肩こりの原因が内臓不調にある場合のツボ押しでの改善法6つ

肩こりの原因は内臓不調!ツボ押しで改善する6つの実践法

肩こりの原因が内臓不調にある場合のツボ押しでの改善法6つ

長時間のデスクワークや毎日の家事仕事などで肩こりに悩まされている方はとても多いです。

ずっと同じ姿勢で作業をしている人ほど肩こりになりやすく、慢性的な肩こりに悩まされることもあります。

ところがこの肩こりには疲れからくるもの以外に、体の異常を伝えるサインでもあるのです。

疲労が原因で肩こりに慣れてしまい、休めば治ると油断していると取り返しのつかない事態になってしまうことだってあり得ます。

そこで今回は、内臓不調に起因する肩こりの原因とツボ押しで改善する具体的な方法をご紹介します。


肩こりの原因が内臓不調にある場合のツボ押しでの改善法6つ


1 内臓不調に起因する肩こりとは


肩こりの原因の多くは、デスクワークや重いものを持つなどの筋肉の緊張や血行不良からくるものです。

特に加齢による筋肉や骨の衰えで、中年以降は肩こりになりやすい傾向にあります。

筋肉疲労による肩こりは、いわゆる肩もみやツボ押すことで筋肉をほぐし改善させることが可能です。

それでは筋肉の疲労以外での肩こりの原因は何なのでしょうか?

それは内臓の不調による肩こりです。

次に内臓不調による肩こりについてご説明します。

内臓不調による肩こりの原因

  • 肝臓障害
  • 胃腸障害
  • 肺の病気
  • 心臓疾患

内臓疾患によって起こる肩こりには、これらの疑いがあります。

これらが原因の場合は通常の肩こり以外に次の症状が見られます。

  • 継続的な疲労感
  • 動悸や息切れ
  • 頭痛やめまい
  • 手足のしびれ
  • 背中の痛み

内臓不調による肩こりの場合にはこれらの症状を伴うものが多く、いずれも重大な病気を抱えている恐れがあります。

もしも肩こりが酷い場合やこれらの症状が見られるときは、早急に医者に診てもらってくださいね。


2 左右の肩こりでわかる内臓不調


肩こりには内臓の不調によるものも存在し、それはいずれも危険信号である場合が多いのです。

そして左右別々に感じる肩こりで、大体どのような内臓不調なのかも判断できてしまうのです。

右肩と左肩それぞれに感じる痛みでどのようなことがわかるのかご紹介します。

右肩の肩こりでわかる内臓不調

  • 肝硬変
  • 肝炎
  • 脂肪肝

右肩の肩こりには、主にこれらのような肝臓の病気が挙げられます。

正確には背中より右側の肩甲骨や右肩よりになりますが、右側に痛みを感じたときはこれらの病気を疑うべきでしょう。

左肩の肩こりでわかる内臓不調

  • 心臓疾患

左肩の肩こりには、狭心症や心臓病などに挙げられる心臓疾患の恐れがあります。

こちらも左側の肩や背中に痛みがあるのが特徴で、背中全体の痛みに及ぶこともあります。

狭心症の疑いがある方は、心筋梗塞を引き起こす恐れもあるので、左肩や背中に痛みを感じる方は要注意です。

肩だけでなく、痛みが背中に及ぶ方は肺炎や胃腸、腎臓や膵臓の疾患の恐れもあるので、痛みが酷い場合はそのまま放置せずにすぐにでも医者に診てもらってください。

特に腎臓疾患の場合は、激しい肩こりの痛みに見舞われるのが特徴的です。


3 内臓機能を改善させるツボ押し


肩がこったときには、肩もみで改善を図る方が多いことでしょう。

疲労や血行不良による肩こりの場合は、原因が内臓にあるので肩もみなどでは効果は薄いものです。

そこで内臓不調による肩こりの解消にはツボ押しが効果的です。

疲労回復にも効果があるツボ押しですが、内臓不調改善にも効果を発揮してくれます。

しかしながら、ただ押しているだけでは効果が出ないものや、効いているのかわかりにくいものもあります。

正しいツボ押しを行えばこのような効果が見込めます。

ツボ押しによる効果

  • 血行促進
  • 内臓機能の正常化
  • ホルモンバランスの安定化
  • 免疫力アップ

ツボにはいくつもの神経が集中しています。

そのためにツボを押すことで痛みを感じたりするのは神経に何らかの不調を示す反応なのです。

ツボの神経を刺激することで中枢神経から脳に伝わり、内臓や神経に働きかけます。

正しいツボ押しで神経を刺激することで内臓機能の改善を促しましょう。


4 右肩のこりに効くツボ押し


ツボ押しは神経を通し脳に伝えることで、内臓機能を正常に働きかけます。

さらにツボ押しには、疲労回復効果や自律神経の安定化など様々な効果があり、相乗効果も見込めます。

肩こりに有効なツボ押しですが、どれでも押して良いと言うわけではありません。

右肩にこりを感じるときはこちらのツボ押しを試してみましょう。

肝臓に効くツボ

右肩と肝臓の不調疲れに効く手のツボ

老宮(ろうきゅう)

掌の中心のくぼみにあるツボで、肝機能を高めます。

陽池(ようち)

手の甲側の手首よりやや左側のくぼみにあるツボで、肝臓の血行を促します。

肝臓のコンディションを整える背中のツボ

肝兪(かんゆ)

肩甲骨と背骨の衷心よりやや腰よりにあるツボで、肝臓のコンディションを整えます。

弱った肝臓機能の回復に効果のある大衝

大衝(たいしょう)

左足の甲の親指と人差し指の間にある骨の合わせ目の部分のツボで、肝臓の不調やストレスや不眠を改善します。

手足にあるツボを押すことで改善効果が期待できます。

少し強めに押して圧力を感じるくらいの力で押すのがコツです。

ツボを押したときに痛みを感じるときは何かしらの不調がある証拠です。

これらのツボを押して痛みがあるときは、肝臓に何らかの不調が見られますので、早めの改善や診断をおススメします。


5 左肩のこりに効くツボ押し


左肩にこりを感じる場合は、心臓に何らかの不調がある可能性があります。

その場合は普通に肩もみをしても改善されるとは限りません。

心臓の不調に対しても、やはり効果的なツボ押しが存在します。

それでは左肩にこりを感じたときは、こちらのツボ押しを試してみてください。

心臓に効くツボ

動悸や心臓への精神的負担を軽くする手のツボ

神門(しんもん)

手首の内側の小指側にある骨の先端の縁にあるツボで、動悸や心臓への精神的負担を軽くするツボです。

動悸やストレスに効果のある背中のツボ

心兪(しんゆ)

背骨の山の5,6つ目の山の間から指2本分の谷にあるツボで、動悸やストレスに効果があります。

心臓に効くツボのほとんどが動悸やストレス解消に効くものが多く、自律神経を整えるツボが豊富です。

精神的負担は心臓への負担にも繋がりますので、これらのツボ押しで心を軽くするのも大切です。

ストレスを抱えたときこそ、これらのツボを試してみてくださいね。


6 肩こりだけではなく内臓不調に関係のある背中のこり


内臓の不調の信号は、肩こりだけに限ったものではありません。

例えば、背中の痛みはこりや外傷以外にも、腎臓などの不調なども挙げられます。

背中に痛みやこりを感じたときは、これらの病気を疑ってください。

背中のこりで疑いがある病気

  • 膵炎
  • 胃炎
  • 胃潰瘍
  • 狭心症
  • 心筋梗塞

このように背中のこりにも内臓不調の危険信号が見られます。

これらのツボ押しは、右側か左側かで肩こりの時と同様のツボである程度の対応ができますが、ツボ押しだけで緩和できるような軽い病状ではないものが多いので早急な医師の診断が必要です。

狭心症と心筋梗塞は左の肩にこりを感じたときにも疑うべき病気ですが、この二つは痛みが背中にも広がります。

もし左肩と背中の同時にこりを感じるときは、病院で診てもらうべきでしょう。


さて、『肩こりの原因が内臓不調にある場合のツボ押しでの改善法6つ』はいかがでしたか?

肩こりはただの疲労だけではなく、内臓の不調や異常を伝えるための信号でもあるのです。

内臓不調改善のためのツボ押しは、肩とは関係のない場所のツボを押すことがほとんどですが、正しいツボ押しを行えば肩こりが解消することもあるのです。

ツボ押しには疲労回復効果もあり、精神的にリフレッシュすることもできます。

しかしながら、深刻な病気の場合は一時的に回復したとしても根本を治さないといけません。

決して放置などせず早めの診断治療に努めてくださいね。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

肩こりの原因が内臓不調にある場合のツボ押しでの改善法6つ

1 内臓不調に起因する肩こりとは
2 左右の肩こりでわかる内臓不調
3 内臓機能を改善させるツボ押し
4 右肩のこりに効くツボ押し
5 左肩のこりに効くツボ押し
6 肩こりだけではなく内臓不調に関係のある背中のこり


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