後の手段は、ズバリ禁煙外来に行くことをお薦めします!
ただ、どのような治療方法があるのか、コストはどれくらいかかるのか不安ですよね?
そこでリーズナブルに健康保険を上手く使った禁煙方法をご紹介します。
禁煙外来での治療費は期間にもよりますが、一般的に8〜12週間で13,000円〜20,000円ほど、1日あたりに換算すると240円程度ですので、1日のタバコ代より安いですよね。
たくさんのニコチン依存症患者を治療してきた医師によるアドバイスも併せてもらえるのも、禁煙外来のメリットです。
医師にかかるというと面倒だと考えがちですが、少しの手間とコストで禁煙が成功するのであれば選択肢としては有りですよね。
何をやっても上手くいかない場合は、ぜひ一度病院へ相談に行ってみましょう!
さて、『30日でタバコから卒業!絶対成功できる禁煙方法5選』はいかがでしたか?
タバコの有害物質はニコチンなど、現在判明しているだけで200種類以上あり、そのうち発ガン性物質はなんと60種類もあります。
タバコの害は喫煙者本人だけにとどまらず、周りの非喫煙者の人にも副流煙という形で摂取させてしまいます。
昨今利用者が増加傾向にある加熱式タバコや電子タバコもありますが、普通のタバコより副流煙などの配慮はできるかもしれませんが、健康のことを考えるのであれば、キッパリと禁煙するのが良いですよね。
ぜひこの機会に完全禁煙に向けて一歩一歩、できることから取り組むようにしていきましょう!
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