カルニチンの効果を活かして脂肪燃焼ダイエットを成功させる5つの方法

カルニチンの効果を活かして脂肪燃焼ダイエットを成功させる5つの方法

ダイエットを成功させるために、まず必要なのが余分についた脂肪を燃焼させることですよね。

ただ、激しい運動や極端な絶食などは、体に悪影響を与えるばかりか、すぐに効果が出ないことも多いのではないでしょうか?

そんなときに、ぜひ取り入れたいのがカルニチンを使った脂肪燃焼ダイエットです。

そこで今回は、カルニチンの持つ働きと体への効果、ダイエット効果アップのコツをお伝えします。


カルニチンの効果を活かして脂肪燃焼ダイエットを成功させる5つの方法


1 カルニチンとは一体どんな成分?どんな効果があるの?


カルニチンとは、私たちの体にもともとある物質で、脂質の代謝に関わっています。

アミノ酸のリジンとメチオニンから合成されるカルニチンは、加齢と共に減少するため、常に食事などで外部から摂取することが必要です。

カルニチンの働き

筋肉を動かす働き

カルニチンは筋肉に多く含まれており、摂取することで筋肉の運動量を向上させ、運動能力をアップさせます。

脂肪を運ぶ働き

食べ物が分解されてできた脂肪をエネルギーに換える働きをするのは、細胞内のミトコンドリアです。しかしミトコンドリアのところまで入ることができるのはカルニチンだけで、脂肪を運搬する役割をおこなっています。

カルニチンの体にもたらす効果

心肺機能の向上

カルニチンは筋肉を動かす際に必要なエネルギーを生み出すために必要な栄養素であり、体の中の臓器が正常に動くためにはかかせません。これにより、肺活量が増え、動悸や息切れといった症状を改善します。

脂肪を減らすことによる生活習慣病の予防

カルニチンが不足すると、細胞内のミトコンドリアに運ぶ脂質が分解されないまま体に蓄積され、コレステロールとして血液内に流れていってしまいます。この余分なコレステロールが血管の壁に張りつくことで、血管が細くなり、十分な血液が循環しなくなります。その結果、動脈硬化が進んでしまいます。カルニチンを摂取すれば、脂肪をスムーズに運び、分解が進みます。

内臓肥満の解消

見た目は痩せていても、内臓に余分な脂肪がついてしまう内臓肥満は、生活習慣病につながります。カルニチンを摂取することで、内臓に脂肪がつきにくくなります。

その他に、カルニチンが脂肪を運び、エネルギーの代謝を活性化する働きを助けることから、疲労回復効果もあります。


2 カルニチンはどんな食べ物に含まれているの?


カルニチンは体内で合成される栄養素ですが、加齢で減少するため、日常的に食べ物で摂取する必要があります。

カルニチンを含む食べ物

羊肉、牛肉

カルニチンは赤身の肉に多く含まれており、特に羊肉に多く含まれています。しかし日常的に食べる機会は少ないため、牛肉のヒレ肉が脂肪が少なくおすすめです。

カツオ、貝類

魚介類は赤身の魚が少なく、また含まれるカルニチンも肉に比べるとあまり多くありません。ただしカツオは多く含んでいます。また貝類にも多く含まれています。

マッシュルーム

野菜にはカルニチンがほとんど含まれていませんが、マッシュルームには多く含まれています。

ただし、魚介類はカルニチンの合成の際に必要となるアミノ酸、リジンとメチオニンを多く含んでおり、体内でカルニチンの量を増やす手助けとなります。

ただし肉類は脂肪が多く、毎日食べると健康面ではあまりいいとはいえません。

肉だけ、魚だけといった偏った食事ではなく、野菜や魚、肉をバランス良く摂取するようにしましょう。


3 カルニチンの効果を活かすためにはいつ飲むのが最適?適量とは?


カルニチンを使ったダイエットの方法は、カルニチンを摂取するだけで始められます。

しかしただ飲むだけでは効果はありません。

カルニチンの働きを十分に活用するためには、その量と摂取するべき時間に注意する必要があります。

カルニチンの適量は1日に200から500mgとされています。

また1日の上限量は1000mgと定められており、過剰摂取は下痢や腹痛といった症状を引き起こします。

カルニチンのダイエットに効果のある飲むタイミング

食事の前

カルニチンに脂肪燃焼効果は、摂取した食べ物の消化、分解から優先されるため、食事の前に飲むようにしましょう。

運動する前

運動に必要なエネルギーを生成する働きを助けてくれますので、運動前の摂取も効果的です。あわせて疲労回復も助けてくれます。


4 カルニチンを飲むだけじゃダメ?ダイエットの効果を上げる方法とは?


カルニチンはその成分そのものに、エネルギーを生み出す力や、脂肪を燃焼させる効果があるわけではありません。

そのため、ただカルニチンを含む食べ物をたくさん食べたり、カルニチンが含まれるサプリメントを摂取しただけではダイエットにはなりません。

特に体内にある余分な脂肪を燃焼させるためには、摂取したカロリー以上に、代謝などで消費される必要カロリーが多くなければなりません。

摂取したカロリーだけでは足りないと脳が判断すれば、体内の余分な脂肪を燃焼させようとします。

そのためには、摂取する食事も低カロリーのものを選び、運動をおこなって代謝をアップさせることが必要なのです。

基礎代謝を上げる方法

・筋肉を作る良質なたんぱく質を摂る
・早寝早起きを心がける
・ストレスをためない
・毎日筋トレをおこなう
・有酸素運動をおこなう
・しっかり入浴し体を冷やさない
・バランスの取れた食事をする

カルニチンの効果は、あくまでもダイエットをおこなう際のサポート役の一つだと考え、基礎代謝を上げることを優先しましょう。


5 カルニチンの効果を上げるために一緒に摂るべき栄養とは?


カルニチンと相互作用のある、アルファリボ酸、コエンザイムQ10といったサプリメントを、一緒に摂取するのがおすすめです。

この2つの栄養素は、ミトコンドリアがエネルギーを生成する際の働きを助ける補酵素で、また片方だけでは効果がありませんので、摂取する際にはセットで摂取する必要があります。

また食事で摂取することが難しいため、不足しがちな栄養素でもあります。

さらにこれらのサプリメントも、ただ飲むだけでは十分な働きはできませんので、栄養バランスの取れた食事をきちんと取った上で、補うことが必要です。


脂肪燃焼ダイエットとカルニチンの効果についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

脂肪を燃焼させる栄養素として、注目を集めているカルニチンですが、カルニチンが脂肪を燃焼させているあるわけではありません。

食事で摂取された栄養素は、体内の細胞内にあるミトコンドリアによってエネルギーに変換されます。

しかしそのままでは細胞内に入ることができないため、その橋渡しとしてカルニチンが働いているのです。

そのため、ただカルニチンを摂取するだけではダイエットの効果は得られません。

摂取するタイミング、そして十分な栄養と適度な運動をおこなってはじめてカルニチンの働きが活発になるということを忘れないようにしましょう。

まとめ

カルニチンの効果を活かして脂肪燃焼ダイエットを成功させる5つの方法

1 カルニチンには体に良い4つ働きがある
2 カルニチンは肉・魚・野菜に含まれている
3 カルニチンは食事前と運動前が最適
4 カルニチンはダイエットをサポートしてくれる
5 カルニチンとアルファリボ酸、コエンザイムQ10を一緒に摂取するのがおすすめ


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